踏み倒しリスク
面談の和解案についてメールで返答。
原先生
お世話になっております。
面談及びご報告ありがとうございます。
既受領分の中退共を除き510万円という水準については受け入れること出来ます。
任意に一括で300万円支払うということですので、会社の財務状況を加味すればまずはここで一部でも回収しておくのが最善かと感じます。
残金210万円を月々5万円の分割で支払うということで全額弁済を受けるためには3年5カ月かかることになりますが、その間継続して支払いをすることが信用し難いですし、全額弁済まで会社が存続するか疑いがあります。
分割自体はやむを得ないと考えておりますし、受け入れる用意がありますが、支払いを担保できる良い方法ないでしょうか。
パパ
今のままでは簡単に踏み倒されそうなので、例えば毎月期日5万円の約束手形をもらうとか、先日付小切手を振り出してもらうとか、在庫の商品に譲渡担保を設定するとか、社長の自宅に抵当権設定するとかいろいろ考えてみるもあまり現実的じゃない。弁護士先生ならこういう場合良い方法を伝授してくれるだろう。
交渉決裂リスク
原先生からの返答
今回会社は和解の可能性がある水準として持ち帰っているだけですので、おそらくですが、会社は今回の持ち帰り条件以下の水準で交渉してくると思います。
交渉事ですので、担保の話を持ち出して、それが有効であればあるほど、一括払いを減らすという交渉をされることは予想されます。
また、交渉決裂リスクが高まり、本件のように会社の資力に問題があるほど、交渉が決裂すると回収リスクが高まってしまいます。
交渉事ですので、担保の話を持ち出して、それが有効であればあるほど、一括払いを減らすという交渉をされることは予想されます。
また、交渉決裂リスクが高まり、本件のように会社の資力に問題があるほど、交渉が決裂すると回収リスクが高まってしまいます。
担保の話は難しいとお考えください。
そのため、今回でてきた水準をMAXとした場合に、納得できるかどうかのお考えを伺えれば幸いです。
納得できないようであれば、会社を潰すつもりで裁判所にて徹底的に戦う覚悟を決めることになると思います。
訴訟をする場合のコストを考えると、交渉で解決したほうが、パパ様の手取りが増える場合が多いと思います。
今回、会社の考えるMAXラインが明らかになってきているので、納得できないのであれば、ご来所いただいて、訴訟手続きに関するご説明とご確認のための打ち合わせを持ちたいと考えております。
そのため、今回でてきた水準をMAXとした場合に、納得できるかどうかのお考えを伺えれば幸いです。
納得できないようであれば、会社を潰すつもりで裁判所にて徹底的に戦う覚悟を決めることになると思います。
訴訟をする場合のコストを考えると、交渉で解決したほうが、パパ様の手取りが増える場合が多いと思います。
今回、会社の考えるMAXラインが明らかになってきているので、納得できないのであれば、ご来所いただいて、訴訟手続きに関するご説明とご確認のための打ち合わせを持ちたいと考えております。
原
\(^o^)/
担保無しで分割受け入れて和解するか、訴訟にして徹底的にやるかの2択です。
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