残業代くださいって言ってみたら即クビにされたから裁判することにした【未払い残業代請求裁判ブログ】

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第95話 俺の尋問編 開始!始業時間前の朝礼してませんか?

裁判官:続いて俺さんの本人尋問ですね。まずは宣誓をしていただきます。

証言台に向かいます。

裁判官:注意事項は先ほどと同じです。質問者の方は見ずに前を向いて答えてください。質問者と声が重ならないよう質問者が話終わったあとに証言して下さい。では、宣誓してください。

俺:宣誓、良心に従い本当のことを申します。知っていることを隠したり、ないことを申したりなど決していたしません。

裁判官:原告代理人、主尋問どうぞ。

原告代理人:甲52号証、陳述書示します。これは俺さんの体験した事実や考え、主張をまとめて俺さんが署名押印したもので間違いないですね。

俺:間違いありません。

原告代理人:訂正するところはありますか。

俺:ありません。
(あー緊張してきた。やばい、頭ぼーっとしてまわんないわ)


原告代理人:入社前の経緯についてお聞きします。被告に入社する以前はどのような仕事をしていましたか。

俺:◯◯◯で▲▲▲の仕事をしてました。

原告代理人:不動産の設計や営業の経験はありますか。

俺:設計の経験はありません。営業はその中で少しありました。
(ちゃんと喋れてるか、大丈夫か俺、落ちつけ俺)

原告代理人:入社面接についてお聞きします。入社面接には誰がいましたか。

俺:社長だけです。

原告代理人:入社前の経歴について面接で話しましたか。

俺:話したと思います。

原告代理人:残業代は支払わないという説明を社長から受けましたか。

俺:受けてないです。

原告代理人:残業がありますという話はありましたか。

俺:残業があるということは、聞いた覚えがあります。

原告代理人:どの程度残業があるというふうに聞いてましたか。

俺:そんな頻度としては毎日っていうわけではないってことで聞いたと思います。

原告代理人:被告社長の陳述書には採用面接時に「当社の営業は、自分で顧客をつかみ契約締結し成果とする業務であるので、時間は自分で自由に管理して働くことが出来ると話し、原告はこれを理解して入社した」とありますが、このような説明はありましたか。

俺:ありません。

原告代理人:社長の陳述書10ページには、採用面接時に、「給与は完全固定制で、時間は自分で自由に管理して働いてもらえばよいと説明した。」とありますが、このような説明はありますか。

俺:ありません。

原告代理人:「完全固定制は時間を自分で管理してもらうので、給与は同業他社よりも高くしてあると説明した。」ともありますが、このような説明はありましたか。

俺:ないと思います。

原告代理人:実際、被告における給与は同業他社と比べ高いのですか。

俺:同業他社がどの程度かわかりませんが、私自身の認識としては、そんなに高いということはないと思います。

原告代理人:「営業の結果、契約締結に至ればその受注額に応じて成果報酬が年2回支給されると説明した。」とありますがこのような説明自体ありましたか。

俺:ないです。成果報酬というより、賞与が年2回あるという話は聞いたような気がします。

原告代理人:成果報酬は実際に支払われていましたか。

俺:支払われたことはありません。

原告代理人:賞与はどれぐらいでていたのですか。

俺:一月の賃金ぐらいだったと思います。

原告代理人:年2回、それぞれ、一月の賃金程度ということですか。

俺:会社の業績によって、多少の上下はあったと思いますが、大体それぐらいだったと思います。

原告代理人:出社してからの流れをお聞きします。陳述書によりますと、平日は本社に出社していたようですね。

俺:そうです。はい。

原告代理人:なぜ本社に一度出社する必要があったんですか。

俺:これは会社ルールで本社に出社するように決まっていたからと、あと、業務標準書でも決まってたんじゃないかと思います。

原告代理人:甲34号証示します。会社ルールの5ページ「直行・直帰について」というところ。
こちらですね。

俺:はい、間違いないです。

原告代理人:直行直帰については「全社員、禁止とする。」とありますね。

俺:はい。逆説的に言えば、全員本社に出社するということになると思います。

原告代理人:甲第8号証示します。業務標準書2ページ目、「一日のルーティンワーク」「出社」、こちらも本社に出社することが前提となってるわけですね。

俺:はい、そういう認識です。


原告代理人:俺さんの陳述書によると、始業時間9時のようですが、月曜日には全体朝礼のため8時15分、木曜日には部の朝礼のため8時45分に出社していたとのことですね。

俺:はい、そうです。

原告代理人:月曜日の全体朝礼は何をするんですか。

俺:全体の重要な、、、いろんな部の重要なスケジュールの報告確認と個人の予定の発表、会社ルールの読み上を毎週1ページずつ、あとは基本動作訓練といって、「気を付け」とか、「やすめ」とかそういう動作の訓練とか、社長の話であったりそういうことが行われていました。

原告代理人:大体何分ぐらいありました?

俺:大体30分ぐらいだったと思います。

原告代理人:そうすると全体朝礼8時15分から8時45分ぐらいまでということですね。

俺:そうですね。

原告代理人:朝礼の議事録はとっていたんですか。

俺:毎週、当番で議事録をとっていると思います。

原告代理人:朝礼のあと、何をしていたんですか。

俺:朝礼のあとは、社内、社外、近隣の掃除をするように指示されていました。

原告代理人:木曜日の部の朝礼は何をしていたんですか。

俺:木曜日については、後藤部長が作成した行動指針を皆で唱和したり、あとは各個人の予定を発表して、共有したりしてました。

原告代理人:木曜日の部の朝礼は決められていたことですか。

俺:決めらていました。

原告代理人:甲8号証、業務標準書の3ページ目、「3.朝礼」というところに「木曜日8:45部門朝礼(本社)」とありますけど、こちらでよろしいですか。

俺:はい、間違いありません。



今回はこの辺で。



さぁ、始まりました!俺の尋問編。




淡々と答えていってる感じですが、内心凄く緊張してました。自分の想定ではもっと普通にやれるものだと思っていただけに、マジかよ俺!?と余計に焦った感じ。
心臓ばくばくして頭がぽわーっとして。答えていくうちに徐々に落ち着いていくんですが、まだこの記事中では全然緊張おさまってません。


今回の内容的な補足。

前段、
入社時に労働条件通知書の交付も、雇用契約書も無かったわけなんですが、なんか被告がぐちゃぐちゃ言っているので、具体的な説明はなんにもなかったですよーってことの確認です。
本来、労働時間管理をする義務が被告にあるにも関わらず、労働時間管理は労働者にお任せでしたというかなりズレた主張をしている上(こうこうこういう理由があって現実的に労働時間管理は不可能でしたなら分かるが)、実際にはガチガチに管理されていたことの立証です。

後段、始業前の朝礼についても残業代を請求しているので、会社からの指示があったこと、指揮監督下にあったこと、参加するしないの裁量がないことの立証です。
被告の前に勤めていた会社でも当たり前のように始業前に毎日朝礼していたので、こういう会社はまだまだ結構多いのでは?あなたの職場はどうですか?
皆さんそれ本来賃金貰うべきものですよ!
ってまあなかなか請求しにくいですよね…。

では、また続き頑張ります。