近況としては、労働基準法違反で会社を刑事告訴してきたのですが、告訴状とその証拠書類の準備に時間を費やしていました。無事受理されたのでブログ再開です。
では、これまでの続き!
弁護士事務所へ
この時点ではまだ会社と話し合いで解決することを目論んでいたので、頼むか頼まないかは別にして話だけ聞いてみようという気持ちでした。
我々に先んじて請求している2人が依頼している弁護士の方が話が早いのでそこに行くことに。
(初回相談無料のところが多いと思うのでこれから労働裁判しようと思う方は、軽い気持ちで行ったらいいですよ!この手の労働裁判は過払いに代わる新たな金脈と言われているので弁護士さん的には多分超ウェルカムw)
インターホンで名前を言って事務員さんに部屋に案内されちょっと待つように言われる。
しばらく待って出てきたのは若い男性の弁護士。
挨拶を交わす。
第一印象としては、シャイな感じで一見頼りないぞ...大丈夫かな...(´・ω・`)
弁護士:双方代理や利益相反行為になると依頼をお受けできないので、調べます。氏名と生年月日をこの用紙に書いていただけますか?
なんとなく意味は分かるけど、一応どういうことか確認。
弁護士:相談をお聞きする前に例えば3人が他で会社側の立場として何か裁判や紛争に関わっているとか、事務所として今受けている依頼者と利益が相反するような事にならないかとか念のため確認しておきたいのです。
それだけの情報で調べられるんだ。なんだかこわいわぁw
相談
チェックを無事通過し本題へ。
弁護士:前の2人と同様で残業代の請求を検討されているということでよろしいですか?
俺:そうですね。まだ在職中ですが。
弁護士:あ、まだ勤めてみえるんですね。辞めるつもりはありますか?
俺:成り行き上そうなるならやむを得ないというか致し方無いとは思います。
俺:そうですね、なかなか会社に請求をしながら働くというのは実際難しいと思います。必ずしも辞めないといけないわけではないですが居辛いと思いますので。
時効も進行して過去の分が消えていってしまうので、辞めて早めに内容証明郵便で請求通知をする方が多いです。
俺:労基署が入って新しい雇用契約書を書く書かないで揉めているので、まだ会社と話し合う機会が何度かあるので和解するチャンスもあるのかなと考えているのですが。
弁護士:訴訟外で和解するってことですか?
それは難しいと思います。
前に辞められた2人ついて訴訟が提起されたところなので、今3人について和解してしまうと会社として未払い残業代について認めることになってしまいますし、その和解内容にある程度拘束されてくるので、会社についてる弁護士さんがいいとは言わないでしょうね。
俺:僕達とすれば早く払ってもらえるなら多少金額的な譲歩も考えられますし、自分達にだけ払ってもらえれば他には一切口外しないという条件で交渉できないかなと。
弁護士:それなら可能性は0では無いかもしれません。
和解に口外禁止の条項をつけることはあることですが、必ず守られるという保証は無いのでそこを会社がどう考えるか難しいところですね。
いずれにせよ訴訟外で和解をするというのはリスクがあります。
俺:というのは?
弁護士:裁判所で和解すれば、判決と同様で強制執行いわゆる差し押さえなんかが出来たりするので回収しやすいですが、訴訟外とか、例え裁判してたとしても裁判所が関与しないところで和解してしまうと強制力が無いので払ってもらえなかったり、回収出来ないという可能性もあります。
俺:じゃあ訴訟外で和解して和解内容を例えば公正証書とかにするならどうですか?
弁護士:それなら大丈夫ですが。
しかし今受けているお2人ついても交渉段階で会社から全然まともな回答が無いですからね。
通常であれば比較的早く決着がつく労働審判という手続きをしてそれでもまとまらなければ訴訟に移行するというのがよくあるスタイルですが、いきなり訴訟にしているのでなかなか一筋縄ではいかない会社だと思いますよ。
(話し合いで解決するのはなかなか難しいそうだ...。)
つづく
次回も弁護士事務所編
労働審判とは?
証拠は何を集めたらいいか?
気になる弁護士費用は?