【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第133話 判決第4項 訴訟費用

遅れていた手当分については、支払日までの遅延損害金利息をきっちり支払ってもらうこととしたく。

そして後日、日割の遅延利息含めて振り込まれた。



回収もきっちりできたし、今回の俺達の裁判はついに幕を閉じた。










と、






思ったのだが、




弁護士の先生から提案が、

◎訴訟費用について
今回、未払い賃金、手当(判決1項、2項)については、優先債権として、会社側が破産申立前に完済してくれました。
ただ、印紙代等の訴訟費用(判決第4項)(弁護士費用は含まれません)が被告負担となっておりまして、こちらは、一般債権として、会社の破産手続に参加していくらか配当してもらえる可能性がありますがいかがしますか?
参加する場合、訴訟費用の確定申立てを裁判所にして、確定後、破産管財人に対し、金額を届け出ることになります。




ほう、


そういえば全額被告負担となっていた訴訟費用が残っていたな。
しかし、どうせ微々たる金額だろ。
申立費用とか弁護士報酬で費用倒れ(赤字)になりそうだし、面倒かも。




先生に連絡。




俺:お世話になっております。ご提案のメール拝見しました。ちなみに請求できる費用っていくらぐらいになるんですか?

先生:準備書面等の作成費用とか期日に本人が裁判所に出廷した際の交通費なんかも認められると思うので、多分10万はゆうに超えてくると思いますよ。一般債権なので会社の残余財産や他の債務との兼ね合いで配当がまわってくるかは分かりませんが、届け出ておく価値はあるかと思います。

俺:でも申立費用とかでお高いんでしょ?費用倒れになりません?

先生:まあ今回の皆さんの裁判でたくさん成功報酬でいただきましたし、今回はまあいいですよ笑

俺:いやいや、それはさすがに申し訳ないので、やるとなったら支払いますよ。

先生:判決までいくのが稀ですし、裁判費用についても100%認容されるのって珍しいことなので、やってみたいって気持ちもあるんですよ。

俺:そうなんですね。

先生:判決で裁判費用の相手方負担が認められても、暗黙の了解というか不文律というか、請求しないことが多いんですよ。証拠集めるのにすごい費用かかったとかなら別ですけど。
費用まで認容されてるってことは請求もほとんど認められてるわけなんで、訴訟費用の確定申立までして請求したら、そこまでやるかって感じになりますね。

俺:先生、大丈夫ですか?笑

先生:今回は会社も破産申立してますし、破産管財人に債権として届出するという形になりますので大丈夫でしょう。皆さん合わせたらそれなりの金額ですしね。

俺:では、お願いします。

先生:早速、費用計算してみます。計算結果はメールでご連絡させていただきます。

俺:よろしくお願いします。



つづく。



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