突然ですが、今回よりスピンオフ?
『パパの退職金請求』編がスタートです。
ある日の仕事中、我が嫁さんから1通のメッセージ。
嫁:私のパパが会社を整理解雇されるらしい。
俺:え?お義父さんが?大丈夫なの?断固拒否した方がよくない?
嫁:ずっと前から辞めたがってたの。
俺:じゃあ希望退職なんじゃないの?退職金たくさんもらえそうなの?
嫁:いや、金はないから払えない。不満あるなら訴えればって言われたらしいよ。すごく少ない金額みたい。ボーナスもパパだけ全然ないとかあったみたい。
俺:訴えた方がお得ちゃう。
嫁:会社も借金たくさんあるらしいけど。訴えられるの?
俺:退職金規定がきちんとあるなら払わなきゃいけないよね。
嫁:給与規定とかは会社にあるみたい。手元には証拠が全然ないらしい。
俺:賞与についてはお父さんだけが出てないっていう証拠はほしいけど、まあその他はなんとでもなると思うよ。
嫁:源泉徴収票とか給与明細はあるみたい。もうずっと前から辞めたがってたなら証拠集めしとけばいいのに!もう!
口では整理解雇って言われたけど、あと会社からきた書類には退職勧奨って書いてあるみたい。
俺:ありがちだね。整理解雇と退職勧奨では全然違うから、解雇なら解雇通知とか理由書だしてもらわないと。会社としての正式な扱いを確認しないとダメだね。今のままだと退職勧奨による自主退職にされちゃうよ。いつ辞めることになる予定なの?
嫁:とりあえず今月末まで有給休暇ってことになってるみたい。
俺:まだ少し時間あるね。
週末、実家に行って話聞くよ。それまで何か会社に返答したり下手に動かないようにだけ言っておいて。動き間違えると自主退職にされちゃうよ。会社はていよく辞めさせたいわけだからそれまでは話になるはずだよ。目的果たしたら何も受け付けてくれないよ。
嫁:そういうもんなのね。分かった。パパに言っておくね。
とりあえず週末に詳しく話を聞くことになった。