残業代くださいって言ってみたら即クビにされたから裁判することにした【未払い残業代請求裁判ブログ】

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第102話 松田さんの反対尋問

松田さんの尋問の続きです。
反対尋問から


被告代理人:残業代のことで会社に聞いたことがあるというお話があったんですけど、採用面接の時に残業代について社長に聞いたことはないんですか。

松田:当然、残業代については職務に対する対価だと思いますのであえて聞く必要はないと思っていました。

被告代理人:営業の仕事については、自分でお客さんを追求して契約に結びつけるということで、その仕事内容については自分でやってよという話は社長からあったんですよね。

松田:営業なのでお客さんを取ってというのは聞いてますけども、建築に関してもプランを書いたりCADを描かないといけないということでして、そこに関しては上長がしっかり説明してレクチャーしてくれるので心配ないという説明はありました。自分で全てを組み立てるという話はありませんでした。

被告代理人:展示場だと後藤部長が週のうち何日か来ていたということですけども、後藤さんが手取り足取り、このお客はああしろこうしろという指導や指示があるということはないですよね。

松田:新規のお客様については、接客が終わってお客様帰られたらすぐ後藤部長に報告しまして、次どのタイミングで、どういった対応しろという指示を受けてました。契約に結びつきそうな確度の高いお客様に関しては都度報告をして相談をしてアクションを取るってことをしてました。

被告代理人:それはあなたが入って短いもんだから、ある意味新人教育的な部分があると理解しますがそうではないですか。

松田:はい、そうです。


被告代理人:甲10号証業務日報示します。平成28年3月◯日を示します。これをサンプルとしてあなたの日報の書きぶりを確認したいんですが。18時30分から19時まで訪問営業。でも不在でしたとあって20時に退社予定とあるので退社予定を書いた時点で日報をメールで送ってくるということになりますよね。

松田:そうですね。僕は本社に戻ったあとの業務というのは日報にはあまり書かないようにと口頭で言われていましたので。実際、日報作成後、僕はプランの作成だったり建築知識を先輩や上司に聞いていたということだと思いますが、この日がどうだったのかははっきり記憶しておりません。

被告代理人:次の日の日報も20時に日報作成退社予定とあるので、日報作成したら終わるという認識でよいですね。

松田:質問がよく分からないんですけど、日報作成後に何もせずに退社しているという意味でしょうか。

被告代理人:私の質問は基本的にはそうですね。日報作成した時点でもう作業が終わっているということで書かれているんではないですかっていう。

松田:そういう認識はありません。

被告代理人:退社予定の時間と実際にタイムカード押した時間は違っていると。

松田:違うと思います。

被告代理人:終わります。



裁判官:原告代理人、補足尋問ありますか。


原告代理人:はい。重複するんですけども、日報の退社予定についてはあくまで予定ということですよね。

松田:そうです、あくまで予定として書いております。

原告代理人:実際にはもろもろ業務があってそれが延びる時も十分あると。

松田:はい、そうです。

原告代理人:以上です。


裁判官:では裁判所からいくつかお聞きしますき後藤部長が展示場に訪れる頻度、俺さんや磯野さんの話だと土日祝は後藤部長は来ていたという話だったんですが間違いないですか。

松田:はい。土日祝日も来ていましたし、僕の印象ですけどもいない時よりもいることの方が1週間のうちでは多かったと思います。

裁判官:平日もということ。

松田:平日もです。

裁判官:土日祝日は基本的に本社には行かず展示場に直行なんですかね。

松田:はい、直行になっています。

裁判官:皆さん。

松田:はい。

裁判官:それで朝礼が8時45分からあって、9時からスキルアップのミーティングなんかをやっていたということですかね。

松田:はい、そうです。

裁判官:土日祝の終わりはどういうふうなんですか。

松田:来場が多いので18時いっぱいまで展示場に待機して、それから訪問営業に行くように指示されていました。

裁判官:訪問に行ったあと、直帰じゃなくて本社に1回戻るということなんですか。

松田:はい、そうです。直帰ではなく、会社に戻ってから帰るという感じです。

裁判官:土日祝は直行ではあるけど、直帰ではないということですね。

松田:はい、そうです。

裁判官:分かりました。



以上、松田さんの尋問終わりです。

質問から察すると、裁判官は、展示場が事業場外か否か、展示場での業務が管理監督下におかれ、労働時間管理が可能だったかを争点としているようですね。

このあと残りの2人の尋問がありますが、内容重複するので割愛します。

いよいよ、次回から大トリ、社長の尋問書いていきたいと思います。



第101話 松田さんの主尋問

お久しぶりです。
すっかり月1ブログ化しております。
読者の皆様、すいませんm(_ _)m



磯野に続いて松田さんの尋問。

原告代理人:甲35号証示します。この陳述書は松田さんの体験した事実や考え、主張をまとめ松田さんが署名押印したもので間違いないですね。

松田:はい、間違いないです。

原告代理人:訂正するところはありますか。

松田:ありません。

原告代理人:入社面接には誰がいましたか。

松田:社長がいました。

原告代理人:残業代が支払われないという話はありましたか。

松田:残業代についての話はありませんでした。

原告代理人:残業自体はあるという話はありましたか。

松田:はい、営業ですのでお客様に合わせて夜遅くなることはあると聞いてました。

原告代理人:被告社長の陳述書には採用面接時に松田さんが時間に関係なく活動すると発言したかのような記載がありますが。

松田:営業職ですのでやったらやっただけ金になるという話は受けましたが、時間に関係なくという話はありません。

原告代理人:ちなみに被告会社は固定給ですよね。

松田:はい。

原告代理人:被告は松田さんの仕事は成果により評価されるような主張をしてますが、成果報酬が支払われたことはあるんですか。

松田:そのような認識はありません。

原告代理人:松田さん賞与はどれくらい出ていたんですか。

松田:僕の場合は1回だけだったんですけど、1万円でした。

裁判官:Σ(゚д゚;)  いち、まんえん...!?(口パク)

原告代理人:松田さん、雇用されてた期間が短いので、賞与は1回しか出なくて、それで1万円だったということですかね。

松田:はい、その通りです。

原告代理人:労働内容ですけども、松田さん自身が陳述書に書かれている内容や俺さんや磯野さんの陳述書と同じですか。

松田:はい、同じだと思います。

原告代理人:後藤部長に管理されていたということでよろしいですか。

松田:はい、そのとおりです。

原告代理人:松田さんは夜御飯はどうしていましたか。

松田:仕事が終わり、帰宅してからとっていました。

原告代理人:ワンオペについて聞きます。松田さんはワンオペの日、例えば鍵を閉めて昼食をとりに出掛けたりとか、私用で出たりとかそういうことはありますか。

松田:1人しかおりませんので、展示場を閉めてどこかに出掛けることはありませんでした。昼食については、展示場内で食べられるように、買ってくるか弁当を持ってくるようにという話を受けていました。

原告代理人:仮に昼食をとっている時も、誰か来たら対応しないと駄目ということですね。

松田:はい、そのとおりです。

原告代理人:訪問については、18時から20時に行っていたということでよろしいですか。

松田:はい、訪問はその時間帯に行くよう指示されていました。

原告代理人:これまでの尋問で、裁判官の方から労働密度、つまりはある程度サボることも出来たんじゃないかという問いがありましたが、訪問の労働密度、どれくらい忙しかったか表現できますか。

松田:展示場で勤務をしまして、それから訪問先に向かいます。ただそれも2時間しかありませんので渋滞に巻き込まれたら予定通りにいきません。予定が狂えばその後の自分の仕事が押してしまうということで、そこは時間に追われながらやっていたという印象があります。

原告代理人:例えば途中、休憩したり、のんびり車の中でちょっと休んだり、そういうことは特にしていないということですか。

松田:訪問が終わっても直帰できるわけじゃありませんので、早く終わらせて、早く本社に戻り業務を終わらせて帰るという認識で働いていました。

原告代理人:日報による退社予定時間、松田さんはどのようにして書いていたんですか。

松田:退社予定については俺さんや磯野さんも言われたとおり、頑張ればこの時間で終わるかなという時間で書いていました。建築のプランに関してはアイデア勝負なところもありますので、出てこなければその分時間がかかるということもよくありました。

原告代理人:そうすると日報の退社予定より実際は遅くなることはよくあるわけですね。

松田:はい。よくあったと思います。

原告代理人:ちなみに松田さん、仕事が終わったらすぐタイムカードをおしていましたか。

松田:はい、僕はすぐ帰りたかったので、すぐ押しまして、社内で残っていることはなかったです。

原告代理人:本社に帰社後、日報作成後に働いている時に後藤部長は営業設計部の同じ島にいましたか。

松田:基本的にはいました。

原告代理人:そうすると仕事内容も見ていましたか。

松田:見られてました。

原告代理人:退職の経緯ですけど、なぜ被告会社を退職されたんですか。

(俺と磯野は解雇されたが、松田さんは解雇されていない)

松田:僕も長く勤めるつもりで入ったんですけど、俺さんの話にもあったように労働基準監督署が入りまして、残業代の支払いがないということに疑問を感じ、その後会社から固定残業代制度が入った不当な雇用契約書を提示され、しっかりとした説明も受けられなかったので、長く勤めることはできないと感じて退職する決意をしました。

原告代理人:在籍中に、残業代が欲しいとか、残業代がなぜ支払われないんだと、そういった話をなぜもっと早い段階からしなかったんですか。

松田:入社して最初の給与をもらって、次の日に社長の息子さんである室長に残業代は支払われないんですかということを聞きましたら、支払われないことになっているという説明をされ、そういうものかなという風に感じていました。なので労基署が入るまではそういう認識でした。


原告代理人:被告会社に対する今の想いは何かありますか。

松田:僕らは勤務を真剣にやっていて、それで残業をせざるを得ない状況になっていたんですね。
今も他の皆が同じように労働しているなら早く是正していただいて、残業代についても法律どおり支払っていただきたいと思っています。


主尋問終わり。


松田さん、落ち着いてるし、これまでの尋問の経過もふまえた上で一つ一つ的確な答え。

さすがだ。



反対尋問と裁判官質問は次回にしたいと思います。

なるべく早く書くようにします(^^;

第100話 磯野の尋問


本ブログをご愛読の皆様、はじめまして磯野(仮名)です。以下の内容は限りなく事実を基にしたフィクションであり、実在する個人や団体に一切関係はありません。

では、早速本題に移ります。

 

証人尋問の日の朝はとても眠かった。というのも、僕は前日の夜遅くまで、発売されたばかりのゲームをやり込んでいたからだ。弁護士の先生に頂いた要約書をさらっと読み返し、尋問のイメージを数回繰り返した後はひたすらゲームに打ち込んでいた。なぜ新作というものはこうも胸が躍るのであろう…オープンワールドまだ見ぬ世界が無限に広が…このお話は長くなるので、裁判所に着いた所から書きます。

 

 裁判所内の待ち合わせ場所に向かうと、本ブログ管理人さん(以下俺さん)が悩ましげな顔で書類を開いている。


僕「おはようございまーす」


俺さん「おはようございます」


僕「なになに、もしかして緊張してる?」


俺さん「受答えは大体頭に入れたつもりだけど、やっぱりなんか不安だなー」


僕「大丈夫大丈夫、僕らは事実だけを話せばいい訳だし、何もやましいことはないんだから」


俺さん「まぁそうなんだけどね」


他愛のない会話をして、他のメンバーと先生に合流する。

ここが尋問をする法廷かー、意外に小さいんだな)

なぜか原告側の傍聴席に被告数人が座っている。頭の中に?が浮かぶが、気にせず被告側の傍聴席に着座した。


被告社長「やっぱり磯野君は元気だなー!ほっほっ!」


誰に話しかけているのかよくわからない。誰も反応せず、法廷内に虚しく響いた。


尋問の流れの説明を書記官から受ける。

 

そして午後、僕の番が来た。

最初は俺さんと似たようなことを質問され、着々と答えていく。お昼に食べたから〇げくんのほのかな香りがする。そう言えば昼食後、歯を磨いていない。


宣誓をし、原告代理人の主尋問からスタート。全部書くと長くなるので、かいつまんで書きます。


原告代理人「被告社長の陳述書には磯野さんは前職同じような建築の業界にいて、営業マン達が時間関係なく夜遅くまで働いていて、契約がとれたら歩合が支給されるところ、磯野さん自身も建築営業はそのようなものと分かっていたはずだという風に記載されています。これについて磯野さん、面接時に歩合制だという説明は受けましたか」


僕「いいえ」


原告代理人「被告会社は固定給ですよね」


僕「はい」


原告代理人「後藤部長から、日報書いたんだから早く帰れってことを言われたことはあるんですか」


僕「特に無いです」


原告代理人「時間を潰してタイムカードを押す時間を遅らせたことはないですね」


僕「ないです」



続いて、反対尋問。



僕「社長のみです」


被告代理人「残業代が支払われないという説明をうけましたか」


僕「いいえ」


被告代理人「あなたは前職、同じような業界の会社で働いていましたね。営業職ですか。技術職ですか」


僕「技術職です」


被告代理人「同じ業界で働いていたという事は、残業代が支払われないことが通常であるという認識をお持ちでしたよね」

 

何を言っているのだろう、業界内では残業代が支払われないのが、社会の常識だとでもいうのだろうか。

 

僕「持っていません」


被告代理人「あなたは、業務が終わったあとに、社長にプライベートなことを相談する事はありましたか」


僕「ないです」

 

絶対にない。なぜこんな質問をしてくるのだろう。

 

被告代理人「あなたは親族の事故について、社長に相談されたことはないですか」


僕「…??」

 

そうか、そういう作戦か。僕の過去のプライベートな不幸を持ち出して、心を揺さぶる。なんて悪質だ…笑

 

僕「ないです」


被告代理人「業務中、それが原因で業務を抜けたことはなかったですか」

 

まだ続けるのか…まあいいだろう。

 

僕「あります。その日は早退しました。それ以外の日で業務中に抜けたことはないです」

 

当り前だろう。報告してから早退しているのだから。残業代と何の関係があるのだ…

 

被告代理人「残業代というのは、先ほど俺さんも話していた通り、労基署が入ってから初めて気づいたということでいいですか」


僕「はい」


被告代理人「そうすると、それまでは、働いていても残業代を請求する考えはなかったという事ですよね、そもそも、会社的には残業代という概念が無い訳ですけれども」

 

宇宙に存在する会社なのだろうか。概念がない。つまり、思想も神話も同類だ。

 

請求する意思が無かったわけではないです。僕たちの残業代はどうなっているのだろうと考えていた段階という事です」

 

被告代理人「それを何らかの形で会社に伝えていたこともないですよね」

 

ここで僕は、今日の晩御飯はカレーライスにしようと決めた。わざわざ有給を取って尋問に来たわけだが、尋問後、時間に余裕がありそうなので、仕込をする時間がありそうだ。

 

僕「先ほど俺さんも話していましたが、みなしや裁量などの言葉がちらほら聞こえていたので、そういうものなのかな。という程度の認識しかなかったという事です」

 

実際には職務中も、残業代は発生していると分かっていたのだが。

 

被告代理人「年2回、社長と面談する機会があったと思いますが、その時にも残業代の事は相談しなかったですか」


僕「残業代に切り込んだ話をすると解雇などの報復を受けるかもしれないという怖い思いがありましたので、自分からそういうことを伝える考えしはないですね」

 

実際に解雇されている。この発言の説得力は無限大だ。しめしめ。

 

その後、数回の尋問を受け、裁判官の尋問に入る。

 

裁判官「部長が展示場に顔を出す頻度ですが、週に2、3と答えていましたが、どうでしたか」


僕「土日祝は8時45分に出社して、ミーティングを行います。これは強制であり、全員出席が決められていました。もちろん、部長も参加します。そして、部長指導の下行われます。つまり、土日祝プラス外出の予定の無い平日を合わせると、週4~5は展示場に来ていたことになります」


裁判官「ほうほう、つまり、週に2,3より多いという印象ですか」


僕「そうなります」

 

裁判官がかなり前のめりで話を聞いている。これはしてやったりだ。被告答弁の信憑性を下げる事に役立つ。

 

裁判官「展示場に来ると、どれくらいまでいますか」


僕「18時が閉場なので、予定が無ければその時間までいます」


裁判官「部長もですか」


僕「そうです」


裁判官「先ほど、外回りにおいての移動時間が長すぎるというお話がありましたが、どのように考えていますか」


僕「渋滞などもありますので、時間がかかることもありました」


裁判官「いえ、そういう事では無くて、どこかでサボっていたりしたことはあったのかという質問です」

 

分かっている。サボっているという考えが無いゆえに、早合点して答えないようにしていた。

 

僕「ないです。効率的に業務を進めて、早く帰りたいという考えが大きかったです」

 

この言葉に嘘はない。賃金の発生しない業務、つまりサービス残業を延々と続けられる程、堕落した考えは持ち合わせていない。

 

この後、被告代理人から数点、追加の尋問があった気がするが、良く覚えていないので省略する。

 

こうして、特に緊張する事も無く、僕の尋問は終了した。僕は喋り過ぎる悪い癖があるので、冷静に簡潔に答えるようにしたつもりだが、振り返ってみると少し喋り過ぎた気もする。後で俺さんに聞いたら、悪くなかったよ。と言っていたので、悪くなかったことにしておこう。

 

本ブログをお読みの皆様は、俺さんと僕の人間関係がいろいろと崩れていないかと、心配になっている方もいるみたいなので、ここで少しお話しましょう。

結論から言うと、人間関係は全く崩れていません。全て終わったら一緒に旅行にでも行くつもりです。笑

 

現時点で裁判がどこまで進んでいるかは言えませんが、各々が理想の形で終われるよう、お互いに協力できれば最高だと考えています。

 

証人尋問 磯野編はここまでにします。

それでは、また。

第99話 俺の尋問編、補足質問と裁判官質問

俺の尋問編は今回で終結です。

前回の続きで、原告側補足尋問と裁判官質問となります。

特に裁判官からの質問は、裁判官が何を重要視しているか、立証が不十分な部分、嫌疑をもっている部分を知る機会になります。

そこを踏まえたうえで次の尋問者で、双方の代理人は裁判官が知りたいと思う答えを出すため、あるいはぼやかすために、質問を工夫する必要がありますし、尋問を受ける側も答えを考えることになります。

ではでは、


裁判官:反対尋問終わりました。原告代理人何かありますか。

原告代理人:はい。少しよろしいでしょうか。

裁判官:どうぞ。

原告代理人:先ほど、裁量とかみなしとかちょこちょこ言っていたという話がありましたけれども、具体的な話は全然聞いてなかったと。

俺:聞いてなかったですし、言ってるご本人もそういう法律の詳しい事分かっていなかったんじゃないかなと思います。

原告代理人:実際に支払われていなかったのでそういう仕組みなんだと。

俺:何か支払わなくていいような、仕組みに組み込まれているんだろうなと認識していました。

原告代理人:労基署が来てからそういうことは間違っているんだと分かったわけですね。

俺:会議で社長が今までの考え方は間違っていたとおっしゃられていましたし、改めて自分で勉強して、これはどうも残業代が発生しているなと。

原告代理人:日報についてですが、

以下省略  (日報の書き方、どれぐらい詳しく記入していたかなどの確認。)

原告代理人:終わります。


裁判官:裁判所からいくつか質問します。喫煙のことを聞かれていたんですが、今回の原告の皆さんはたばこは吸われるんですか。

俺:全員ではないですけども。私は当時吸っていました、禁煙してた時期もありましたけど。

裁判官:後藤部長が展示場に足を運ぶ曜日ですけど、週のうち3日ぐらいって言われていたと思うんですが、特に何曜日が多いとかあるんですか。

俺:これは本当に不定期です。

裁判官:土日祝日が多いということでは。

俺:土日祝日はもちろん多いと思います。

裁判官:ワンオペの日にも来たりということは。

俺:それはないです。

裁判官:刑事記録を見ると日報の他に、週間予定表みたいなもの出されていたって話もあるんですけどこれについては。

俺:週間予定表と、あと月度重点報告書という月の予定も出していました。

裁判官:これはいつ出すとか決まっていたんですか。週間予定表。

俺:途中で変更があったと思うんですけど、月曜日か火曜日に出していたと思います。あっ、いえ、日曜日か月曜日だったと思います。

裁判官:木曜日の会議とは特に直結したものではないんですか。

俺:週間予定表を使うこともあったと思います。動き方とかそういったものは後藤部長から指示されたりとかあったと思います。

裁判官:どのくらい具体的な内容が記載されていたんですか。

俺:訪問先と時間、アポが入っている予定とかそういったことです。

裁判官:分かりました。それでは、お昼になりますので一旦休廷し、午後から再開したいと思います。


次回からは、磯野の尋問編になります。
磯野本人が記事書くかも。てか書く予定。次回はついに第100話ですし。


第98話 俺の反対尋問。来ない二の矢。

更新遅くてすいません。


続いて、被告代理人弁護士から俺への反対尋問です。

早速書いていきます。

裁判官:被告代理人、反対尋問どうぞ。

被告代理人:まず、今、残業代を働いている間は言わなかったけども、労基署が、入ってから会社の説明が違うことに気づいたというお話ですが、会社の説明というのはそれまでどう聞かれていたんですか。

俺:裁量だとか、みなしだとかそういうことをちょこちょこ言っていた気がします。

被告代理人:ということは、営業社員さんは自分で時間を決めて働けばいいんだよと、こういう説明が会社からあったということですね。

俺:そういう具体的な説明は無いです。

被告代理人:ただ、年2回社長面談がありますよね。

俺:はい。

被告代理人:その時も、残業代についてはあなたの中には全くなくてそういうことについて会社に何か請求するとか、お話になったこともないということですね。

俺:28年7月まではそうですね。

中略(全く意味のない質問が数回続くため)

被告代理人:日報のことですが。甲34号証会社ルール示します。会社ルールの16ページに「退社時の確認事項」ということで、「日報を記入すること、全ての仕事は報告して終わること」ってあるので、基本日報というのは仕事終わってから出すと、こういうことですね。ルールですから、絶対にこれとは言わないですけど、基本はそういう概念になっていたんじゃないんですか。

俺:いいえ、最後の報告というのは日報に限らないと思うんですね。口頭での報告もあるでしょうし、次の日の報告もあるでしょうし、その仕事の終わりを報告するということだと思います。

被告代理人:先ほどの御証言でもあったように、日報の退社予定時刻を書くということは、大体仕事はこの辺で終わるよねということを想定して書くと、こういう感覚はあったわけですね。

俺:その中で最も早く終われるであろう時間を書いています。

被告代理人:携帯電話をお持ちになっていて、毎日のように、今日はどこに行ったとか、あるいはあそこのお客さんはどうなっているんだとか、電話でいろんな問い合わせが後藤部長からくるとか、業務上の指示が電話でくるというのは無かったんじゃないですか。

俺:会社に問い合わせがきたからとか、そういった顧客の紹介があったからとかで訪問の途中でここに行ってくれとかそういう連絡はありました。
今言われたように毎日ということはありません。

被告代理人:新規でお客さんがここにいるから行ってみてくれ、みたいな感じですか。

俺:そうですね。

被告代理人:会社で会議のある日とない日があるわけですが、ある日は基本的にはそうした会議に出ることになるんでしょうが、ない日は朝から夕方まで日報で御自分でたてた予定で動くということでよろしいですね。

俺: 基本的にはそうなります。

被告代理人:ワンオペの時のことですが、トイレに行ったり、食事をしたり、これは幾ら一人でも可能ですよね。

俺:トイレに行くっていうのは生理的な現象ですので、これはしないってわけにはいきませんので。ただお客さんがみえた時は、当然一人ですので対応しないといけないわけで、我慢する時もありましたし、食事もとれないことも同様にあったと思います。

被告代理人:火曜日とか水曜日とかは宅配屋さんが来たり、展示場内の連絡で誰か来たりとかあったとは思うんですけど、来場者、いわゆるモデルハウスを見たいというお客さんは本当に少ないか、ゼロですよね。

俺:そうですね、ゼロっていうのは語弊があると思いますけども。

被告代理人:だから、たまたまお客さんがあれば、その時間トイレに行ったり食事したりは有り得ないけども、来場するお客さんが無ければ、自分で時間の都合つけて出来るんじゃないですか。

俺:いつ来るか分からないんです。アポイントがあって来ることは稀なので。その時にいなければお客さんを逃すということなので、行ったけれども誰も居なかったという連絡が会社に入れば何してたんだとなろうかと思いますのでそういったことはできないかなと思います。

被告代理人:訪問営業ですけども、これも行き先は自分で決めていたということでよろしいですか。

俺:基本的にはそうですね。


被告代理人:日報ですけど、当日にできない時は、翌日に送るというのも一応はあり得るんですか。

俺:あまり。23時とか24時になって、日報書くために残るとか変な話なんで、次の日に送るってことも稀にはあったかと思います。優先順位の問題で。

被告代理人:会社に戻られてからですが、社長とか後藤部長含めて、営業社員の方が私的なこと、業務以外のことをいろいろお話したり相談したりそういうこともありましたよね。要するに会社の中だからプライベートな話が一切出来ないとかそういう雰囲気ということはないですよね。

俺:それが多かったかと言われればほぼないと言っていいかと思います。

被告代理人:俺さん自身はあんまりそういう経験がないということですか。

俺:業務中にプライベートな話をするということはあんまり無かったと思います。

被告代理人:業務中というか、会社にいるとき、会社に戻ってから。

俺:会社にいる時は業務中ですので。例えばタイムカードを押したあとに話するとかそういうことはあるかもしれませんが、タイムカードを打刻する前にそういうことは無いと思います。

被告代理人:メールでのやりとりができるようになっていたと思うんですが、後藤部長からあなたがもっているこういうお客さんについて、今日はこういうことやってねとか、設計図はこう変えてくれとかメールで指示が飛んでくることはないですよね。

俺:訪問については時々あったと思いますけど、プランのことで携帯でメールがくるとかはあんまり無いですね。

被告代理人:会社に戻る時間、帰社時間と言ってもいいと思うんですが、必ずこの時間に帰ってこいよとか、そういう指示や事前の取り決めはあるんですか。後藤部長との間で、あるいは会社との間で。

俺:そういった取り決めは無いんですが、例えば21時以降に訪問したりとかは他の法令に引っかかたりとか、20時以降でもクレームになったりとかありますので、なるべくそこまでに訪問を終えて帰ってくるということは認識としてはあります。

被告代理人:それは訪問時間帯がこういう時間帯が望ましいということは共有されていたということですか。

俺:そうですね。

被告代理人:部長や次長が毎日展示場にいるわけでは無いというのも事実ですよね。

俺:先ほど尋問で後藤部長も週3ぐらいっておっしゃっていましたので。次長に関しては結構毎日いたかなと思います。

被告代理人:後藤部長自身も自分が営業しているので自分のお客さんのための仕事を展示場でいろいろやっているというこになるんですか。

俺:そうですし、個別に相談乗ったり、これをこういうふうにやりなさいというような助言をすることはあると思います。

被告代理人:他の営業社員さんが相談したり、やっているのを見て、こうした方がいいという助言なんかはしていたということですね。

俺:そうですね。

被告代理人:業務標準書、会社ルールにいろいろなことが書かれているんですが、これにそぐわないことしたり、反するようなことがあった場合、だから社長が注意処分にするとか、極端に言えば懲戒になるぞとかそういう形での使われ方は無かったですね。

俺:注意されることはあると思いますが、懲戒ですとかそういうことはないです。

被告代理人:終わります。


なんだか拍子抜けですね。被告には挽回への貴重な反対尋問という機会なので、もっと厳しい追求や、答えにくい質問、不利な方向への誘導があるのかと思っていましたが、呆気なかったです。被告代理人弁護士はなんか思ったようにいかなかったのか途中何度も苦虫を噛み潰すような表情をしているように俺には見えました。

時間も短かったので、これ以上やっても、こいつからはもうなんもでねえわって感じでした。
多分最初の切り口の質問で、ここは否定してこないだろう、否定出来ないであろうという想定をして組み立てているから、そこをこういう理由でそうではないですよと言われてしまうと次が続かない。だから次のテーマに切り替えざるをえないって感じでポンポン進んでしまったんだと思います。
はっきり言えば舐めていたか、もしくはもう勝敗が見えてるから諦め半分投げやりでやっているかと。

次回は原告代理人からの補足尋問と裁判官質問で俺の尋問編終結です。

第97話 俺の尋問編!主尋問③

ちょっと長くなってしまいますが、この回で主尋問最後まで書きたいと思います。


原告代理人:訪問営業の時は移動は何でしていたんですか。

俺:自家用車を使用してました。

原告代理人:訪問の途中、いろいろ移動すると思うんですが、休憩なんかはしていましたか。

俺:休憩をしても本社への帰社時間が遅くなる、押してしまうだけですので、トイレに行ったりとか、コンビニで飲み物を買ったりってことはあったと思いますけど、それ以外で休憩するってことはないです。

原告代理人:訪問時間について、何時から何時までの間に訪問しなさいという指示はあったんですか。

俺:夜の方が世帯主ですとかキーマンとなる方が(在宅している可能性が)多いので18時から20時ぐらいまでの間で訪問しなさいということを言われたことはよくあったと思います。

原告代理人:訪問した時に不在だった場合はどうするんですか。

俺:来たことを残さないと行った意味がないですので手紙を書きなさいとか、リーフレットを近隣に配りなさいってことを言われてました。

原告代理人:甲61号証示します。リーフレット表裏見せますがこちらで間違いないですか。

俺:これ以外にもいろいろな種類のものがあったと思います。

原告代理人:これは誰の指示で配っていたんですか。

俺:後藤部長の指示です。

原告代理人:近隣何軒に配るよう指示されていましたか。

俺:一日10軒、週50軒だったと思います。

原告代理人:お客様が在宅していた場合、どれくらい話すんですか。

俺:これはケースバイケースで、在宅していてもつんけんしたお客様は5分だったり、3分だったりしますし、長ければ1時間だったり2時間話したりする時もあります。

原告代理人:契約後の方なんか、アポとって訪問する時はどれくらいの時間になるんですか。

俺:これは結構長くなります。1時間とか3時間に及ぶこともあります。

原告代理人:平日が多かったですか、土日が多かったですか。

俺:土日は新しい契約をとるためのお客様に空けなさいと言われてましたので、平日にアポをとることが多かったです。

原告代理人:会社支給の携帯電話ですけども、こちらは業務上どのように利用されていたんですか。

俺:本社に連絡をとったりとか、工事担当とかに連絡をとったりとか、後藤部長に指示を仰ぐ時にももちろん使いますし、お客様や関連業者にかけるということもありました。

原告代理人:例えば、お客様を訪問した時とか、お客様との打ち合わせの内容を報告することもあったんですか。

俺:すぐ報告した方がいいことは、すぐ報告していたと思います。

原告代理人:後藤部長に報告していたんですか。

俺:後藤部長です。

原告代理人:もともと予定していた帰社時間よりも遅くなるような場合には、その報告も会社に入れていましたか。

俺:30分以上遅くなる場合は、報告することがルールで決まってましたので、遅くなる場合は報告してました。

原告代理人:訪問から本社に帰ってくるのは何時頃が多かったんですか。

俺:大体夜8時ぐらいが多かったです。

原告代理人:それより前に戻ってくることもあるわけですか。

俺:もちろん、予想外に早く終わることもあります。

原告代理人:夜ご飯はどうしていたんですか。

俺:業務が終わってから、家に帰ったりとか、家に帰る途中で食べることが多かったです。

原告代理人:本社に帰ってきた時に、誰か本社に従業員はいるんですか。

俺:後藤部長はいることが多かったです。他の部の、積算部の部長や工事部、アフター部の部長がいることが多かったと思います。

原告代理人:営業社員で先に帰ってきている方もいたわけですね。

俺:もちろんそうですね。

原告代理人:本社に帰社してからの流れを教えてください。

俺:本社に帰社したあとは、まずは日報を作成します。そして送信して、その後残りの業務をします。

原告代理人:日報の作成はどれぐらい時間がかかるんですか。

俺:結構詳しく書くように指示されてましたので、次の日の予定も書かきゃいけないので、平均30分はかかっていたと思います。

原告代理人:長いとどれぐらいかかりますか。

俺:長いと1時間ぐらいかかるときもあったと思います。

原告代理人:後藤部長にメールで出すということですか。

俺:そうです。

原告代理人:なぜそのように日報作成に時間がかかるんですか。

俺:先ほど申し上げたように、何を話したかですとか、どこへ行ってどれぐらい話したかですとか、事細かに。日報の書式を見ていただければ分かると思うんですけど、書くところが非常に多いものですから、時間がかかっていました。

原告代理人:日報に退勤予定時間を書いている場合がありますけど、これはどのように決めているんですか。

俺:これは1番スムーズに進んで早く終われる時間を書いていました。

原告代理人:遅くともこれぐらいに終わるだろうなと、余裕のある退勤時間を記入することもあり得ると思いますけれども、そうしなかったのはどういう理由でしょうか。

俺:あんまり遅い時間を書くということが個人的には憚(はばか)られた。効率が悪いんじゃないかと思われたり、そんなにかかるものかと思われたりすると思いますのでそういった理由です。

原告代理人:実際の退勤時間は、日報記載の退勤予定時間より遅くなることが多いんですか。

俺:遅くなることが多いです。1番スムーズに進んで終わる時間を日報には書いてますので、結構無理して目標値みたいに書いてますので、遅くなることが多いです。

原告代理人:予定外の業務が入ることもあるんですか。

俺:そうですね。急にやらないといけないことが入ったりですとか、後輩もおりますので、相談されたり手伝ったり、そういうこともあります。

原告代理人:図面作成が予想以上に時間が掛かることもあるんですか。

俺:そうですね、もともとそういった設計の経験があったわけではないので、CADの入力に人より時間がかかったり、ラフプランであっても時間がかかることが多かったと思います。

原告代理人:日報作成後はどんな仕事をすることが多かったんですか。

俺:プランを作ったり、図面をCAD入力したり、プレゼンの準備ですとか、後輩の手伝いとか他部門との調整もありますし、あがってきた見積をチェックしたりとかいろいろな業務があります。

原告代理人:退勤する際は、仕事が終わってすぐタイムカードを押すんですか。

俺:すぐに押します。

原告代理人:それはなぜですか。

俺:仕事がないのに残っていられるような雰囲気ではないですし、周りにも残ってる方がいますので、話したりとかそういうことはないです。

原告代理人:今回、会社、残業代出てないですけれども、残業代が出ないのに仕事が終わった後にだらだら過ごす。そういった必要もないなという気持ちもあったんですか。

俺:もちろんそうです。

原告代理人:退勤する際、挨拶するんですか。

俺:退勤する際は、お先に失礼しますと大きな声で挨拶してからタイムカードを押します。

原告代理人:退勤する際は、まだ上司の方々がいることが多いんですか。

俺:上司がいることも多々ありました。

原告代理人:後藤部長だったり、他にもいるんですか。

俺:工事部門の方は、結構遅くまで働いてみえましたので、いる頻度は高かったかなと思います。

原告代理人:被告社長の陳述書には「業務中に本社及び展示場建物外の喫煙所で1日に何度も喫煙しながら同僚と20分程度話し込んだり、退社前に長話しているのは日常茶飯事であった」と記載されてますがこれはいかがですか。

俺:そんなことはないと思います。常識の範囲内だと思います。長くなったとすれば仕事の話だと思います。

原告代理人:日報ですが、部長に提出したあとはどうなるんですか。

俺:コメントをして、社長に送られているんじゃないかと思います。

原告代理人:そして、それは翌朝戻ってくるんですか。

俺:そうですね。翌朝までに。早ければその日のうちに。

原告代理人:日報のコメントは俺さんも読むんですか。

俺:読みます。全員のが全員の見れるところに送られますので全員のを見ています。

原告代理人:土日祝日ですけど、展示場に直行して、8時45分から5分ほど朝礼、8時50分から9時20分までスキルアップのミーティング、10時までが清掃作業でよろしいですか。

俺:はい、そのとおりです。

原告代理人:業務標準書に記載されているとおりということでよろしいですか。

俺:はい、そうです。

原告代理人:土日祝日はそのあとは何をやるんですか。

俺:そのあとはお客様がくれば接客しますし、プランの作成とか日常の業務を行います。

原告代理人:訪問は土日祝日もするんですか。

俺:はい、します。

原告代理人:何時ごろから出掛けるんですか。

俺:夕方5時ぐらいまではお客様くることが多いですので、展示場の営業が終わってからになりますので夕方、夜が多いです。

原告代理人:本社への帰社は土日祝日はどれくらいの時間なんですか。

俺:同じく7時8時ぐらいだったと思います。

原告代理人:帰社後の業務内容は平日と同じですか。

俺:同じです。

原告代理人:仕事を辞める、会社を辞める直前まで残業代を請求しなかった理由はどのような理由ですか。

俺:これは平成28年7月頃に、

原告代理人:28年ですか?

:(・ω・`;)。oO(あれ?なんか間違った?)
27年だったかもしれません。7月だったと思うんですけど労基署が入ってきて、そこで今まで会社から聞いていたことと違うということが分かって、これはどうやら残業代が発生しているなということをその時に気づいて請求しようと思いました。

原告代理人:先ほど27年とおっしゃられましたけど俺さんが解雇されたのは28年10月です。

俺:28年10月に解雇されたのであれば、28年7月に労基署が入ったと思います。
(ーー;).。oO(あってたじゃんよ)

原告代理人:辞める際の経緯は陳述書の通りですね。

俺:はい。

原告代理人:解雇された際の心境について教えてください。

俺:非常に憤りを感じました。

原告代理人:どういった理由で解雇されたと思いました。

俺:これは発生している残業代を請求したことへの報復と他の従業員への見せしめみたいな感じだなと感じます。

原告代理人刑事告訴した理由は何ですか。

俺:これは残業代とは別で、36協定が結ばれていなかったということを労基署が入ってから知りましたので、それにも関わらず残業させられていたということへの思いと残る従業員のためにもしっかり是正していただいた方がいいんじゃないかと思ったからです。

原告代理人:最後に被告に対して言いたいことはありますか。

俺:(ーー;).。oO(予定に無い質問だな、何言おうか)
法律に則ってちゃんと残業代とかの支払いを公正にしていただきたいなと思います。

原告代理人:終わります。


全体的にはうまく出来たんじゃないでしょうか。次回から反対尋問編書いていきます。


第96話 俺の尋問編!主尋問②

ちょっと更新があいてしまいました。愛読者の方ごめんなさいm(_ _)m

累計PV数が50000になりました。引き続きよろしくお願いします。




さて、主尋問が続きます。


原告代理人:会社ルールなんですけども、こちらは周知されていたんですか。

俺:周知されていました。

原告代理人:一人一冊、冊子で持っているとお聞きしているんですけども間違いないですか。

俺:入社時に配られて、それを持っているという形です。改訂があった時も、改訂したものを全員に配られます。

原告代理人:朝礼で1ページずつ読上げるということですね。

俺:その通りです。

原告代理人:業務標準書は周知されてましたか。

俺:周知されていました。

原告代理人:どのように周知されていましたか。

俺:サーバー上に保管されていますので皆が見れるようになっていたのと、改訂、変更がある度に後藤部長からメールが届きました。

原告代理人:業務標準書の内容について知っていましたか。

俺:もちろん把握していました。

原告代理人:甲17号証示します。後藤部長からの皆さんに業務標準書の改訂について知らせるメールです。

俺:はい、その通りです。

原告代理人:変更があったらこうしたメールで把握していたということですね。

俺:はい、通読していました。

原告代理人:本社出社後の流れを教えてください。

俺:まず、入口で立ちどまり、おはようございますと大きく挨拶をしてから、タイムカードを打刻します。その後はメールを確認したり、後藤部長相談とか、その日の行動について何か報告することがあれば話したりすることがありました。その後は展示場に出掛けたり、会議や朝礼があればそれに出席します。展示場に行った場合はそこで業務をして、その後訪問に行くという流れです。

原告代理人:タイムカードの打刻について、甲第45号証「本社配置図」を示します。タイムカードを打刻する位置ですが、受付の隣というか、前というか。

俺:そうですね。入口入って、受付の前を通ってほどなくの所にタイムカードを打刻する場所がありました。

原告代理人タイムレコーダーの横で大きく挨拶することは決まっていたのですか。

俺:これは会社ルールで決まっていたと思います。

原告代理人:甲34号証、会社ルールの1ページ目「1.挨拶の徹底」というところですけども、①「受付及びタイムカード横に立ち止まって、『おはようございます』『行ってきます』『ただいま戻りました』『お先に失礼します』と元気よく大きな声で挨拶する。他の社員も元気よく挨拶を返すこと」とありますね。

俺:はい。

原告代理人:業務標準書によりますと、木曜日の9時半から10時半まで部門の会議をするということでよろしいですか。

俺:はい。

原告代理人:これも、被告の指示による会議ということでよろしいですか。

俺:はい。そうですね、指示でもありますし、業務標準書に則ってということだと思います。

原告代理人:先ほど後藤部長の話でもありましたけど、本社を出る際、どこに行くなどの行先表は書くことになってたんですか。

俺:受付のカウンターの上に、行先表がありますので、そこに訪問先ですとか訪問時間、帰社予定時刻を記入していました。

原告代理人:展示場についてお聞きします。展示場の設備について教えてください。

俺:各個人のデスクが割り当てられていて、複合機があったりだとか、各人の固定電話がありましたし、ミニキッチンや冷蔵庫なんかもありました。

原告代理人:事務員さんはいたんですか。

俺:女性の事務員がいました。

原告代理人:何曜日にいたんでしょうか。

俺:たしか火曜日、水曜日どちらかで休みをとっていました。なので他の曜日はいたと思います。

原告代理人:展示場での業務内容は陳述書の通りだと思うんですけども、主な業務教えてください。

俺:接客はもちろんですし、プラン作成ですとか、プレゼンの準備をしたりですとか、具体的にはそういうことですけども多岐にわたります。

原告代理人:展示場には監督者はいましたか。

俺:後藤部長や次長席の者がいました。

-中略-(次長の経歴や雇い入れられた経緯についての質問)


原告代理人:展示場は私語ができる環境でしたか。

俺:そんなにずっと私語を話すということはありませんでした。

原告代理人:展示場に社長が来たりとかもあったんですか。

俺:次長が辞めてから、土日朝に頻繁に様子を見に来るようになった時期もあったように記憶してます。

原告代理人:部長が展示場にいない時も、展示場のお客様の仕事の進め方や相談したいことがあれば、電話やメールで部長に相談することはあったんですか。

俺:有力なお客様が来た場合には、進め方を相談することがよくありました。

原告代理人:ワンオペについてお聞きします。一人で展示場で業務をすることがあるようですがどうしてそういうことが起きるのですか。

俺:展示場は年末年始除き年中無休で、各個人は隔週で週1、週2というふうに休みがあります。誰かの連休週のところを、誰かの単休週の当番で埋めるという形なのでそういうことが起きます。

原告代理人:ワンオペの時、展示場で寝たり、外出したりは出来たんですか。

俺:寝たり外出することは有り得ません。

原告代理人:なぜですか。

俺:仕事だからです。

原告代理人:来場者が全く来ない日もあったんですか。

俺:サンプルとか届きますので、配送業者ですとか、展示場の運営元とか、各業者の営業だとか、もちろんお客様も来ますので全く誰も来ないというのはありません。

原告代理人:会社から展示場を閉めてでも休憩を取るように指示はありましたか。

俺:一切ありません。

原告代理人:訪問営業についてお聞きします。
展示場から訪問営業に出る時にホワイトボードに行先を書くということだったんですか。

俺:基本的にはそうなっています。

原告代理人:具体的には何を書くんですか。

俺:訪問の行先ですとか展示場に戻ってくるならその時間、本社に帰るならその時間を書いています。

原告代理人:ホワイトボードは後藤部長も確認しているんですか。

俺:もちろん確認していたと思います。

原告代理人:次長も確認していたんですね。

俺:確認してたと思います。

原告代理人:ホワイトボードに書くというのは後藤部長の指示ですか。

俺:そうです。後藤部長の指示ですし、業務標準書でも決まっていたんだと思います。

原告代理人:訪問件数について、どれぐらい行くという指示は受けていましたか。

俺:具体的に何件という指示はないですが、大まかに目標設定させられたり、なるべく多く行くように言われることはよくあったと思います。

原告代理人:業務標準書にあるとおりですね。

俺:なるべく多くというのは業務標準書に書いてあると思います。


今回はこの辺までで。

ワンオペの時に寝たり外出することは出来たかという問いに対して→仕事だからです。は失敗したなぁ^^;
可能か不可能かを聞かれてるの全然説明になってませんよね。


今回の補足説明。
序盤は会社ルールや業務標準書の位置付け、これらが就業規則や会社からの業務指示に準ずるもので周知されていたことの立証です。

次にタイムカードの不正打刻ができる状況下ではないことの立証。

次に、展示場は事業場であること、展示場での業務は会社の管理監督下におかれていること、労働時間管理や把握が可能であることの立証でした。
付随してワンオペにも触れておきました。

次回は、訪問営業~帰社後の業務についての内容の尋問となります。