【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第120話 残余財産

今更ですが、明けましておめでとうございます。
年明けてからなにかとドラクエウォークのレベル上げいろいろ忙しく更新が止まっておりました。
 
書いてきます。
 

自己破産申請準備に入っているぐらいなので、キャッシュはあまりないのかもしれないが、被告会社は駅前のわりと良いところに賃貸収益がある不動産を複数所有していたし、これから分譲、販売するために仕入れた土地なんかを持っていた。

本社事務所も土地建物は自己所有だ。
 
だいたい把握しているので、不動産登記情報を取ってみることにした。
 
借入するのに金融機関に担保提供していればある程度負債も分かるかもしれないし、税金や、金融機関への返済が滞っての破産準備であればすでに差し押さえの登記が入っている可能性があるので虚偽の倒産ではないことも確認できるという考えだ。
 
 
登記情報は今時は法務局に行かずともクレカ決済でインターネットで簡単に取得できてしまう。
 
分かる範囲であらかた取ってみたが、全ての物件にそれぞれ一つずつ根抵当権が付いていた。
 
ここで担保や抵当権というものを簡単に説明しておくと、
抵当権とはお金を借りてお金が返せなくなったときに家や土地を競売にかけて、お金に変えて返済するというものです。 
根抵当権は極度額という金額の上限をきめておいて、その範囲内で何度も借りられるものです。
 
 
極度額を合計すると、新聞報道の負債額に何億か足りないが近いところなので、報道の負債額はこれを根拠にしているのかなと思った。
こちらが把握できていない不動産がまだ数個あるのだろう。
一つの借入に対して複数の物件を担保に入れていれば、共同担保担保目録付きの登記情報を取れば芋づる式で所有不動産が分かってくるのだが、一つの物件に対して一つ借入を起こし、その物件だけ担保に入れるという方法をとっていて全く追うことが出来なかった。
 
極度額はあくまで上限なのでいっぱいいっぱい借りているということはないだろうし、被告が所有している不動産価値を考えると、全ての不動産を任意売却(競売だと一般的に安くなるので、金融機関の合意を得て市場で売ること)で換価すればひょっとしたら借入を完済しても残余が出るかもしれない。
 
まだ諦めない、逃がすつもりはない。ぺんぺん草も生えないとこまで追いつめる。
 
 
ついでに会社の商業登記も取り直したのだがそこには不可解な点が。
 
次回に続く。