【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第133話 判決第4項 訴訟費用

遅れていた手当分については、支払日までの遅延損害金利息をきっちり支払ってもらうこととしたく。そして後日、日割の遅延利息含めて振り込まれた。回収もきっちりできたし、今回の俺達の裁判はついに幕を閉じた。と、思ったのだが、弁護士の先生から提案が…

第132話 被告からの振込

それからさらにひと月が経ち、ようやく被告代理人弁護士から、源泉徴収金額の計算表が届いた。判決での認容額に遅延損害金を加えた金額から過年度分の「差引未納所得税合計」の合計額を控除して、こちらに支払う(認容額に遅延損害金を加えた金額よりも差引…

第131話 控訴はしないらしい

判決から約10日ほど経ち、被告は控訴をせず弁済する方針であること、源泉徴収額を計算中であること、被告代理人から先生に話があったそうだ。判決前にされた一部弁済額は源泉徴収なしで支払われたため、一部弁済額と今回の判決で支払いを命じられた金額と…

第130話 判決についてのまとめの考察

前回載せた判決についての感想、分かった事を書いていきます。争点⑴ア 実労働時間-終業時間・タイムカード最強。知ってた。けどやっぱり強い。タイムカードの推定を覆すのは難しい!あとタイムレコーダー(打刻機)の配置図を書いて証拠提出し不正打刻できな…

第129話 判決!

判決期日当日は一般的には誰も出席しません。判決書は当日に受け取れないし、判決理由も分からないためです。通常は、当事者が誰もいない法廷で、裁判官が主文を読み上げて終了です。 判決言い渡しが終わった頃、書記官に主文の内容を電話等で確認するそうで…

第128話 終結へ。最後の弁論準備手続き

そしてまた、破産申立されることなく、一月後に期日はやってくる。 以下、弁護士さんからの報告。 本日の期日について、ご報告いたします。◎出席者裁判官書記官原告代理人被告代理人◎書面被告側からの準備書面いずれも陳述◎やり取り原告代理人:今回の被告の…

第127話 給料もらったらまず充当しよう

こちらの弁済充当に対する反論らしき書面が届いた。 被告準備書面(13) 残業代計算ソフトにより原告は残業代を請求するものであり、同ソフトでは各月毎に基礎時給、残業時間、残業代、既払残業代、未払残業代、及び退職日までの遅延損害金を原告・被告が…

第126話 債務超過じゃなかった件

被告の破産手続きの申し立てはされることなく予定通り期日はやってきた。今回も俺自身は出席していないため、以下、弁護士さんからの報告です。 期日についてご報告いたします。◎出席者裁判官書記官原告代理人被告代理人◎書面先日メールしました準備書面を被…

第125話 骨抜き

コロナも少しずつ落ち着いてて、出口が見えてきましたね。気を抜かずにもう少し我慢、辛抱していきましょう。 では、前回のつづきから。 期日後しばらくし、裁判官から回答するように要求のあった事項に関し、被告が準備書面を出してきた。 被告準備書面(1…

第124話 破産手続開始決定された場合

累計100,000PVを超えました。 多くの方に見ていただき感謝です。 次の期日に向けて弁護士さんと今後について電話で確認していると一つ新たな懸念が出てきた。 それは裁判中に相手方が破産申請し破産手続き開始決定が出ると一旦裁判が中断してしまうとのこと…

第123話 任意売却と組入金

破産手続きや任意売却の実務っていうのは不勉強で詳しく知らなかったのだが、よくよく調べると面白いことが分かった。 債務者が破産をすると、債務者の財産は破産財団の管理下になる。不動産がある場合は不動産も破産財団の管理下で処分される。 破産財団を…

第122話 事実上倒産当日の様子と受任通知書

後輩だった従業員に連絡を取った。俺:(事実上)倒産しちゃったね。後輩:はい、これで次に進めます。俺:いつから聞かされてたの?後輩:当日です。倒産した日の夕方、社長がみんな集に書いてから説明したみたいです。たまたま休みとっていたので夜に社長…

第121話 不可解な役員変更

商業登記を取得したところ、不可解な点があった。破産手続準備として会社が営業をやめる約半月前に、後藤部長とカスタマー課の部長を取締役に就任させる登記がされていたのである。女性の経理担当者も監査役に就任していた。半月後に営業を辞める会社なのに…

第120話 残余財産

今更ですが、明けましておめでとうございます。 年明けてからなにかとドラクエウォークのレベル上げいろいろ忙しく更新が止まっておりました。 書いてきます。 自己破産申請準備に入っているぐらいなので、キャッシュはあまりないのかもしれないが、被告会社…

第119話 2つの悪

次の日、新聞紙面に小さく、営業を停止し破産申請の準備に入ったことが載った。まずは一部弁済を任意に受け取っておいて本当に良かった。供託させて受け取り拒否してたら最悪取り下げ(取り戻し)される可能性もあったわけだから危なかった。投資なんかで例…