税務職員:できますよ。確定申告の更正の請求をしていただけば、修正し適用して還付する金額がある場合は還付することになりますね。
俺:出来るんですね!やります。
税務職員:では平成28年度については更正の請求ということで後で手続きしましょう。
平成29年度に関しては、持ち家を売却されたということですが、この際は確定申告はされなかったんですか。
俺:本来すべきなんでしょうけど、購入した金額とほとんど変わらない金額で売れたので、特に譲渡所得もないですし、損益通算するものもないのでまあよいかなと。まずいですか?
税務職員:いえ、そうであれば大丈夫ですよ。保険料や医療費控除なんかはされますか。
俺:病院にはかかってないので医療費はないです。保険料は証明書類なんか残ってないですし、もういいです。
税務職員:では過去5年分までは確定申告をすることができますので平成29年度分はそのまま過年度分の確定申告をしましょう。
俺:分かりました。お願いします。
税務職員:平成27年度分ですが、28年度に住宅ローン控除あるわけですから、前年の27年度もローン控除してるわけですよね。
俺:もちろん。
税務職員:この年は在職中ということなので、当時の年末調整で控除を受けておられると思いますがそういうことでよろしいですね。
俺:ええ、そうですね。
税務職員:平成28年分については確定申告をされているので住宅借入金等特別控除申告書、年末残高等証明書がこちらに残っているのですが、平成27年は年末調整で受けられているので税務署には資料が無いんですよ。
俺:ええ!?年末調整の時に会社に申告書とか証明書類もろもろ提出しますよね?それって税務署に送付されてるんじゃないんですか?だって、あの毎年書かされる申告書類に◯◯税務署長って書いてありますよね。
税務職員:いえ。まあ建前はそうなんでけど。実は、年末調整の書類は税務署に提出されません。勤め先でそのまま保管されます。
俺:え、え、え?そうなんですか。
税務職員:特に税務署長や市町村長に提出を求められない限りは、会社で保管することなっています。法律上7年保管ですので、残ってないか会社に聞いてみてはいかがでしょうか。
俺:(これは、嫌な予感がしてきたぞ、、、)
いや、会社倒産しちゃってるんで。正確にはまだですが、破産準備中で。一応弁護士、破産管財人通じて会社に聞いてみますが、出てこないかもしれません。
税務職員:平成27年度分に関してはまた今度ということで、今日は平成28年度の更正請求と平成29年度の確定申告を入力して提出しちゃいましょう。途中マイナンバーが入力するところがあるのと、最後プリントアウトして印鑑押していただくところかありますが、印鑑は本日お持ちになってますか。
俺:はい。持ってきてます。お願いします。
こうして平成28年度分の確定申告の更正の請求と平成29年度分の確定申告の手続きを完了させてこの日は終わった。
平成27年度の年末調整資料を手に入れなければ…。
つづく。