【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第14話 風穴を空ける ひとりぼっちユニオン編

そうだ、

とにかくもう会社や取引先には行きたく無い。

自分の存在がなんなのかさえ解らず震えている。

35の夜

盗んだバイクで走り出すぅ

ってわけには当然いかないので、なにかないかと考えてみたところ、

合理的で道理にかなう端的な解決方法があった!

そう、俺が固めた決意。

それは、

そうだ、育児休業とろう。

育休延長の育休

今の状況、育休ばっちりハマる。

ここで取らずにいつとる。

しかし、娘の月齢はこの時点で10ヵ月半を超えていた。

育休は原則子の1歳の誕生日の前日までしか取得できない。※

保育所への入所が決まっていない場合には自治体からの保留通知書等を提出し証明できれば1歳6ヵ月、さらに決まっていなければ最大2年まで延長できる。

(※この時はまだパパ・ママ育休制度等が始まる前だった)

保育園は決まっていなかったので、育休延長を含めた育休で3ヵ月取ることに決めた。

育休は育休を開始しようとする日の1ヵ月前までに申請しなければならず、育休延長の育休は子が1歳になる前に育休を開始していなければ取ることが出来ない。※ (※と考えていたが、実際はこれは勘違いだったようで、本人か配偶者のどちらかが1歳前に育休に入っていれば、1歳を超えてからでも取得可能。 もちろん夫婦同時に育児休業をとること可能)

おっと、これは時間がないぞ。

風穴

申請方法を人事部に問い合わせ、申請書類をもらった。急いで母子手帳の写しなどの提出書類を準備し申請した。

体質の古い会社で、

男性のバリバリの営業社員の長期の育休は、実は初めてのことだった。

今どき時代錯誤でアホみたいな話だが、これは会社にとって前代未聞、空前絶後、青天の霹靂、風穴を空けるような行動だったようで、驚きと少々のパニックを引き起こした。

そして、上司が慌ててやってくる

つづく


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