俺の尋問編は今回で終結です。
前回の続きで、原告側補足尋問と裁判官質問となります。
特に裁判官からの質問は、裁判官が何を重要視しているか、立証が不十分な部分、嫌疑をもっている部分を知る機会になります。
そこを踏まえたうえで次の尋問者で、双方の代理人は裁判官が知りたいと思う答えを出すため、あるいはぼやかすために、質問を工夫する必要がありますし、尋問を受ける側も答えを考えることになります。
ではでは、
裁判官:反対尋問終わりました。原告代理人何かありますか。
裁判官:どうぞ。
原告代理人:先ほど、裁量とかみなしとかちょこちょこ言っていたという話がありましたけれども、具体的な話は全然聞いてなかったと。
俺:聞いてなかったですし、言ってるご本人もそういう法律の詳しい事分かっていなかったんじゃないかなと思います。
原告代理人:実際に支払われていなかったのでそういう仕組みなんだと。
俺:何か支払わなくていいような、仕組みに組み込まれているんだろうなと認識していました。
原告代理人:労基署が来てからそういうことは間違っているんだと分かったわけですね。
俺:会議で社長が今までの考え方は間違っていたとおっしゃられていましたし、改めて自分で勉強して、これはどうも残業代が発生しているなと。
原告代理人:日報についてですが、
以下省略 (日報の書き方、どれぐらい詳しく記入していたかなどの確認。)
原告代理人:終わります。
裁判官:裁判所からいくつか質問します。喫煙のことを聞かれていたんですが、今回の原告の皆さんはたばこは吸われるんですか。
俺:全員ではないですけども。私は当時吸っていました、禁煙してた時期もありましたけど。
裁判官:後藤部長が展示場に足を運ぶ曜日ですけど、週のうち3日ぐらいって言われていたと思うんですが、特に何曜日が多いとかあるんですか。
俺:これは本当に不定期です。
裁判官:土日祝日が多いということでは。
俺:土日祝日はもちろん多いと思います。
裁判官:ワンオペの日にも来たりということは。
俺:それはないです。
裁判官:刑事記録を見ると日報の他に、週間予定表みたいなもの出されていたって話もあるんですけどこれについては。
俺:週間予定表と、あと月度重点報告書という月の予定も出していました。
裁判官:これはいつ出すとか決まっていたんですか。週間予定表。
俺:途中で変更があったと思うんですけど、月曜日か火曜日に出していたと思います。あっ、いえ、日曜日か月曜日だったと思います。
裁判官:木曜日の会議とは特に直結したものではないんですか。
俺:週間予定表を使うこともあったと思います。動き方とかそういったものは後藤部長から指示されたりとかあったと思います。
裁判官:どのくらい具体的な内容が記載されていたんですか。
俺:訪問先と時間、アポが入っている予定とかそういったことです。
裁判官:分かりました。それでは、お昼になりますので一旦休廷し、午後から再開したいと思います。
次回からは、磯野の尋問編になります。
磯野本人が記事書くかも。てか書く予定。次回はついに第100話ですし。