残業代くださいって言ったら不当解雇されたから裁判することにした【未払い残業代請求裁判ブログ】

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『パパの退職金請求』第6話 取締役だったパパ

書面集め


内容証明を送りしばらく経ったが会社からは音沙汰がなかった。
その間、お義父さんには労基署や法務局をまわってもらった。

労基署では、就業規則や賃金規程の情報開示を求めたが、5年の保管期間が過ぎていること、仮にあったとしても個人からの請求だとほとんど黒塗で出すことになること、膨大な資料の中から探すことになるので相当な時間がかかることを告げられ、諦めることにした。
現時点で就業規則や賃金規程が手に入らないことや、退職金規程が現行生きていることを確定できないのは悔やまれるが仕方ない。別の方法を模索するしかない。
裁判をやることになれば、裁判所から嘱託で請求してもらい状況は変わるかもしれない。




法務局では、会社の商業登記事項証明書(現在事項全部証明)を取得。裁判するにせよ、告訴告発するにせよ必要になるし、相手をきちんと知ることが大切だ。


取得した商業登記事項を見てみると、

代表取締役 誤魔貸 太郎  

  取締役 犬飼   

  取締役 パパ 


取締役だったパパ


なんと取締役にパパの名前が!?


俺:役員なんですか?

パパ:あー何年も前にね、それまで役員だった人が辞めた時に社長から頼まれてね。けど、名前を貸したようなもので、給料が上がるわけでもなし、役員報酬を貰ったこともないし、権限もないし、特別何が変わったわけでもないよ。

俺:つまりは名ばかりだったということですね。

パパ:ははっ、まあ、そういうことだね。

俺:会社側がこれを逆手にとって、経営者側の人間だから経営悪化の責任があるとか、取締役には退職金規定の適用がないとか、給与には役員報酬が含まれてるとか、あれこれと言ってくる可能性があります。そうしてきた場合は使用従属関係にある労働者だと一貫して主張することにしましょう。



少し日が空いて、取締役の犬飼氏からパパに電話がきた。
口頭でのやりとりはするつもりがないので、メールアドレスを伝えメールで用件を伝えてもらうように言ってもらった。
パパの話によると、犬飼はパパの後輩で営業を担当していて今いる社員の中では一番の稼ぎ頭。同じ取締役でもパパみたいに名ばかりではなく、経営にも関わっていて、唯一社長にも意見ができる社長の右腕的立場のようだ。
パパは社長とは反りが合わなかったが、犬飼とは普通にうまくやっていたとのこと。



メールはすぐに来た。


犬飼ペロ

書面届きました。パパさんの望んでいることが分からないので一度話を聞いてから社長に掛け合おうと思います。
代理人の方がいるなら一緒に同席されたらどうでしょう。明日は我が身なので!

犬飼


まず、

ペロ??

Gmailだとメールのアカウント設定の名前欄登録が、相手に表示される名前になるみたいだ。
飼っている犬の名前か何かか??
なんか面白いので、俺はこの人を今後ペロと呼ぶことにした。

味方か敵か


なんか協力的な感じを出したり、明日は我が身と言ってみたりしているが、、、

はたしてペロは、

会社に不満を持つ味方なのか??

はたまた、

罠に嵌めようとしている敵なのか??



パパに代わり、代筆してメールを返信。
試してみることにした。

犬飼くん

連絡ありがとう。

最初に送った通知書で、終業規則、賃金規定、退職金規定の提示を求めてるけどどうなってますか。
これらの写しを持ってきてもらい、代理人が同席という条件であれば会って話をしてもよいですよ。

パパ


さあ、ペロの出方はいかに!?


つづく。


スピンオフ

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