【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第13話  弁護士にいろいろ質問してみた!

前回から引き続き、弁護士との会話です。 労働審判か訴訟か 俺:たしか労働審判の方が費用が安くて解決も早いんですよね?何故2人の件は初めから訴訟にしたんですか?弁護士:確かに訴訟よりは費用は安く済みます。ただ解決のスピードについては労働審判を…

第12話 弁護士事務所に行ってみた

近況としては、労働基準法違反で会社を刑事告訴してきたのですが、告訴状とその証拠書類の準備に時間を費やしていました。無事受理されたのでブログ再開です。 では、これまでの続き! 弁護士事務所へ この時点ではまだ会社と話し合いで解決することを目論ん…

大義は無駄だが役に立つ

働きながら会社と労働条件について交渉する。労働組合があればまだしも、中小のワンマン企業であればこれは現実的には結構難しいことだ。「未払いの残業代を請求する。」当たり前のことを言うが、これは本来貰うべきものだったのが未払いだったので払って下さ…

第11 話 会社からの回答書

今回は早速、第10話からの続き。 質問書に対する会社からの回答質問書に対する会社からの回答が来たのは8月末のことだった。解雇になる約40日前である。営業会議の場で書面が配布され説明があった。平成28年8月〇日「雇用契約書に関する質問書」に対する…

労働実態と事業場外みなし労働時間制について分かりやすく

こんばんは。元社畜です。 早速ですが、今日は労働実態と事業場外みなし労働時間制について書きます。 労働実態 労働者から残業代未払いを請求されて訴訟や労働審判などになった場合、会社側が争点としてくる典型、セオリーともいうべきなのが労働実態や事業…

近頃何かと話題の固定(定額)残業代制度とは

どうも元社畜です。 今日は最近巷でも話題の固定残業制度(定額残業代制度)について描きたいと思います。 固定残業代制度とみなし労働はよく混同されますが意味合いはちょっと異なります。固定残業をみなし残業とか言って誤用しているケースは多いと思います…

第10話 会社に質問書をぶつける

こんばんは。元社畜です。リアルタイムでは、もう1週間ほどで第1回目の裁判期日がやってきます。ワクワクしています。 では前回の続き 質問書作成 労働基準監督署に頼るのはやはりまだ働いているという中では厳しいという現実を突きつけられた。 とりあえ…

第9話 労働基準監督署の壁

こんばんは、元社畜です。今日は労働基準監督署のお話です。労働基準監督署はいわば労働問題における警察署みたいなところです。労働基準監督署は今もいろいろとお世話になっていますが、最初の対応には行政の壁というものを痛感しました。では、前回の続き…

第8話 仲間は数より質である。

前回の続き。 作戦会議 俺:取り返してきたよ!翌日、松田さんと磯野に雇用契約書を取り返したことを報告。もちろん2人もまだ提出していない。磯野:で、どうする?これから?俺:俺はまだ請求すると心に決まった訳じゃないんだけど、一応前向きに考えるこ…

第7話 雇用契約書を奪還する

こんばんは。元社畜です。来てくださってありがとうございます。 松田さんと磯野 前回のお話では登場人物が増えましたので、ここで整理しておきたいと思います。 (ちなみにもちろん仮名) 磯野くん 設計営業部の同僚。2歳年下。社歴は元社畜より1年長い。歳…

ちょっと余談 失業保険の仮給付の話

こんばんは。元社畜です。 1月19日は失業保険の第2回認定日でハロワークに行ってきました。裁判で解雇が無効になれば、解雇が無効になった日までずっと働いてたことになりその間の給料も発生するという状況なのですが、現状収入が無いので仮給付という形で…

第6話 雇用契約書の罠

どうも、元社畜です。 リアルの時系列に追いつくまでにはどんどんブログ更新をしなければ( ̄▽ ̄;)ここで記事に移る前におさらいも兼ねて、もう少し自分のことを明かしておきたいと思います。 筆者 HN :元社畜(文章中は俺、俺さん、俺君) 性別:♂ 年齢:30代…

第5話 過半数代表者になっちゃった。

さて、労働基準監督署からの是正勧告で、会社がついに動きに出ることになります。 労働者の代表 労基署の調査が入り数日後、俺が外回りを終え本社に戻ると待っていたように総務部の課長と直属の上司である営業部の部長が声をかけてきた。 「まあ、建前みたい…

第4話 突然の転機

2016年7月転機が訪れる。 労基署がやってきた。 会社に突然、労働基準監督署の調査が入った。以前会社を辞めた後輩社員2人が労働基準監督署への申告をし、内容証明にて未払い残業の請求をし、弁護士を立てて訴訟の準備をしているらしい。調査の結果、労働基…

第3話 社内評価に価値は無い。

増える残業 最初の1年はあまり成績は良くなかったが、頑張りは周囲も認めるところであったと思う。 2年目は順調!!そこそこ契約も取れ、社内での評価もどんどん上がっていく! お客様の喜ぶ顔にやり甲斐も感じるようになった。任される仕事も増え、比例して…