【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第29話 有休の理由 ひとりぼっちユニオン編

有休申請 このまま進めば訴訟することになるんだろうなと思いつつも、一応労基署や労働局にも相談してみようと思いたった。 行政からなにかしらのアプローチがあれば、会社へプレッシャーをかけることにもなる。 うまくいけば、再び制度変更の労使協議に待ったを…

第28話 企業内組合脱退 ひとりぼっちユニオン編

ユニオンショップの組合脱退の下準備 ユニオンに加入し、早急に会社宛に加入通知送付してもらい、その到達を確認したい旨をお願いした。 すぐに発送の連絡と簡易書留の追跡番号がきた。 念のため人事部長にも確認のチャット。 これで組合に二重に加入している…

第27話 社外ユニオンの選び方 ひとりぼっちユニオン編

脱退をする前に 外勤手当の協約の不利益変更がいつ合意されるか分からないので、1日でも早く社内の組合を脱退したいところ。 だけどユニオンショップ、社内の組合を脱退する前に、新たな組合に加入しないと。 一瞬でも組合に所属していない空白期間をつくるのは…

第26話 ひとりぼっちユニオン ひとりぼっちユニオン編

ユニオンショップの組合は辞められるか これはすでに判例が確立されている。 東芝労働組合小向支部・東芝事件(最二小判平19.2.2) 判決要旨 従業員と使用者との間において従業員が特定の労働組合に所属し続けることを義務付ける内容の合意がされた場合におい…

第25話 協議の再開 ひとりぼっちユニオン編

規範的効力 不同意通知書を送付した頃、会社と組合との間で外勤手当の廃止と実労働化に向けた協議が再開されることが組合より発表された。 当社はユニオンショップ制をとっていて、派遣社員や管理職以上を除けばほぼ全ての正社員が社内の労働組合に加入してい…

第24話 肉を切らせても骨は断たせず ひとりぼっちユニオン編

活路 前話より -東亜ペイント事件は、配転には通常賃金減額等の不利益がないという前提に立っていて、もちろん今回のような育休後の配転については考慮されていないため育休後の配転については育児介護休業法という枠組にも当て嵌めて見ていく必要があるためそ…

第23話 配転無効はいばらの道 ひとりぼっちユニオン編

配転はやりたい放題? 今日は、第21話でした「配転命令に対する異議の留保」について少し掘り下げておきたい。 第21話ひとりぼっちユニオン編 第21話 有言実行、モンスター社員 - ブラック企業潰して、次の会社に入ったのにまたブラック企業だったから訴…

第22話 どこの社長だよ! ひとりぼっちユニオン編

e内容証明 急いで育休後の配置転換に対する不同意通知書を作成してWEB郵便のe内容証明で送付した。 このWEB郵便やe内容証明というサービスは是非皆さん使ってみてほしい。 WEB郵便 (もちろん内容証明を送るようなトラブルがないにこしたことはないが) e…

第21話 有言実行、モンスター社員 ひとりぼっちユニオン編

それから2週間。 再考の結果が人事と役員から告げられる。 茶番 人事部長:協議を重ねた結果、結論が出ました。元社畜さんにはやはり内勤として働いていただくということで。もちろん内勤者ですので、外勤手当は出ません。 変わらずか。再考したという茶番。 分かっ…

第20話 処遇再考へ ひとりぼっちユニオン編

犠牲の上に成り立つ図式 俺:正当理由をもって拒否します。育休を契機とした不利益待遇なのは明らかですし、私としては不当なら動機をもった配転だと認識しています。 これ、外形的には、「男性」の「営業担当」が「長期で育休をとった」ことで「干されて」内勤…

第19話 職務変更による不利益 ひとりぼっちユニオン編

まずは確かめる 返信がきた。 回答だけちゃっちゃっと返信くれたらいいのに、やたら対面でやりたがるのはなんなんだろう。証拠を残したくないからなのか、パワーバランスで恫喝したり、言葉巧みに言いくるめたいからなのか。 無責任 上長である中澤部長と組合分…

第18話 育休復帰後の違和感 ひとりぼっちユニオン編

部長からのSMS 年明けの復帰を控えた、年末。 部長からショートメッセージが届く。 「まずは内勤のフォローや手伝い」 いきなり復帰初日から営業でバリバリやるのは負担大きいから配慮してくれたのかな。 会社もやさしいところもあるじゃない。 復帰後の違和感 …

第17話 復帰の選択 ひとりぼっちユニオン編

男性の育児休業 男性の皆さん、子供ができたらぜひとも育休を中長期でとってほしい。 1日中ずっと幼い子どもの面倒をみる、それが毎日続く、家事などの家のこともこなさないといけないという大変さは、週末や連休に世話をしただけでは本当の意味で理解できる…