はじめての期日
ついに第1回期日がやってきた。
弁護士を立てているものの出来る限り出席するつもりだ。
傍聴では無く、参加できるのでもちろん発言も可能です。
やりとりは以下の通り。(記憶で書いていきます)
書記官と裁判官が入室して一礼。
裁判官:それでは始めます。今回から新たに御三方分訴状出てますね。それについて被告から答弁書が出ておりますが、それぞれ陳述でいいですね?
原告代理人:はい、陳述します。
被告代理人:陳述します。
裁判官:原告被告代理人も同じですし、新たに解雇もありますが、未払い残業代請求は5名同じで、解雇も未払いに絡んできますので、5名同一期日で審理していくことで考えていますがよろしいですね?
原告代理人:はい。
被告代理人:結構です。
裁判官:では、同一期日で進めるということで。続いて、提出書証の確認していきます。
確認作業が続きます。
裁判官:原告俺さんについて、甲21号証まで出てますが、甲1甲12甲13甲14の2が原本、あとは写しを原本に代えて提出ということでいいですね?
原告代理人:はい
裁判官:被告代理人も確認よろしいですか。
被告代理人:はい。確認しました。
裁判官:では甲21号まで提出とします。
被告からは乙1号証、休日カレンダーのみ。写しを原本に代えて提出ということですが、原告代理人もいいですね。
原告代理人:はい。
裁判官:では証拠確認終わりました。代理人から何かありますか?
原告代理人:休日カレンダーなんですけど、法定休日と所定休日の区別がないので、法定休日と週の初めを明らかにしてほしいのですが。それによって計算若干変わってきますので。
裁判官:被告代理人出せますか?
被告代理人:会社に確認してみないと。
裁判官:おそらくきちんとそういう決まりないでしょ?ハッキリしないですが、そこは金額変わってきても少額だと思うので、慣例的に原告側も控えめな請求ということで一番少ないところで決めるというのも一つだと思いますがいかがでしょうか。
原告代理人:最終的にはそうしますが、出せるようなら出していただきたいです。
俺:これは以前からずっと求めていることですよね?
被告代理人:口頭で言われても忘れてしまうので、書面で求釈明出してください。
原告代理人:求釈明出します。
裁判官:では今後の進め方ですが、まず被告代理人に新しく訴状出された御三方について詳しい認否出していただくのと、先の2名に対しても何か次回までに出せそうですか?
被告代理人:御三方の認否は次回までに、まあほぼ前の2人と同じような内容になりますが。それ以上はちょっとなんとも。
労働実態については日報も精査が必要ですし。やり方もどういうやり方をすればいいか検討してますが。何せ5人になったので。とりあえず1名分だけ進めるとか。あとは大体同じ主張になってくると思いますので。
裁判官:1名分だけなら出せますか?
被告代理人:次回までに間に合うかは分かりませんが進めます。
俺:それも前回から同じじゃないですか。前の二人についてももう4ヵ月以上経ってるじゃないですか。それでまだやり方をどうすればいいかとかこれから日報精査するとかどうなんですあ。
私の事件でも2ヵ月前に訴状出してるのに、認否は追って出しって話ですし。結局次回出てくるとして、こちらの反論出せるのが次次回ですよね?もっと進行を早めていただくようにしていただかないと困るんですけど!解雇されてて仕事も出来ないわけですし!
(言ってやった)
裁判官:解雇の件は早めに解決すべきとは裁判所としても思いますが、残業代については特に事業場外みなし労働は大事な争点になりえますから。皆さん営業なんですよね?社会的な影響や今働いてる方への影響もあると思いますのでそこは慎重に考えないといけない、だから被告側にもしっかり時間を与えて主張を出していただきたい。
(諭されてたぁw営業だからみなし労働も当然という考えの裁判官なのか?)
俺:それは、理解していますよ。必要以上に時間をかけられるのは問題だということです。
被告代理人:まあ、訴状に対する認否は早めに出しますし、だんだん前の2名に追いつくようにしていきますから。
裁判官:では御三方の認否と、なるべく残業代について詳しい反論を1名分だけでも。次回期日ですが、3月の1週目あたりいかがですか?
被告代理人:ちょっとこの週はたて込んでますのでもう少しあとになりませんか?
(くっ、早くやるって言った舌の根も乾かないうちに...)
裁判官:では、3月〇日でどうでしょう?
被告代理人:はい。大丈夫です。
原告代理人:はい。
つづく
次回の題目は未定ですが証拠書類についてそろそろ紹介?説明しようと思っています。