【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第81話 ゴールまでの道筋

仕上げに向けた準備
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3月の上旬、約2ヶ月半ぶりに弁論準備期日がやってきた。


前回の期日では裁判所から原告と被告が、協議の上、ワンオペ日についてまとめた一覧表を作成し、合意書面として裁判所に提出するように指示がありました。


この間俺たちは被告から出てきたワンオペに関する資料(他の従業員の日報や出勤状況の表)を精査してワンオペの日を特定し、ワンオペ日を合意すべく被告にボールを投げた。

そして早期に証人尋問に移行すべく陳述書なるもの(これまでの裁判での主張を口述的にまとめたもの)を作成し裁判所に提出し、

未払い残業代を(法定休日割増や確定している利息を反映し)計算し直し、終局的な計算書を裁判所に提出もした。


しかしワンオペの特定につながる資料の開示以外には、被告からは何らの動きもありませんでした。

夏季休廷を見据え
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そして期日当日。今回は原告からは弁護士の先生と松田さんが出席。後ほど報告がきました。


出席者

裁判官

書記官

被告訴訟代理人

原告訴訟代理人

原告 松田

 

内容

今後のスケジュールについて以下のように決まりました。


4月下旬まで:被告が、社長と後藤部長の陳述書を提出。原告、被告両者が、尋問の人証申請。


5月某日:弁論準備期日(被告が陳述書と、原告の訴えの変更申立書に対する答弁を記載した準備書面陳述、ワンオペ最終合意)


6月●日(まだ未定)まで:争点整理メモを再提出


6月中旬:弁論準備期日(争点整理終結、尋問の進め方についての打ち合わせ。)


7月初旬(具体的な時間はまだ未定):尋問期日※ただし仮で、正式決定ではない。

 


ワンオペの日についてはおおよその部分については争いはなく、争いの生じる部分については最終的には裁判官に判断してもらうこととし5月の期日に合意可能とのことでした。被告としては、ワンオペはワンオペの日で争うわけではなく、仕事内容で争うような事を言っています。一人でもトイレや自由に外出出来ただろうという事でしょう。


裁判官によりますと、今回の事件は、膨大な事実関係が出ており、争いのない点、ある点を裁判所、原告、被告間で明確にしたうえで、争いのある点について集中的に尋問する必要があるため、尋問前に争点を確定させたいとのことです。また、尋問を一日で終えるために、効率的な尋問方法も三者間で協議したいとのことです。

 

以上の通り、夏期休廷前に尋問期日を仮で入れることができて、判決までの道筋ができた点については、良かったと思いますが、やはり時間がかかってしまう点については誠に申し訳ございません。

 


 

尋問について

陳述書をもとに、例えば


展示場での仕事内容

訪問営業の仕事内容

本社に帰社後も時間外労働をする必要があったこと

タイムカード打刻の状況

解雇の際の経緯


ということを確認していくことになりそうです。

尋問前の6月下旬に打ち合わせましょう。

 以上



裁判終結に向けたスケジュールが明確になった!しかしまだまだかかるなぁ…。
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