2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
時は満ちた 前回までのあらすじ。 多数組合は労使協議会という場を毎月設け、話し合いをしている。 社内労組から脱退し必要な情報が落ちてこないため、その労使協議会にユニオンの職場代表として元社畜を参加させるか、ユニオンと会社の労使協議会を設けるよ…
保有個人情報開示 法解釈において最高裁判決より、上級庁の通達の方が重いというのはどうなのかと思うが、ないものはないから仕方がない。 民事裁判で、この点を争点にして個別的判断を得て、その結果で労基署には働いてもらおう。 元社畜:民事でやりますの…
平成不況 『具体的に発生した賃金請求権を事後に締結された労働協約の遡及適用により処分又は変更することは許されない』 同様の最高裁判例が3件も出ているに関わらず、行政文書の開示請求をしたがこれを解釈したり、踏襲した行政通達はついに見つからなか…
平尾事件 後に締結された労働協約を遡及して適用することは出来るのか。 なんかそんなような判例があったような。 それで調べてみるとすぐに答えが見つかった。 【平尾事件】 最高裁第一小法廷平成31年4月25日判決(労判1208.5)だ。 概要:Y会社は経営難に…
監視 会社では、全従業員メールソフトのスケジューラーを使い予定を入力・管理をすることになってして、それらは共有されている。 人事部長や役員の予定も覗きに行けるため、弁護士に相談に行ったとか、労働組合と協議したとか動きはおよそ把握出来るのだ。 …
はしご 裁判所での初回期日のその足で労基署へ。 ついにあの計画を実行に移す。 労基署への申告だ。(労働基準法違反が起きているという申出、警察でいう被害届みたいなこと) 俺は労基署が今回様々な問題を解決するとは全く期待していないし、処罰してほし…