【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

『パパの退職金請求』第5話 宣戦布告するパパ

早速、内容証明の作成にとりかかった。 自分の事件の時に先生が作ってくれた通知書を参考にした。 ざっくりとした文章自体は概ね1時間ぐらいで出来たが、添削や校正に倍以上時間がかかった。 末期株式会社 代表取締役 誤魔貸 太郎 殿 通 知 書 前略 第1 は…

『パパの退職金請求』第4話 机の上のパパ

机上の計算ということが言いたかっただけなのですが、タイトルが某ジブリ映画みたいになってしまいました。 それでは、計算上いくらもらえるのか、退職金規程に照らし考えてみましょう。 まずはパパの持っていた退職金規程。 A基準かB基準か まず引っかかっ…

『パパの退職金請求』第3話 給料減額され続けていたパパ

本編が一区切りついたら、タイミングよくスピンオフがはじまり、このブログにフィクションの疑いがかけられているとかいないとか^^; 生きて〜る♪生きている〜♪(BGM) まぎれもなくノンフィクションです。 『パパの退職金請求編』 第3話いってみましょう。 …

『パパの退職金請求』第2話 もう二度と会社に行きたくないパパ

週末、話を聞きに嫁さんの実家へ。嫁:なんで言ってくれなかったの。私、たまたま従兄弟とLINEしてたらパパが退職するって聞いてびっくりしたんだからね。パパ:いやー、以前から辞めたい気持ちもあったし、辞めてから退職金を請求するとかすればいいかなぐ…

『パパの退職金請求』第1話 解雇されちゃう!私のパパ!

突然ですが、今回よりスピンオフ? 『パパの退職金請求』編がスタートです。 ある日の仕事中、我が嫁さんから1通のメッセージ。 嫁:私のパパが会社を整理解雇されるらしい。俺:え?お義父さんが?大丈夫なの?断固拒否した方がよくない?嫁:ずっと前から…

第141話 フィクサー

時は第4話「突然の転機」に遡る。会社に突然、労働基準監督署の調査が入った。以前会社を辞めた後輩社員2人が労働基準監督署への申告をし、内容証明にて未払い残業の請求をし、弁護士を立てて訴訟の準備をしているらしい。調査の結果、労働基準監督署は会社…

ブログ名変えたい。

こんにちは、当ブログ主の元社畜です。 今回は挨拶からはじめてみました。 このブログも3年半以上続けてきて記事数が150件になりました。 少なっ!って思うかもしれませんが、振り返るとうわー、結構書いたなーって感じです。 最初の方の記事を読み返し…

第140話 納税者の意地とプライド

裁判資料を持参し税務署へ。税務職員:会社の源泉徴収票に誤りがあるとのことですが、こちらとしては会社から出されたものを正しいものとして、処理するしかありませんね。俺:源泉徴収票が間違っていることが明らかなのに、それを分かりながら処理するって…

第139話 源泉徴収票が間違っていた。

1ヶ月程度で、平成27年度、平成29年度分の所得税の還付額が振り込まれた。平成28年度分は単に確定申告ではなく、確定申告の更正の請求なので手続きが少し違い時間がかかっているのかなと思っていたところ、税務署から連絡が。平成28年度当時の確定…

第138話 たいていのものは代用がきくものだ

早速、27年度の年末調整書類の件を先生に相談し、管財人に確認してもらった。 しばらくして先生からメールが来た。平成27年分の年末調整資料の件で、管財人代理の弁護士から回答の電話がありました。管財人は平成27年分の年末調整資料を保管していないと…

第137話 あなたが提出した年末調整書類は税務署には提出されていませんよ

税務職員:できますよ。確定申告の更正の請求をしていただけば、修正し適用して還付する金額がある場合は還付することになりますね。俺:出来るんですね!やります。税務職員:では平成28年度については更正の請求ということで後で手続きしましょう。平成…

第136話 住宅ローン控除のやり直しはできるか

税務署の窓口で事情を軽く説明し、確定申告担当の職員を呼んでもらう。税務職員:俺さんですね、お話伺いますのでこちらにどうぞ。俺:よろしくお願いします。裁判で争って2年分の未払い賃金を回収したのですが、年度としては3年度に跨がるため平成27年…

第135話 年調未済

時間がかかったが、破産管財人から平成27年度、平成28年度、平成29年度分の源泉徴収票が届いた。未払い残業代は過去分の給与の支払いであるため、税法上は本来払われるべき年の所得となる。(所基通36-9)未払い残業代の支払いにより過去の年度分の給…

第134話 源泉徴収票が来ない

判決確定から約3ヵ月。 被告(会社)は地裁より破産手続き開始決定を受け、破産管財人弁護士が選任された。 今後は破産管財人弁護士(実際にはこのボス弁の下でこの事件を担当するイソ弁と)やりとりしといくことになる。 判決、認容額(訴訟費用以外)の振…

第133話 判決第4項 訴訟費用

遅れていた手当分については、支払日までの遅延損害金利息をきっちり支払ってもらうこととしたく。そして後日、日割の遅延利息含めて振り込まれた。回収もきっちりできたし、今回の俺達の裁判はついに幕を閉じた。と、思ったのだが、弁護士の先生から提案が…