【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第67話  和解条項違反

朝礼

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竹下先生:朝礼での周知に参加して来ました。



俺:どうでした?


竹下先生:きちんと文書配布して、内容通り読み上げていましたので問題無いと思いますよ。撮影もしましたので、後日見ていただけたらと思います。



俺:そうですか、お忙しいところありがとうございました。



竹下先生:ところで、被告会社の総従業員数なんですが、被告からは社長除き20名と言われましたが合っていますか?
16名が出席していましたので被告の言う数字が正しければ総従業員の8割出席という条件は一応ぎりぎり満たしていますが、1人でも従業員が過小申告されていれば8割を下回りますので和解条項違反になります。


俺:もう辞めてから随分経つので、今がどうなのかすぐに正確には分からないですが、少ない気がしますね。確認してみます。
先生は被告の代理人に従業員名簿を開示するように求めて下さい。


竹下先生:分かりました。

 

冒涜

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前にも記事の中で書いたと記憶しているが、俺達には今現に働いている従業員の中に協力してくれる人が数名いる。いわゆる内通者。

従業員数を確認すると会社の申告は2名少ないことが判明した。一月後に退職予定で有休消化中ではあるが、朝礼時にはまだ従業員なのである。
当日の朝礼も録音してくれていたというので、録音データを送信してもらった。
朝礼の録音の中でも、この2名は冒頭で休みであると報告発表されていた。(弁護士の録画撮影は社長が読み上げ周知をするところしか許可されなかったためこの部分は記録されていない。)


被告会社から従業員名簿が出てきたが。
やはり本当は有休を取っていたはずの2名が従業員名簿にいない。


つまり、こちらには分からないと考え8割を満たせるように実際には存在する従業員をいないことにしてきたのである。


それだけでは無い。
内通者からの話から推察するに、朝礼の日の前に2人に対して退職勧奨をしたということが浮かび上がってきた。

朝礼で社長が読みあげることになっていた文章には、

今後は社会通念に照らし客観的合理的な理由も無いのに解雇処分をしたり、退職勧奨や不当な取り扱いをするようなことはありません。


という結びがあった。


この宣言を従業員にする前に、以前から使えないと考えており辞めて欲しいと考えていた従業員に対して退職を勧奨していたのだ。 
和解の本旨に対する冒涜、支離滅裂の愚行である。


もうこの会社、代表者、幹部はマジで終わっている...。

救いようが無い\(^o^)/

少しはこれまでのことを後悔し、改心することを期待していた俺が馬鹿だった。
今の従業員にとって安定した、風通しの良い会社になることを願っていたが完全に裏目だった。


許すまじ(#・∀・)
この和解条項違反は必ず後悔させてやる。


しかし、この後さらなる失望をすることになるのだった。


つづく。

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