経緯としては、支払が滞った場合の請求金額について、当方の要望を満額認めることには異議があると会社内で問題になったそうです。
それをうけて、会社から、支払いが滞った場合には、総額510万円を払う内容に変えてほしいという交渉がございました。
当職より、きちんと支払えば問題ないものであり、これに不服を言うということは払わないつもりかと申し向けておりますが
社内の調整の問題なので何とかしてほしいとの一点張りです。
そこで、こちらから、受けられないと突っぱねていたところ、折衷案として、違約金750万円とする案が出てきて、この内容なら会社は応じるとのことです。
違約金についての説明ですが
今回の和解で支払われる約束をするのは500万円(一括300万円、残金は月々5万円分割)であることに変化はございません。
支払が遅延した場合には、750万円から既払金を引いた金額に、年利14.6%の遅延利息をつけて支払ってもらうことになります。
以上をふまえ、違約した場合の支払総額を750万円に修正して和解したいと思いますがよろしいでしょうか。
もしパパの退職に気づかず、 手伝うことが無かったとしたら、パパはなくなく中退共の金額だけで泣き寝入りをしていたかもしれない。 退職金規定で貰えるはずの本来の額には満たないが、500万円は得てあげることができた。
今コロナ禍で本当に苦しんでいる企業はたくさんあるだろう。
しかし、ここぞとばかりに逆手にとってコロナを利用し、気に入らない労働者を退職に追い込んだり,本来払わないといけない賃金や退職金まで払わずごまかし騙し逃れようとする会社が存在する。
パパの件はほんの氷山の一角で、泣き寝入りしている人達がたくさんいるはずだ。
コロナだから仕方ない。自分だけでは無い。長年勤めてきた会社と最後に争うようなことはしたくない。と諦めている人もいるだろう。 そんな良心とは裏腹に、会社は、経営者はシメシメうまくいった、人員削減ができた、退職金が節約できたとほくそ笑んでいるかもしれません。
未払い退職金の請求権の時効は5年です。
正しいことを主張するのに恐れる必要はありません。貰う権利があるお金を貰うのに遠慮をする必要はないはずです。
このブログはなんでもかんでも戦うことを勧めるものではないです。 しかし、戦い方が分からなかったり情報や体験談が見つからないため諦めて損をしてしまう人を一人でも救うきっかけになればと願っています。
パパの退職金請求編、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回からは、 本編の新章を書いていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
元社畜