【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第96話 俺の尋問編!主尋問②

ちょっと更新があいてしまいました。愛読者の方ごめんなさいm(_ _)m

累計PV数が50000になりました。引き続きよろしくお願いします。




さて、主尋問が続きます。


原告代理人:会社ルールなんですけども、こちらは周知されていたんですか。

俺:周知されていました。

原告代理人:一人一冊、冊子で持っているとお聞きしているんですけども間違いないですか。

俺:入社時に配られて、それを持っているという形です。改訂があった時も、改訂したものを全員に配られます。

原告代理人:朝礼で1ページずつ読上げるということですね。

俺:その通りです。

原告代理人:業務標準書は周知されてましたか。

俺:周知されていました。

原告代理人:どのように周知されていましたか。

俺:サーバー上に保管されていますので皆が見れるようになっていたのと、改訂、変更がある度に後藤部長からメールが届きました。

原告代理人:業務標準書の内容について知っていましたか。

俺:もちろん把握していました。

原告代理人:甲17号証示します。後藤部長からの皆さんに業務標準書の改訂について知らせるメールです。

俺:はい、その通りです。

原告代理人:変更があったらこうしたメールで把握していたということですね。

俺:はい、通読していました。

原告代理人:本社出社後の流れを教えてください。

俺:まず、入口で立ちどまり、おはようございますと大きく挨拶をしてから、タイムカードを打刻します。その後はメールを確認したり、後藤部長相談とか、その日の行動について何か報告することがあれば話したりすることがありました。その後は展示場に出掛けたり、会議や朝礼があればそれに出席します。展示場に行った場合はそこで業務をして、その後訪問に行くという流れです。

原告代理人:タイムカードの打刻について、甲第45号証「本社配置図」を示します。タイムカードを打刻する位置ですが、受付の隣というか、前というか。

俺:そうですね。入口入って、受付の前を通ってほどなくの所にタイムカードを打刻する場所がありました。

原告代理人タイムレコーダーの横で大きく挨拶することは決まっていたのですか。

俺:これは会社ルールで決まっていたと思います。

原告代理人:甲34号証、会社ルールの1ページ目「1.挨拶の徹底」というところですけども、①「受付及びタイムカード横に立ち止まって、『おはようございます』『行ってきます』『ただいま戻りました』『お先に失礼します』と元気よく大きな声で挨拶する。他の社員も元気よく挨拶を返すこと」とありますね。

俺:はい。

原告代理人:業務標準書によりますと、木曜日の9時半から10時半まで部門の会議をするということでよろしいですか。

俺:はい。

原告代理人:これも、被告の指示による会議ということでよろしいですか。

俺:はい。そうですね、指示でもありますし、業務標準書に則ってということだと思います。

原告代理人:先ほど後藤部長の話でもありましたけど、本社を出る際、どこに行くなどの行先表は書くことになってたんですか。

俺:受付のカウンターの上に、行先表がありますので、そこに訪問先ですとか訪問時間、帰社予定時刻を記入していました。

原告代理人:展示場についてお聞きします。展示場の設備について教えてください。

俺:各個人のデスクが割り当てられていて、複合機があったりだとか、各人の固定電話がありましたし、ミニキッチンや冷蔵庫なんかもありました。

原告代理人:事務員さんはいたんですか。

俺:女性の事務員がいました。

原告代理人:何曜日にいたんでしょうか。

俺:たしか火曜日、水曜日どちらかで休みをとっていました。なので他の曜日はいたと思います。

原告代理人:展示場での業務内容は陳述書の通りだと思うんですけども、主な業務教えてください。

俺:接客はもちろんですし、プラン作成ですとか、プレゼンの準備をしたりですとか、具体的にはそういうことですけども多岐にわたります。

原告代理人:展示場には監督者はいましたか。

俺:後藤部長や次長席の者がいました。

-中略-(次長の経歴や雇い入れられた経緯についての質問)


原告代理人:展示場は私語ができる環境でしたか。

俺:そんなにずっと私語を話すということはありませんでした。

原告代理人:展示場に社長が来たりとかもあったんですか。

俺:次長が辞めてから、土日朝に頻繁に様子を見に来るようになった時期もあったように記憶してます。

原告代理人:部長が展示場にいない時も、展示場のお客様の仕事の進め方や相談したいことがあれば、電話やメールで部長に相談することはあったんですか。

俺:有力なお客様が来た場合には、進め方を相談することがよくありました。

原告代理人:ワンオペについてお聞きします。一人で展示場で業務をすることがあるようですがどうしてそういうことが起きるのですか。

俺:展示場は年末年始除き年中無休で、各個人は隔週で週1、週2というふうに休みがあります。誰かの連休週のところを、誰かの単休週の当番で埋めるという形なのでそういうことが起きます。

原告代理人:ワンオペの時、展示場で寝たり、外出したりは出来たんですか。

俺:寝たり外出することは有り得ません。

原告代理人:なぜですか。

俺:仕事だからです。

原告代理人:来場者が全く来ない日もあったんですか。

俺:サンプルとか届きますので、配送業者ですとか、展示場の運営元とか、各業者の営業だとか、もちろんお客様も来ますので全く誰も来ないというのはありません。

原告代理人:会社から展示場を閉めてでも休憩を取るように指示はありましたか。

俺:一切ありません。

原告代理人:訪問営業についてお聞きします。
展示場から訪問営業に出る時にホワイトボードに行先を書くということだったんですか。

俺:基本的にはそうなっています。

原告代理人:具体的には何を書くんですか。

俺:訪問の行先ですとか展示場に戻ってくるならその時間、本社に帰るならその時間を書いています。

原告代理人:ホワイトボードは後藤部長も確認しているんですか。

俺:もちろん確認していたと思います。

原告代理人:次長も確認していたんですね。

俺:確認してたと思います。

原告代理人:ホワイトボードに書くというのは後藤部長の指示ですか。

俺:そうです。後藤部長の指示ですし、業務標準書でも決まっていたんだと思います。

原告代理人:訪問件数について、どれぐらい行くという指示は受けていましたか。

俺:具体的に何件という指示はないですが、大まかに目標設定させられたり、なるべく多く行くように言われることはよくあったと思います。

原告代理人:業務標準書にあるとおりですね。

俺:なるべく多くというのは業務標準書に書いてあると思います。


今回はこの辺までで。

ワンオペの時に寝たり外出することは出来たかという問いに対して→仕事だからです。は失敗したなぁ^^;
可能か不可能かを聞かれてるの全然説明になってませんよね。


今回の補足説明。
序盤は会社ルールや業務標準書の位置付け、これらが就業規則や会社からの業務指示に準ずるもので周知されていたことの立証です。

次にタイムカードの不正打刻ができる状況下ではないことの立証。

次に、展示場は事業場であること、展示場での業務は会社の管理監督下におかれていること、労働時間管理や把握が可能であることの立証でした。
付随してワンオペにも触れておきました。

次回は、訪問営業~帰社後の業務についての内容の尋問となります。