【パタハラ裁判やってます】〜本人訴訟、しあわせのチカラに〜

全方位型労働被害者、元社畜による実話を元にした実話です。ブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブル

第10話 新体制 ひとりぼっちユニオン編

不気味な平穏

あれから、外勤手当の制度変更の話はとりあえず影を潜め、不気味にも平穏な日々が過ぎていき、4月になり新年度を迎えた。

身のまわりで変わったことと言えば、会社の社長と自分が所属する支店の支店長が新しくなったこと。

子会社の社長というのは会社の業績に関わらず本当によく交代をする。
どうも親会社の偉い人達の程の良い腰掛け、ポストであり、その経歴に厚みを持たせるためにその椅子は恐るべき回転速度で使い回されている感がある。

新社長の着任の挨拶は、もちろんこのご時世なので、リモートで行われた。

そこで語られたのは、

「良い会社とは当たり前のことが当たり前にできる会社です。当たり前のことを当たり前にできる会社を目指しましょう。そして従業員もその家族も幸せを感じられる会社にすることを目指す。」

というものだった。

そして、今年度のスローガンは

『これでよいか。』




これには噴いたwww

社長、ユーモアがすぎますぞ。

大マジでした。


ご本人はいたってまじめな表情で語られているのでどうやらブラックジョークではないらしい。

一方でろくな説明もないままに従業員の手当を一方的に切り下げる申し入れをしておきながら、、、見上げたものです。

ならば有言実行、その手腕で、当たり前にコンプライアンスを遵守し、払うべき賃金を当たり前に払い、従業員とその家族を幸せにできる会社に是非なってもらおう。
期待はしませんが。

そして、従業員に求める前に、まずは『これでよいか。』を自問自答していただきたいものである。

新・支店長

新・支店長はもっと強烈だった。

「今、日本には元気が足りない!今、元気には価値がある!今、みんなが元気を求めている!みんな元気な人から物を買いたい!元気があれば売れるんです!」


え?猪木なの?


あるいは、元気集めて玉でも作るのか?


そして、元気を求め続けられる日々が始まるのだった。


つづく。

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