残業代くださいって言ったら不当解雇されたから裁判することにした【未払い残業代請求裁判ブログ】

未払い残業代請求と解雇無効確認の裁判をした元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第118話 悲報

被告は期日前にすぐさま弁済の充当方法に対する反論の準備書面を追加してきた。被告準備書面(12)弁済の指定充当について 被告は平成30年○月○日、原告代理人にメールで別紙添付の供託書を送付し、その供託書記載の内容で弁済する旨通知して、充当を指定…

第117話 咎め

一部弁済を受領後少しして、被告から準備書面が送られてきた。被告準備書面(11)1 弁済被告は平成30年○月○日、原告代理人に対して残業代及び遅延損害金を支払う旨通知し、これらの受領を求めたが原告はこれを拒絶した。そこで、被告は平成30年△月△日供…

第116話 そこまで言うなら貰ってやるか。

被告は着々と弁済供託の準備を進め、上申書と供託書の写しを送ってきた。ちなみに上申書って?準備書面と何が違うのって方もいるかもしれないので説明しておきます。訴訟の一方当事者が自己が求める判決を得るための主張を文書にしたもので訴訟法に定められ…

第115話 弁済の充当

とりあえず、弁済供託無効の主張を裁判所に提出した。上申書第1 和解提案として原告は、被告上申書記載の金額での和解を受け入れるつもりはありません。原告としては、判決を求めます。 第2 弁済の申し入れとして被告は、上申書記載の金額を弁済供託する可…

第114話 一部弁済供託と付加金

弁済供託を無効にすることはできないだろうか。いろいろ調べてみると、弁済供託は原則として債務全額であることを要すること、履行遅滞にあるときは遅延損害金も併せて供託すること、全額でない場合には当該一部についても弁済の効果は生じない(不足額が僅…

第113話 弁済供託

尋問期日のあと裁判官から心証を開示されよほど厳しいことを言われ、分の悪さを完全に理解したのか、ここにきて被告が和解と一部弁済を申し入れてきた。以下、先生からのメール↓被告弁護士から、弁済をしたいので口座を教えてほしいとの書面が届きました、ご…

第112話 時間外労働と法内残業。

先回からのつづき。先生からのメールを解説します。その前に前提として、残業には、「時間外労働」と「法内残業」があります。 「時間外労働」は、労働基準法で定められた労働時間(原則は1日8時間、1週40時間)を超えて行われた残業のことをいいます。…

第111話 営業停止当日の様子と請求額の拡張

3日間の営業停止期間どうだったかというと、想定以上に社内の反発が強かったのかモデルハウスは結局休業になりました。本社にて、3日間会議室に皆でこもり、それぞれのアイデアで広告チラシのデザインをつくり、それを発表し合うということをやったそうで…

第110話 展示場閉めますか?それとも会社閉めますか?

後日、内通者の元に、行政からメールが再度届いた。『複数の問い合わせがある事から行政庁としては会社の認識が甘いと感じざる得ません。許可取消しは行政庁としても不本意ですので改めて社長へ認識の確認を行います。その際、個人名は隠して社員より問い合…

第109話 やる気MAXブラックです。

営業停止が決まり内通者からメールが来ていた。社長から従業員に送られたメールが添付されていた。皆様へお知らせ今朝の朝刊記事の通り、3日間の営業禁止処分となりました。業務禁止ではなく営業停止です。モデルハウスも本社も施工現場も普段通りです。具…

第108話 処分は忘れた頃に

証人尋問から2日後、松田さんから一通のLINEが。松田さん:被告会社が3日間の営業停止処分になるそうです。な、なんだとΣ(・□・;)一体何をやらかしたんだw懲りねえな!当局のホームページには処分についてのお知らせが。確認してみる。下記のとおり建設…

第107話 告白

しばらくして、書記官に呼ばれ被告側と入れ替わりで再度入室。裁判官:被告には厳しいことも言って、原告側の要望は伝えました。さすがに満額近い金額というのは難しいけども、どういった提示が出来るか検討させてほしいということで。原告の皆さんは判決を…

第106話 ファイナルアタック

証人尋問に引き続き、弁論準備期日(非公開)裁判官:先ほど、本日で口頭弁論終了の旨伝えましたが、後藤部長と社長の尋問は、裁判の便宜上、とりあえず俺さんの事件での採用としております。そのため、後藤部長と社長の尋問調書を作成したあと、他4名様の…

第105話 証人尋問終了!

また間隔が空いてしまい更新待っていた方すいません。令和最初の更新になります。GWはしっかり休めましたか?では、続き書いていきますね。裁判官:被告代理人から他にありますか。被告代理人:社長がスポットだよとおっしゃった携帯メールのやりとり、社長…

第104話 社長の反対尋問

社長への反対尋問書いていきます。原告代理人:まず刑事記録についてお聞きします。刑事記録については真実を述べたということでよろしいですか。社長:述べたというより、担当官が書いたのを認めたってことです。原告代理人:甲58号証ないし甲60号証示…

第103話 社長の主尋問

社長の証人尋問です。主尋問一気に書きたいと思います。宣誓の描写は割愛しますね。では。被告代理人:原告の皆さんがこの会社に入るとき面接をされておりますね。社長:はい。被告代理人:これは社長がされてるんですか。社長:はい。被告代理人:従業員を…

第102話 松田さんの反対尋問

松田さんの尋問の続きです。反対尋問から被告代理人:残業代のことで会社に聞いたことがあるというお話があったんですけど、採用面接の時に残業代について社長に聞いたことはないんですか。松田:当然、残業代については職務に対する対価だと思いますのであ…

第101話 松田さんの主尋問

お久しぶりです。すっかり月1ブログ化しております。読者の皆様、すいませんm(_ _)m磯野に続いて松田さんの尋問。原告代理人:甲35号証示します。この陳述書は松田さんの体験した事実や考え、主張をまとめ松田さんが署名押印したもので間違いないですね。…

第100話 磯野の尋問

本ブログをご愛読の皆様、はじめまして磯野(仮名)です。以下の内容は限りなく事実を基にしたフィクションであり、実在する個人や団体に一切関係はありません。では、早速本題に移ります。 証人尋問の日の朝はとても眠かった。というのも、僕は前日の夜遅く…

第99話 俺の尋問編、補足質問と裁判官質問

俺の尋問編は今回で終結です。前回の続きで、原告側補足尋問と裁判官質問となります。特に裁判官からの質問は、裁判官が何を重要視しているか、立証が不十分な部分、嫌疑をもっている部分を知る機会になります。そこを踏まえたうえで次の尋問者で、双方の代…

第98話 俺の反対尋問。来ない二の矢。

更新遅くてすいません。続いて、被告代理人弁護士から俺への反対尋問です。早速書いていきます。裁判官:被告代理人、反対尋問どうぞ。被告代理人:まず、今、残業代を働いている間は言わなかったけども、労基署が、入ってから会社の説明が違うことに気づい…

第97話 俺の尋問編!主尋問③

ちょっと長くなってしまいますが、この回で主尋問最後まで書きたいと思います。原告代理人:訪問営業の時は移動は何でしていたんですか。俺:自家用車を使用してました。原告代理人:訪問の途中、いろいろ移動すると思うんですが、休憩なんかはしていました…

第96話 俺の尋問編!主尋問②

ちょっと更新があいてしまいました。愛読者の方ごめんなさいm(_ _)m累計PV数が50000になりました。引き続きよろしくお願いします。さて、主尋問が続きます。原告代理人:会社ルールなんですけども、こちらは周知されていたんですか。俺:周知されてい…

第95話 俺の尋問編 開始!始業時間前の朝礼してませんか?

裁判官:続いて俺さんの本人尋問ですね。まずは宣誓をしていただきます。証言台に向かいます。裁判官:注意事項は先ほどと同じです。質問者の方は見ずに前を向いて答えてください。質問者と声が重ならないよう質問者が話終わったあとに証言して下さい。では…

第94話 部長への尋問編終結!裁判官尋問と補足尋問

反対尋問が終わり、裁判官の尋問タイムとなります。裁判官がこの事件について何を重要視しているか、何に興味を持っているか、何の主張立証が足りていないかを知る数少ない機会です。裁判官:裁判所からいくつか質問させていただきます。住宅展示場にはどの…

第93話 部長への反対尋問終盤戦!もしかしてグロッキー?

原告代理人:甲第61号証示します。このリーフレットは見覚えありますか。後藤部長:もちろんです。原告代理人:訪問先が不在の場合には、このリーフレットを近隣の家に投函するように指示していましたか。後藤部長:はい、私も一人の営業マンとして現在も…

第92話 部長への反対尋問、中盤戦。

原告代理人:陳述書の4ページによりますと、会社が労働時間を管理していない、営業社員が裁量で労働場所、労働時間を決めているとありますが、それで間違いないですね。後藤部長:はい。原告代理人:会社ルールによりますと、5ページ「欠勤・遅刻・早退」…

第91話 詰めろ!部長へ反対尋問開始!

裁判官:では原告代理人、反対尋問どうぞ。原告代理人:まず、供述調書の件なんですけど、先ほど当日、長時間の対応であなたも初めてのことだったので、余り正確じゃないかもしれないといった話がありましたけど、それでよろしいですか。後藤部長:はい。原…

第90話 社内ルールは守る為にあるものではないらしい。

後藤部長主尋問つづき被告代理人:営業社員に方の具体的な仕事の流れですけど、一人のお客さんを契約とるというのが最終の目標ですよね。後藤部長:はい。被告代理人:そこに向かって具体的にどんなことを一般的にやるかというのを概略ご説明いただけますか…

第89話 残業は概念的なもの?いや具現的に起きた事象だろ。

後藤部長尋問続き被告代理人:もう少し具体的に営業社員の働きぶりを聞きます、本社なんかでは喫煙というのはどうなっているのですか。後藤部長:社内では出来ずに屋外、会社の横に喫煙所が設けられております。被告代理人:その喫煙所へ行って喫煙する時間…