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社畜よ、武器を持て【未払い残業代請求裁判ブログ】

未払い残業代請求と解雇無効確認の裁判中の元社畜によるリアルタイム奮闘記! 今まさにブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブルにも!

これまでの経緯36 裁判中止?ドタキャンですか?

本日2度目の更新です。



12月初旬、俺達3人より先に訴訟を起こした2人の裁判第2回目の期日がやってきた。


1回目はこれまでの経緯25参照


もちろん傍聴に行くぜ三┏( ^o^)┛ってことで、
裁判所に到着、さっそく開廷表をチェックする。


ペラペラ


ペラペラ


ペラペラペラペラペラペラ



無い!

何度見ても本日の開廷表に載ってないではないかヾ(・ω・`;)ノ
いったいどうなってやがる!


先生の事務所に電話するも先生は外出中とのことで通じず。


これは何かあったか?相手の弁護士が体調不良で延期を申し入れてきて延期になったのか?あるいは試合放棄で決着か!?



裁判所の事務室へ行って聞いてみることにした。


今日、事件番号〇〇〇〇の原告〇〇、被告〇〇の裁判期日のはずなのに開廷表に載っていないのですが、今日やりますか?


あなたたちは誰?傍聴の方?関係者?


同じ被告相手に裁判起こしている者です。


調べるのでお待ち下さい。


お待たせしました。弁論準備手続きですね。
伝えておくので書記官室に行って下さい。


べんろんじゅんびてつづきぃ~?
はあ。とりあえず書記官室行ったらいいんですね。



書記官室へ



事務室でここに行くように言われてきたのですが。


先日、訴状提出された俺さん達ですね。担当書記官です。


そうです。よろしくお願いします。


先の御二方の裁判見に来たわけですか。なるほど。


今日は弁論準備手続きというもので、口頭弁論のための証拠や争点の整理をする期日で、基本的には当事者以外には非公開なんです。
でも次回から一緒に審議する関係者ではあるので、裁判官にちょっと聞いてみるから待合室で待ってて下さい。
もうすぐ先生も来ると思うから来たら俺さん達来てること伝えときますね。


ありがとうございます。


待合室で待っていると、先生が来た。


あーすいません。今日弁論準備手続きって伝えて無かったですねw
入れてもらえるよう頼みましたが、まだ訴状が相手方に送達されてないから今日は俺さん達入れないみたいです。これからしばらくは弁論準備手続きが続くと思います。次回からは原告本人になりますし、席を用意してくれるそうなので直接書記官室に来て下さい。


そうですか。なんか迷惑かけてすみません。


いえいえ、こちらこそ折角来ていただいたのに。
終わったら話せる範囲で内容伝えますからお待ち下さい。多分20分ぐらいで終わると思います。


分かりました。ありがとうございます。



民事裁判の仕組み全然分かって無かった( ̄▽ ̄;)



つづく



次回   題名未定

これまでの経緯35 間違いではなかった

竹下先生に考えをメールし、以下の返答が来た。

俺の考えは間違っていなかった!

(後日談、もっとも俺から言われるまでもなく先生も同じことを思い当たっていたそうだ)




俺さんがご指摘の通り、退職願は、退職の申入れであり、相手方が承諾するまでは撤回が可能です(大阪地裁平成9年8月29日判決)。

本件では、いまだ被告から、退職願による退職の申し入れに対する承諾がないため、撤回が可能と考えられます。

そこで、準備書面にて撤回の意思表示をしたいと思います。



錯誤無効も予備的に主張しようと思います。

 

○退職の意思表示(退職願い)の錯誤無効について

ご指摘いただきました横浜地裁川崎支部平成16年5月28日判決と同様、本件においては、不利益変更を強いる雇用契約書への署名強制や、社長の発言、退職願を出してから間もなく実際に解雇されたことなどからすると、退職しなければ解雇するという違法、不当な退職勧奨があったものと考えられ、そのような違法、不当な退職勧奨を受けたことから退職願を出したと推認されます。

したがいまして、退職願による退職の意思表示には動機の錯誤があったものとして無効にされる可能性は十分あると考えられます(動機の黙示の表示は上記事情からすると認められると思います)。

 

○バックペイの制限の可能性

以上からすると、原則としては、退職の意思表示がなかったことになるため、バックペイも全期間認められることになります。

ただし、退職願に有給、代休の消化後に退職すると記載があったにもかかわらず、全期間のバックペイを請求することは信義則に反する、あるいは権利の濫用であるとして、制限されるリスクは考えられます。

 

○今後の方針

まずは、準備書面にて、退職願による退職の意思表示の撤回と錯誤無効の主張をしたいと思います。





つづく。



次回、裁判中止!?ドタキャンか!?


これまでの経緯34 退職願と退職届は別のもの

本日2度目の更新です。



和解提案に対する回答があって数日間、ずっと引っかかている点があった。



10月7日付で退職願が出されている以上、復職の意思がないことは明白であり、バックペイは発生しない。



この頃はネットで判例を調べるのが日課になっていた。その結果、辿り着いた閃き。




退職願は撤回できるんじゃないだろうか。
もしくは錯誤無効になるんじゃないか。



まず退職願と退職届は観念的にも法的にも全く違うものだということ。※1

退職願 退職意思の表明、使用者の承諾を前提条件としている合意退職の申し込みをするもの。

退職届 一方的に退職を通告するもので、確定的に雇用契約を終了させる意思表示。


そして判例からすると退職の意思の表明(退職願)は、権限のある役職者が承諾するまでなら撤回できる。※2


※1  労働判例720号24頁「ジャレコ事件」東京地裁平成9年6月20日判決

※2労働判例725号40頁「学校法人 白頭学院事件」大阪地裁平成9年8月29日判決


本件に当てはめて考えてみる。

今回提出した10月7日付退職願は日付は書かなかったが合意退職の申し込みをしたことは否定できないので認め、有効であるといえるといえる。退職日が書かれていないこと、退職日を有給休暇、代休の消化後としていることで、確定的に雇用契約を終了させる意思表示であったとまでは言えないから、退職届(確定的な意思表示)では無いと言えるのではないだろうか。

合意退職では無く、解雇となっているのだから、一旦退職の申し込みは拒絶されて、使用者から改めて一方的かつ確定的な意思表示により労働契約を解除されたと言えると思う。


例えそれが認められないとしても、


10月7日の話し合いや一連の経緯において、新雇用契約に署名しない場合や時間外手当を請求する場合には会社を辞めるべきともとれる言動があったため、退職勧奨を受けていると思い退職願を提出し、退職願を提出しなければ解雇処分されると信じる理由があった。
結局退職願を提出しても解雇をされたが、退職願を提出すれば解雇処分を避けられると誤信して退職の申し込みのをしたわけで、退職願を提出しても解雇されるのであればそもそも提出する意味がないため提出することはなかった。
黙示的に動機は示されていたことは事実が裏付けているし、退職願の意思表示は要素の錯誤となり無効ではないか。     
(昭和電線事件―横浜地裁川崎支平 16・5・28 労判 878 号 40 頁を参考)





退職の意思表示がなくなれば、会社側のバックペイは発生しないという論拠は崩れるはず!


この閃きが合っているかどうか、竹下先生に聞いてみることにした。


つづく。

これまでの経緯33 もうとことんやるしかない

和解提案をして1週間後、相手弁護士より回答がきた。



ご連絡

平成28年12月6日付の和解提案につき、下記のとおり回答を致します。

1  当社の和解条件
⑴ 退職日は当社の解雇日10月8日とする。
解雇予告手当と貴職計算の有給分との差額を解決金として当社が支払う。

2  理由
⑴両名の方は10月7日に退職願を出されており、復職の意思がないことは明白でありますからバックペイを支払う根拠はありません。
当社は解雇は有効と考えており、お支払いするとしても解決金になります。
⑵当社の計算では平均賃金は貴職の計算より少なく有給日数に掛けた場合、解雇予告手当より少額となりますが譲歩して貴職計算の金額として、解雇予告手当との差額を解決金として支払います。
以上


折角チャンスを与えたのに┐(´д`)┌やれやれだ。
あくまで解雇を有効と言い張るつもりか。
裁判でとことんやろうじゃないか。

この件でなにか少しでも反省が見られればと思っていたが、自浄作用は全く無いと感じ、これを受けて俺は刑事告訴もすることを心に決めたのだった。


つづく。













これまでの経緯32 クモノイト

竹下先生に和解可能な条件を伝え連絡文を作ってもらった。


この時点で12月に入っていたが、会社がどうも給料計算締め日の20日付にこだわるようなので、バックペイは11月20日までに譲歩してやることにした。


作成してもらった文案を確認し、社会保険の会社負担分の支払いを求めることを和解案に明記することと、回答期限を明確に設けるよう修正をお願いした。



完成し、相手弁護士に送付した連絡文がこちら。


(原文から当事者の仮名表記秘匿、訴訟提起日付の秘匿、1万円未満の金額は端数の切り捨てる等の編集をしています。)




〇〇ハウス株式会社代理人

弁護士 桜木  先生

 

ご連絡

 

平成28年12


〇〇法律事務所

俺氏代理人

弁護士  竹下


前略

当職は、俺氏(以下「通知人」といいます。)の代理人として、以下の通りご連絡いたします。

 

   1  はじめに

 貴職もご存じの通り、通知人は、平成28年11月▪️▪️日、貴社に対し、未払い賃金等請求、地位確認等請求訴訟を提起しました。

 初回期日は、平成29年2月1日予定ですが、解雇無効を理由とする地位確認等請求につきましては、早期に解決する必要性が高いため、訴訟と並行して、訴外でも解決に向けた交渉をさせていただきたく存じます

 つきましては、地位確認等請求につき、以下の通り、和解提案させていただきます。

 なお、未払い賃金等請求につきましては、訴訟において解決をはかる所存ですので、念のため申し添えます。

 


2  和解のご提案

⑴ 退職日、退職方法について

  平成28年11月20日付での合意退職とすること。

⑵ バックペイについて

貴社が、通知人に対し、違法解雇日である平成28年10月9日から同年11月20日までの未払い給与として、以下の計算式の通り、39万円を支払うこと。

なお、同年10月9日から同年11月20日までの事業主負担分の社会保険料については、貴社がご負担ください。

計算式

  11万円(10月未払い分)+28万円(11月未払い分)=39万円


  ⑶ 有給分について

  通知人は、違法解雇されていなければ、有給残日数(23日)を全て消化していたはずです

したがいまして、貴社が、通知人に対し、以下の計算式の通り(労働基準法39条7項参照)、28万円を支払うことも和解条件として提案します


【計算式】

 基礎時給1525円×所定労働時間8時間×23日=28万円


⑷小括

貴社は、通知人に対し、解雇予告手当として28円を支払いましたが、解雇が無効であるため、通知人は、貴社に対し、28万円を返還する債務があります。

 そこで、バックペイ分39万円と有給分28万円を加算し、そこから返還債務28万円を引いた39万円を貴社が通知人に支払うことを地位確認等請求の和解条件として提案します。

 ご回答につきましては、平成28年12月13日までにお願いします。

 なお、上記和解提案は本書面限りのものであり、貴社が受け入れない場合には、訴状にも記載しておりますが、判決日まで(和解の場合は和解日まで)のバックペイのお支払いを求め、復職後は有給を全て消化することになりますので、ご承知置きください。

草々





解雇予告手当28万円は戻さずに有給分と相殺し、追加で39万貰うのでこの和解が成立した場合、実質的解決金額は計67万円ということになります。


67万円で約2ヵ月前にされた不当解雇を許してあげようというのだ。しかも会社にとっては今後裁判終結までのバックペイ発生リスクが消滅する。



まさに天から垂たす蜘蛛の糸




皆さんはどう思われますか?

客観的にはどうなんだろう。これでも譲歩が足らないって思う方もいるのかな。

意見や感想があれば是非コメントをお願いします。




さあ、会社の反応や如何に。




次回へ続く

これまでの経緯31 冗談はクビだけにしてくれ。

11月18日、有給について相手弁護士から書面で回答が来た。


ご連絡
「有給残日数」
俺    :23日   
磯野:26日
とだけ書いたあっさりしたもの。

こちらの計算とも合っていた。
2人の日数の違いは、勤続年数の違いで、これは1日も有給を使っていないのでもちろん2人ともフルの日数。
正直、会社側が解雇の正当性を主張するなら、有給は休むために与えられるものだから、解雇時点ですでに消滅していると回答してくるケースも想定してたが普通に答えてきた。


竹下先生は明らかな違法解雇であるから合意退職を認めるよう相手弁護士に電話で打診し、会社から回答をもらってくれていた。



会社からの回答

解雇日の10月9日~1020日までを有給扱いにして、1020日付での合意退職ということなら認める。20日付とする理由については、保険料の関係で締め日までにしてほしい。





いやいや、もう11月半ばですよ。

何を勝手に有給扱いに。締め日とか関係無い。

解雇から今日までのバックペイきっちり払って有給分はまた別途でしょ!



これを受けて、こちらが和解出来る条件を突きつけることにした。




次回へつづく。

閑話 ブログを始めた理由について

少しずつ1日あたりのPVが増えてきました。
はげみになります。
いつになったら裁判始まるんだよって声が聞こえてきそう( ̄▽ ̄;)
ブログの進み遅くてすいませんw


今日はこのブログを始めようと思った理由を今更ながら少し。




まだ働いている頃、会社と争うにあたりインターネットでいろいろなことを調べました。
その時に感じたのは不当解雇や未払い残業代の裁判なんてこのご時世腐るほどあるはずなのに、実体験を綴ったものって本当に少ないんですよね。


ちょっとググれば、弁護士事務所や社労士さんのHPで法令や必要となる証拠、進め方を詳しく解説した記述はすぐにたくさん出てきます。すごく噛みくだいて分かりやすく書いてあります。


それを見て全ての不安を払拭し簡単に行動を起こせるかといえばそうではないように思います。


ブラック企業は上司も同僚もみんな会社に洗脳されていて、妙な動きを見せれば孤立化して一気に立場が悪くなることが考えられます。
個人が抱えている業務量が多くかつギリギリの納期で仕事をしている場合が多いのでなかなか辞め方やタイミングは難しい。
給料もアレなのでそんなに余裕もあるはずがなく辞めた後の生活の不安もあります。
きっかけの作り方、覚悟の決め方、裁判をするのか、労働審判がいいのか、弁護士に頼むのか、本人訴訟でやるのがいいのか。
手続きは何をいつやればいいのか、他に大変なことはないのか。
実体験を書いたものが少ないのでリアルな部分、細かな部分がなかなか見えてこない。
例えるなら、お店の宣伝文句はなんかよさげだけど、クチコミが全然書きこまれてないようなもの。自分で行ってみないと分からない。


そして、自分は行くんだから書いてやろう。


ゆえにこのブログはできる限りあまり端折らず詳細に出来事を残しておこう。
これを見て闘うもよし、やっぱりやめとこうもよし、誰かのこれからの何かのきっかけや参考になればいいなと思います。


もちろん興味本位で見ていただく方もウェルカムですよ。


とはいえ、検索サイトで、「未払い残業代 裁判  ブログ」とかうつと上位でひっかかるようになってきていて複雑な心境…。

関係者に見つかるのも時間の問題か!?(((;°▽°))