【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第60話 これまでの裁判記録を閲覧に行った話

裁判所も信用しない


f:id:moto_shachiku:20210201191745j:plain

期日が終わった2日後。


この頃は裁判所に対する信頼を失くしかけていたので、これまでの裁判記録を閲覧をすることにした。


裁判記録の閲覧とは、

民事訴訟法
(訴訟記録の閲覧等)
第91条
1項 何人も、裁判所書記官に対し、訴訟記録の閲覧を請求することができる。
2項
 (略)
3項 当事者及び利害関係を疎明した第三者は、裁判所書記官に対し、訴訟記録の謄写することができる。
 (以下略)
(秘密保護のための閲覧等の制限)
第92条
1項 次に掲げる事由につき疎明があった場合には、裁判所は、当該当事者の申立てにより、決定で、当該訴訟記録中当該秘密が記載され、又は記録された部分の閲覧若しくは謄写することができる者を当事者に限ることができる。

1  訴訟記録中に当事者の私生活についての重大な秘密が記載され、又は記録されており、かつ、第三者が秘密記載部分の閲覧等を行うことにより、その当事者が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがあること。
 (以下略)


法的には原則誰でも閲覧出来るんですねぇ。裁判は公開が原則なので当たり前っちゃ当たり前ですが。
裁判記録から知らない人に個人情報を丸裸にされる可能性がありますから訴訟をする際には注意しましょう。
ちなみに誰が閲覧したかは記録に綴らるので、裁判官にも当事者にも分かってしまいます。



インターネットでブログや民事裁判に関することを読み漁っていると、裁判官の描いた筋書き、導きたい結論に合わないような準備書面や証拠はきちんと採用されていなかったり記録を抜かれていたりなんてことがあるとかないとか!?
毎期日後、必ず裁判記録を閲覧しましょう!なんて言っているサイトもありました。


担当書記官に事前に連絡して、日時を決めて行くのがマナーのよう。
が、しかし、用意周到にいろいろ分からないように改ざんされる可能性も否定できない。


なのでここは、

抜きうちで行っちゃう!


事前に調べたところ

持ち物
認印
収入印紙150円(訴訟当事者の場合)
本人確認資料

※事件番号も分かるようにしましょう。


まずは、事務室の記録係?に行き、閲覧したい旨と事件番号を伝えます。


事務員:事前に書記官に連絡してありますか?

俺:伝えてません。

事務員:書記官に聞いてみるけど、今日見れないかもしれないよ。一応この閲覧申請書書いて印鑑押しておいて。

俺:はい、記入しておきます。

書き方分からない部分は聞きながら書いた。

閲覧できた


f:id:moto_shachiku:20210201191945p:plain

事務員:聞いたら閲覧して大丈夫みたいだから、申請書持って書記官室に行ってもらえる。


書記官室へ。


書記官:訴訟記録の閲覧ですね。資料出しますからしばらくお待ち下さい。


書記官:ではこちらで。謄写(コピー)したいものかあったら付箋貼っておいて下さい。終わったら声かけて下さい。


ただでさえ狭い書記官室のすごい片隅に追いやられ、小さい机で記録を確認。


特に気になる部分はほぼ無く、調書もきちんととられていた。提出した準備書面も証拠も全てしっかりあった。
唯一、録音証拠のCD-Rが反訳書と合致しない部分があるので再提出待ちのよいな形になっていたのでこれは先生に伝えよう。

ひとつ思ったのは、期日調書の書式には作成日付や契印なんかも無いので、確かにいかようにも塗り替えられるなとは思った。
閲覧した記録は毎回残るので期日毎に閲覧することが抑止力になる。


書記官に声をかけ、期日調書と証拠一覧の謄写をお願いした。
(謄写するものを申請書に追記させられるので、何を謄写したのかも裁判官には筒抜けです。)

謄写室という場所に案内される。
ただコピーをするだけの部屋だが、警備員がいて、書記官に後ろから見られながらコピーをした。やりづらい。
コピーはたしか1枚40円ぐらいした気がする。高い(´;ω;`)


なにはともあれ、記録に怪しいところはなにも無かったので、

疑ってすいませんでしたm(_ _)m


次の話を読む