残業代くださいって言ってみたら即クビにされたから裁判することにした【未払い残業代請求裁判ブログ】

未払い残業代請求と解雇無効確認の裁判中の元社畜によるリアルタイム奮闘記! 今まさにブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブルにも!

第99話 俺の尋問編、補足質問と裁判官質問

俺の尋問編は今回で終結です。

前回の続きで、原告側補足尋問と裁判官質問となります。

特に裁判官からの質問は、裁判官が何を重要視しているか、立証が不十分な部分、嫌疑をもっている部分を知る機会になります。

そこを踏まえたうえで次の尋問者で、双方の代理人は裁判官が知りたいと思う答えを出すため、あるいはぼやかすために、質問を工夫する必要がありますし、尋問を受ける側も答えを考えることになります。

ではでは、


裁判官:反対尋問終わりました。原告代理人何かありますか。

原告代理人:はい。少しよろしいでしょうか。

裁判官:どうぞ。

原告代理人:先ほど、裁量とかみなしとかちょこちょこ言っていたという話がありましたけれども、具体的な話は全然聞いてなかったと。

俺:聞いてなかったですし、言ってるご本人もそういう法律の詳しい事分かっていなかったんじゃないかなと思います。

原告代理人:実際に支払われていなかったのでそういう仕組みなんだと。

俺:何か支払わなくていいような、仕組みに組み込まれているんだろうなと認識していました。

原告代理人:労基署が来てからそういうことは間違っているんだと分かったわけですね。

俺:会議で社長が今までの考え方は間違っていたとおっしゃられていましたし、改めて自分で勉強して、これはどうも残業代が発生しているなと。

原告代理人:日報についてですが、

以下省略  (日報の書き方、どれぐらい詳しく記入していたかなどの確認。)

原告代理人:終わります。


裁判官:裁判所からいくつか質問します。喫煙のことを聞かれていたんですが、今回の原告の皆さんはたばこは吸われるんですか。

俺:全員ではないですけども。私は当時吸っていました、禁煙してた時期もありましたけど。

裁判官:後藤部長が展示場に足を運ぶ曜日ですけど、週のうち3日ぐらいって言われていたと思うんですが、特に何曜日が多いとかあるんですか。

俺:これは本当に不定期です。

裁判官:土日祝日が多いということでは。

俺:土日祝日はもちろん多いと思います。

裁判官:ワンオペの日にも来たりということは。

俺:それはないです。

裁判官:刑事記録を見ると日報の他に、週間予定表みたいなもの出されていたって話もあるんですけどこれについては。

俺:週間予定表と、あと月度重点報告書という月の予定も出していました。

裁判官:これはいつ出すとか決まっていたんですか。週間予定表。

俺:途中で変更があったと思うんですけど、月曜日か火曜日に出していたと思います。あっ、いえ、日曜日か月曜日だったと思います。

裁判官:木曜日の会議とは特に直結したものではないんですか。

俺:週間予定表を使うこともあったと思います。動き方とかそういったものは後藤部長から指示されたりとかあったと思います。

裁判官:どのくらい具体的な内容が記載されていたんですか。

俺:訪問先と時間、アポが入っている予定とかそういったことです。

裁判官:分かりました。それでは、お昼になりますので一旦休廷し、午後から再開したいと思います。


次回からは、磯野の尋問編になります。
磯野本人が記事書くかも。てか書く予定。次回はついに第100話ですし。


第98話 俺の反対尋問。来ない二の矢。

更新遅くてすいません。


続いて、被告代理人弁護士から俺への反対尋問です。

早速書いていきます。

裁判官:被告代理人、反対尋問どうぞ。

被告代理人:まず、今、残業代を働いている間は言わなかったけども、労基署が、入ってから会社の説明が違うことに気づいたというお話ですが、会社の説明というのはそれまでどう聞かれていたんですか。

俺:裁量だとか、みなしだとかそういうことをちょこちょこ言っていた気がします。

被告代理人:ということは、営業社員さんは自分で時間を決めて働けばいいんだよと、こういう説明が会社からあったということですね。

俺:そういう具体的な説明は無いです。

被告代理人:ただ、年2回社長面談がありますよね。

俺:はい。

被告代理人:その時も、残業代についてはあなたの中には全くなくてそういうことについて会社に何か請求するとか、お話になったこともないということですね。

俺:28年7月まではそうですね。

中略(全く意味のない質問が数回続くため)

被告代理人:日報のことですが。甲34号証会社ルール示します。会社ルールの16ページに「退社時の確認事項」ということで、「日報を記入すること、全ての仕事は報告して終わること」ってあるので、基本日報というのは仕事終わってから出すと、こういうことですね。ルールですから、絶対にこれとは言わないですけど、基本はそういう概念になっていたんじゃないんですか。

俺:いいえ、最後の報告というのは日報に限らないと思うんですね。口頭での報告もあるでしょうし、次の日の報告もあるでしょうし、その仕事の終わりを報告するということだと思います。

被告代理人:先ほどの御証言でもあったように、日報の退社予定時刻を書くということは、大体仕事はこの辺で終わるよねということを想定して書くと、こういう感覚はあったわけですね。

俺:その中で最も早く終われるであろう時間を書いています。

被告代理人:携帯電話をお持ちになっていて、毎日のように、今日はどこに行ったとか、あるいはあそこのお客さんはどうなっているんだとか、電話でいろんな問い合わせが後藤部長からくるとか、業務上の指示が電話でくるというのは無かったんじゃないですか。

俺:会社に問い合わせがきたからとか、そういった顧客の紹介があったからとかで訪問の途中でここに行ってくれとかそういう連絡はありました。
今言われたように毎日ということはありません。

被告代理人:新規でお客さんがここにいるから行ってみてくれ、みたいな感じですか。

俺:そうですね。

被告代理人:会社で会議のある日とない日があるわけですが、ある日は基本的にはそうした会議に出ることになるんでしょうが、ない日は朝から夕方まで日報で御自分でたてた予定で動くということでよろしいですね。

俺: 基本的にはそうなります。

被告代理人:ワンオペの時のことですが、トイレに行ったり、食事をしたり、これは幾ら一人でも可能ですよね。

俺:トイレに行くっていうのは生理的な現象ですので、これはしないってわけにはいきませんので。ただお客さんがみえた時は、当然一人ですので対応しないといけないわけで、我慢する時もありましたし、食事もとれないことも同様にあったと思います。

被告代理人:火曜日とか水曜日とかは宅配屋さんが来たり、展示場内の連絡で誰か来たりとかあったとは思うんですけど、来場者、いわゆるモデルハウスを見たいというお客さんは本当に少ないか、ゼロですよね。

俺:そうですね、ゼロっていうのは語弊があると思いますけども。

被告代理人:だから、たまたまお客さんがあれば、その時間トイレに行ったり食事したりは有り得ないけども、来場するお客さんが無ければ、自分で時間の都合つけて出来るんじゃないですか。

俺:いつ来るか分からないんです。アポイントがあって来ることは稀なので。その時にいなければお客さんを逃すということなので、行ったけれども誰も居なかったという連絡が会社に入れば何してたんだとなろうかと思いますのでそういったことはできないかなと思います。

被告代理人:訪問営業ですけども、これも行き先は自分で決めていたということでよろしいですか。

俺:基本的にはそうですね。


被告代理人:日報ですけど、当日にできない時は、翌日に送るというのも一応はあり得るんですか。

俺:あまり。23時とか24時になって、日報書くために残るとか変な話なんで、次の日に送るってことも稀にはあったかと思います。優先順位の問題で。

被告代理人:会社に戻られてからですが、社長とか後藤部長含めて、営業社員の方が私的なこと、業務以外のことをいろいろお話したり相談したりそういうこともありましたよね。要するに会社の中だからプライベートな話が一切出来ないとかそういう雰囲気ということはないですよね。

俺:それが多かったかと言われればほぼないと言っていいかと思います。

被告代理人:俺さん自身はあんまりそういう経験がないということですか。

俺:業務中にプライベートな話をするということはあんまり無かったと思います。

被告代理人:業務中というか、会社にいるとき、会社に戻ってから。

俺:会社にいる時は業務中ですので。例えばタイムカードを押したあとに話するとかそういうことはあるかもしれませんが、タイムカードを打刻する前にそういうことは無いと思います。

被告代理人:メールでのやりとりができるようになっていたと思うんですが、後藤部長からあなたがもっているこういうお客さんについて、今日はこういうことやってねとか、設計図はこう変えてくれとかメールで指示が飛んでくることはないですよね。

俺:訪問については時々あったと思いますけど、プランのことで携帯でメールがくるとかはあんまり無いですね。

被告代理人:会社に戻る時間、帰社時間と言ってもいいと思うんですが、必ずこの時間に帰ってこいよとか、そういう指示や事前の取り決めはあるんですか。後藤部長との間で、あるいは会社との間で。

俺:そういった取り決めは無いんですが、例えば21時以降に訪問したりとかは他の法令に引っかかたりとか、20時以降でもクレームになったりとかありますので、なるべくそこまでに訪問を終えて帰ってくるということは認識としてはあります。

被告代理人:それは訪問時間帯がこういう時間帯が望ましいということは共有されていたということですか。

俺:そうですね。

被告代理人:部長や次長が毎日展示場にいるわけでは無いというのも事実ですよね。

俺:先ほど尋問で後藤部長も週3ぐらいっておっしゃっていましたので。次長に関しては結構毎日いたかなと思います。

被告代理人:後藤部長自身も自分が営業しているので自分のお客さんのための仕事を展示場でいろいろやっているというこになるんですか。

俺:そうですし、個別に相談乗ったり、これをこういうふうにやりなさいというような助言をすることはあると思います。

被告代理人:他の営業社員さんが相談したり、やっているのを見て、こうした方がいいという助言なんかはしていたということですね。

俺:そうですね。

被告代理人:業務標準書、会社ルールにいろいろなことが書かれているんですが、これにそぐわないことしたり、反するようなことがあった場合、だから社長が注意処分にするとか、極端に言えば懲戒になるぞとかそういう形での使われ方は無かったですね。

俺:注意されることはあると思いますが、懲戒ですとかそういうことはないです。

被告代理人:終わります。


なんだか拍子抜けですね。被告には挽回への貴重な反対尋問という機会なので、もっと厳しい追求や、答えにくい質問、不利な方向への誘導があるのかと思っていましたが、呆気なかったです。被告代理人弁護士はなんか思ったようにいかなかったのか途中何度も苦虫を噛み潰すような表情をしているように俺には見えました。

時間も短かったので、これ以上やっても、こいつからはもうなんもでねえわって感じでした。
多分最初の切り口の質問で、ここは否定してこないだろう、否定出来ないであろうという想定をして組み立てているから、そこをこういう理由でそうではないですよと言われてしまうと次が続かない。だから次のテーマに切り替えざるをえないって感じでポンポン進んでしまったんだと思います。
はっきり言えば舐めていたか、もしくはもう勝敗が見えてるから諦め半分投げやりでやっているかと。

次回は原告代理人からの補足尋問と裁判官質問で俺の尋問編終結です。

第97話 俺の尋問編!主尋問③

ちょっと長くなってしまいますが、この回で主尋問最後まで書きたいと思います。


原告代理人:訪問営業の時は移動は何でしていたんですか。

俺:自家用車を使用してました。

原告代理人:訪問の途中、いろいろ移動すると思うんですが、休憩なんかはしていましたか。

俺:休憩をしても本社への帰社時間が遅くなる、押してしまうだけですので、トイレに行ったりとか、コンビニで飲み物を買ったりってことはあったと思いますけど、それ以外で休憩するってことはないです。

原告代理人:訪問時間について、何時から何時までの間に訪問しなさいという指示はあったんですか。

俺:夜の方が世帯主ですとかキーマンとなる方が(在宅している可能性が)多いので18時から20時ぐらいまでの間で訪問しなさいということを言われたことはよくあったと思います。

原告代理人:訪問した時に不在だった場合はどうするんですか。

俺:来たことを残さないと行った意味がないですので手紙を書きなさいとか、リーフレットを近隣に配りなさいってことを言われてました。

原告代理人:甲61号証示します。リーフレット表裏見せますがこちらで間違いないですか。

俺:これ以外にもいろいろな種類のものがあったと思います。

原告代理人:これは誰の指示で配っていたんですか。

俺:後藤部長の指示です。

原告代理人:近隣何軒に配るよう指示されていましたか。

俺:一日10軒、週50軒だったと思います。

原告代理人:お客様が在宅していた場合、どれくらい話すんですか。

俺:これはケースバイケースで、在宅していてもつんけんしたお客様は5分だったり、3分だったりしますし、長ければ1時間だったり2時間話したりする時もあります。

原告代理人:契約後の方なんか、アポとって訪問する時はどれくらいの時間になるんですか。

俺:これは結構長くなります。1時間とか3時間に及ぶこともあります。

原告代理人:平日が多かったですか、土日が多かったですか。

俺:土日は新しい契約をとるためのお客様に空けなさいと言われてましたので、平日にアポをとることが多かったです。

原告代理人:会社支給の携帯電話ですけども、こちらは業務上どのように利用されていたんですか。

俺:本社に連絡をとったりとか、工事担当とかに連絡をとったりとか、後藤部長に指示を仰ぐ時にももちろん使いますし、お客様や関連業者にかけるということもありました。

原告代理人:例えば、お客様を訪問した時とか、お客様との打ち合わせの内容を報告することもあったんですか。

俺:すぐ報告した方がいいことは、すぐ報告していたと思います。

原告代理人:後藤部長に報告していたんですか。

俺:後藤部長です。

原告代理人:もともと予定していた帰社時間よりも遅くなるような場合には、その報告も会社に入れていましたか。

俺:30分以上遅くなる場合は、報告することがルールで決まってましたので、遅くなる場合は報告してました。

原告代理人:訪問から本社に帰ってくるのは何時頃が多かったんですか。

俺:大体夜8時ぐらいが多かったです。

原告代理人:それより前に戻ってくることもあるわけですか。

俺:もちろん、予想外に早く終わることもあります。

原告代理人:夜ご飯はどうしていたんですか。

俺:業務が終わってから、家に帰ったりとか、家に帰る途中で食べることが多かったです。

原告代理人:本社に帰ってきた時に、誰か本社に従業員はいるんですか。

俺:後藤部長はいることが多かったです。他の部の、積算部の部長や工事部、アフター部の部長がいることが多かったと思います。

原告代理人:営業社員で先に帰ってきている方もいたわけですね。

俺:もちろんそうですね。

原告代理人:本社に帰社してからの流れを教えてください。

俺:本社に帰社したあとは、まずは日報を作成します。そして送信して、その後残りの業務をします。

原告代理人:日報の作成はどれぐらい時間がかかるんですか。

俺:結構詳しく書くように指示されてましたので、次の日の予定も書かきゃいけないので、平均30分はかかっていたと思います。

原告代理人:長いとどれぐらいかかりますか。

俺:長いと1時間ぐらいかかるときもあったと思います。

原告代理人:後藤部長にメールで出すということですか。

俺:そうです。

原告代理人:なぜそのように日報作成に時間がかかるんですか。

俺:先ほど申し上げたように、何を話したかですとか、どこへ行ってどれぐらい話したかですとか、事細かに。日報の書式を見ていただければ分かると思うんですけど、書くところが非常に多いものですから、時間がかかっていました。

原告代理人:日報に退勤予定時間を書いている場合がありますけど、これはどのように決めているんですか。

俺:これは1番スムーズに進んで早く終われる時間を書いていました。

原告代理人:遅くともこれぐらいに終わるだろうなと、余裕のある退勤時間を記入することもあり得ると思いますけれども、そうしなかったのはどういう理由でしょうか。

俺:あんまり遅い時間を書くということが個人的には憚(はばか)られた。効率が悪いんじゃないかと思われたり、そんなにかかるものかと思われたりすると思いますのでそういった理由です。

原告代理人:実際の退勤時間は、日報記載の退勤予定時間より遅くなることが多いんですか。

俺:遅くなることが多いです。1番スムーズに進んで終わる時間を日報には書いてますので、結構無理して目標値みたいに書いてますので、遅くなることが多いです。

原告代理人:予定外の業務が入ることもあるんですか。

俺:そうですね。急にやらないといけないことが入ったりですとか、後輩もおりますので、相談されたり手伝ったり、そういうこともあります。

原告代理人:図面作成が予想以上に時間が掛かることもあるんですか。

俺:そうですね、もともとそういった設計の経験があったわけではないので、CADの入力に人より時間がかかったり、ラフプランであっても時間がかかることが多かったと思います。

原告代理人:日報作成後はどんな仕事をすることが多かったんですか。

俺:プランを作ったり、図面をCAD入力したり、プレゼンの準備ですとか、後輩の手伝いとか他部門との調整もありますし、あがってきた見積をチェックしたりとかいろいろな業務があります。

原告代理人:退勤する際は、仕事が終わってすぐタイムカードを押すんですか。

俺:すぐに押します。

原告代理人:それはなぜですか。

俺:仕事がないのに残っていられるような雰囲気ではないですし、周りにも残ってる方がいますので、話したりとかそういうことはないです。

原告代理人:今回、会社、残業代出てないですけれども、残業代が出ないのに仕事が終わった後にだらだら過ごす。そういった必要もないなという気持ちもあったんですか。

俺:もちろんそうです。

原告代理人:退勤する際、挨拶するんですか。

俺:退勤する際は、お先に失礼しますと大きな声で挨拶してからタイムカードを押します。

原告代理人:退勤する際は、まだ上司の方々がいることが多いんですか。

俺:上司がいることも多々ありました。

原告代理人:後藤部長だったり、他にもいるんですか。

俺:工事部門の方は、結構遅くまで働いてみえましたので、いる頻度は高かったかなと思います。

原告代理人:被告社長の陳述書には「業務中に本社及び展示場建物外の喫煙所で1日に何度も喫煙しながら同僚と20分程度話し込んだり、退社前に長話しているのは日常茶飯事であった」と記載されてますがこれはいかがですか。

俺:そんなことはないと思います。常識の範囲内だと思います。長くなったとすれば仕事の話だと思います。

原告代理人:日報ですが、部長に提出したあとはどうなるんですか。

俺:コメントをして、社長に送られているんじゃないかと思います。

原告代理人:そして、それは翌朝戻ってくるんですか。

俺:そうですね。翌朝までに。早ければその日のうちに。

原告代理人:日報のコメントは俺さんも読むんですか。

俺:読みます。全員のが全員の見れるところに送られますので全員のを見ています。

原告代理人:土日祝日ですけど、展示場に直行して、8時45分から5分ほど朝礼、8時50分から9時20分までスキルアップのミーティング、10時までが清掃作業でよろしいですか。

俺:はい、そのとおりです。

原告代理人:業務標準書に記載されているとおりということでよろしいですか。

俺:はい、そうです。

原告代理人:土日祝日はそのあとは何をやるんですか。

俺:そのあとはお客様がくれば接客しますし、プランの作成とか日常の業務を行います。

原告代理人:訪問は土日祝日もするんですか。

俺:はい、します。

原告代理人:何時ごろから出掛けるんですか。

俺:夕方5時ぐらいまではお客様くることが多いですので、展示場の営業が終わってからになりますので夕方、夜が多いです。

原告代理人:本社への帰社は土日祝日はどれくらいの時間なんですか。

俺:同じく7時8時ぐらいだったと思います。

原告代理人:帰社後の業務内容は平日と同じですか。

俺:同じです。

原告代理人:仕事を辞める、会社を辞める直前まで残業代を請求しなかった理由はどのような理由ですか。

俺:これは平成28年7月頃に、

原告代理人:28年ですか?

:(・ω・`;)。oO(あれ?なんか間違った?)
27年だったかもしれません。7月だったと思うんですけど労基署が入ってきて、そこで今まで会社から聞いていたことと違うということが分かって、これはどうやら残業代が発生しているなということをその時に気づいて請求しようと思いました。

原告代理人:先ほど27年とおっしゃられましたけど俺さんが解雇されたのは28年10月です。

俺:28年10月に解雇されたのであれば、28年7月に労基署が入ったと思います。
(ーー;).。oO(あってたじゃんよ)

原告代理人:辞める際の経緯は陳述書の通りですね。

俺:はい。

原告代理人:解雇された際の心境について教えてください。

俺:非常に憤りを感じました。

原告代理人:どういった理由で解雇されたと思いました。

俺:これは発生している残業代を請求したことへの報復と他の従業員への見せしめみたいな感じだなと感じます。

原告代理人刑事告訴した理由は何ですか。

俺:これは残業代とは別で、36協定が結ばれていなかったということを労基署が入ってから知りましたので、それにも関わらず残業させられていたということへの思いと残る従業員のためにもしっかり是正していただいた方がいいんじゃないかと思ったからです。

原告代理人:最後に被告に対して言いたいことはありますか。

俺:(ーー;).。oO(予定に無い質問だな、何言おうか)
法律に則ってちゃんと残業代とかの支払いを公正にしていただきたいなと思います。

原告代理人:終わります。


全体的にはうまく出来たんじゃないでしょうか。次回から反対尋問編書いていきます。


第96話 俺の尋問編!主尋問②

ちょっと更新があいてしまいました。愛読者の方ごめんなさいm(_ _)m

累計PV数が50000になりました。引き続きよろしくお願いします。




さて、主尋問が続きます。


原告代理人:会社ルールなんですけども、こちらは周知されていたんですか。

俺:周知されていました。

原告代理人:一人一冊、冊子で持っているとお聞きしているんですけども間違いないですか。

俺:入社時に配られて、それを持っているという形です。改訂があった時も、改訂したものを全員に配られます。

原告代理人:朝礼で1ページずつ読上げるということですね。

俺:その通りです。

原告代理人:業務標準書は周知されてましたか。

俺:周知されていました。

原告代理人:どのように周知されていましたか。

俺:サーバー上に保管されていますので皆が見れるようになっていたのと、改訂、変更がある度に後藤部長からメールが届きました。

原告代理人:業務標準書の内容について知っていましたか。

俺:もちろん把握していました。

原告代理人:甲17号証示します。後藤部長からの皆さんに業務標準書の改訂について知らせるメールです。

俺:はい、その通りです。

原告代理人:変更があったらこうしたメールで把握していたということですね。

俺:はい、通読していました。

原告代理人:本社出社後の流れを教えてください。

俺:まず、入口で立ちどまり、おはようございますと大きく挨拶をしてから、タイムカードを打刻します。その後はメールを確認したり、後藤部長相談とか、その日の行動について何か報告することがあれば話したりすることがありました。その後は展示場に出掛けたり、会議や朝礼があればそれに出席します。展示場に行った場合はそこで業務をして、その後訪問に行くという流れです。

原告代理人:タイムカードの打刻について、甲第45号証「本社配置図」を示します。タイムカードを打刻する位置ですが、受付の隣というか、前というか。

俺:そうですね。入口入って、受付の前を通ってほどなくの所にタイムカードを打刻する場所がありました。

原告代理人タイムレコーダーの横で大きく挨拶することは決まっていたのですか。

俺:これは会社ルールで決まっていたと思います。

原告代理人:甲34号証、会社ルールの1ページ目「1.挨拶の徹底」というところですけども、①「受付及びタイムカード横に立ち止まって、『おはようございます』『行ってきます』『ただいま戻りました』『お先に失礼します』と元気よく大きな声で挨拶する。他の社員も元気よく挨拶を返すこと」とありますね。

俺:はい。

原告代理人:業務標準書によりますと、木曜日の9時半から10時半まで部門の会議をするということでよろしいですか。

俺:はい。

原告代理人:これも、被告の指示による会議ということでよろしいですか。

俺:はい。そうですね、指示でもありますし、業務標準書に則ってということだと思います。

原告代理人:先ほど後藤部長の話でもありましたけど、本社を出る際、どこに行くなどの行先表は書くことになってたんですか。

俺:受付のカウンターの上に、行先表がありますので、そこに訪問先ですとか訪問時間、帰社予定時刻を記入していました。

原告代理人:展示場についてお聞きします。展示場の設備について教えてください。

俺:各個人のデスクが割り当てられていて、複合機があったりだとか、各人の固定電話がありましたし、ミニキッチンや冷蔵庫なんかもありました。

原告代理人:事務員さんはいたんですか。

俺:女性の事務員がいました。

原告代理人:何曜日にいたんでしょうか。

俺:たしか火曜日、水曜日どちらかで休みをとっていました。なので他の曜日はいたと思います。

原告代理人:展示場での業務内容は陳述書の通りだと思うんですけども、主な業務教えてください。

俺:接客はもちろんですし、プラン作成ですとか、プレゼンの準備をしたりですとか、具体的にはそういうことですけども多岐にわたります。

原告代理人:展示場には監督者はいましたか。

俺:後藤部長や次長席の者がいました。

-中略-(次長の経歴や雇い入れられた経緯についての質問)


原告代理人:展示場は私語ができる環境でしたか。

俺:そんなにずっと私語を話すということはありませんでした。

原告代理人:展示場に社長が来たりとかもあったんですか。

俺:次長が辞めてから、土日朝に頻繁に様子を見に来るようになった時期もあったように記憶してます。

原告代理人:部長が展示場にいない時も、展示場のお客様の仕事の進め方や相談したいことがあれば、電話やメールで部長に相談することはあったんですか。

俺:有力なお客様が来た場合には、進め方を相談することがよくありました。

原告代理人:ワンオペについてお聞きします。一人で展示場で業務をすることがあるようですがどうしてそういうことが起きるのですか。

俺:展示場は年末年始除き年中無休で、各個人は隔週で週1、週2というふうに休みがあります。誰かの連休週のところを、誰かの単休週の当番で埋めるという形なのでそういうことが起きます。

原告代理人:ワンオペの時、展示場で寝たり、外出したりは出来たんですか。

俺:寝たり外出することは有り得ません。

原告代理人:なぜですか。

俺:仕事だからです。

原告代理人:来場者が全く来ない日もあったんですか。

俺:サンプルとか届きますので、配送業者ですとか、展示場の運営元とか、各業者の営業だとか、もちろんお客様も来ますので全く誰も来ないというのはありません。

原告代理人:会社から展示場を閉めてでも休憩を取るように指示はありましたか。

俺:一切ありません。

原告代理人:訪問営業についてお聞きします。
展示場から訪問営業に出る時にホワイトボードに行先を書くということだったんですか。

俺:基本的にはそうなっています。

原告代理人:具体的には何を書くんですか。

俺:訪問の行先ですとか展示場に戻ってくるならその時間、本社に帰るならその時間を書いています。

原告代理人:ホワイトボードは後藤部長も確認しているんですか。

俺:もちろん確認していたと思います。

原告代理人:次長も確認していたんですね。

俺:確認してたと思います。

原告代理人:ホワイトボードに書くというのは後藤部長の指示ですか。

俺:そうです。後藤部長の指示ですし、業務標準書でも決まっていたんだと思います。

原告代理人:訪問件数について、どれぐらい行くという指示は受けていましたか。

俺:具体的に何件という指示はないですが、大まかに目標設定させられたり、なるべく多く行くように言われることはよくあったと思います。

原告代理人:業務標準書にあるとおりですね。

俺:なるべく多くというのは業務標準書に書いてあると思います。


今回はこの辺までで。

ワンオペの時に寝たり外出することは出来たかという問いに対して→仕事だからです。は失敗したなぁ^^;
可能か不可能かを聞かれてるの全然説明になってませんよね。


今回の補足説明。
序盤は会社ルールや業務標準書の位置付け、これらが就業規則や会社からの業務指示に準ずるもので周知されていたことの立証です。

次にタイムカードの不正打刻ができる状況下ではないことの立証。

次に、展示場は事業場であること、展示場での業務は会社の管理監督下におかれていること、労働時間管理や把握が可能であることの立証でした。
付随してワンオペにも触れておきました。

次回は、訪問営業~帰社後の業務についての内容の尋問となります。





第95話 俺の尋問編 開始!始業時間前の朝礼してませんか?

裁判官:続いて俺さんの本人尋問ですね。まずは宣誓をしていただきます。

証言台に向かいます。

裁判官:注意事項は先ほどと同じです。質問者の方は見ずに前を向いて答えてください。質問者と声が重ならないよう質問者が話終わったあとに証言して下さい。では、宣誓してください。

俺:宣誓、良心に従い本当のことを申します。知っていることを隠したり、ないことを申したりなど決していたしません。

裁判官:原告代理人、主尋問どうぞ。

原告代理人:甲52号証、陳述書示します。これは俺さんの体験した事実や考え、主張をまとめて俺さんが署名押印したもので間違いないですね。

俺:間違いありません。

原告代理人:訂正するところはありますか。

俺:ありません。
(あー緊張してきた。やばい、頭ぼーっとしてまわんないわ)


原告代理人:入社前の経緯についてお聞きします。被告に入社する以前はどのような仕事をしていましたか。

俺:◯◯◯で▲▲▲の仕事をしてました。

原告代理人:不動産の設計や営業の経験はありますか。

俺:設計の経験はありません。営業はその中で少しありました。
(ちゃんと喋れてるか、大丈夫か俺、落ちつけ俺)

原告代理人:入社面接についてお聞きします。入社面接には誰がいましたか。

俺:社長だけです。

原告代理人:入社前の経歴について面接で話しましたか。

俺:話したと思います。

原告代理人:残業代は支払わないという説明を社長から受けましたか。

俺:受けてないです。

原告代理人:残業がありますという話はありましたか。

俺:残業があるということは、聞いた覚えがあります。

原告代理人:どの程度残業があるというふうに聞いてましたか。

俺:そんな頻度としては毎日っていうわけではないってことで聞いたと思います。

原告代理人:被告社長の陳述書には採用面接時に「当社の営業は、自分で顧客をつかみ契約締結し成果とする業務であるので、時間は自分で自由に管理して働くことが出来ると話し、原告はこれを理解して入社した」とありますが、このような説明はありましたか。

俺:ありません。

原告代理人:社長の陳述書10ページには、採用面接時に、「給与は完全固定制で、時間は自分で自由に管理して働いてもらえばよいと説明した。」とありますが、このような説明はありますか。

俺:ありません。

原告代理人:「完全固定制は時間を自分で管理してもらうので、給与は同業他社よりも高くしてあると説明した。」ともありますが、このような説明はありましたか。

俺:ないと思います。

原告代理人:実際、被告における給与は同業他社と比べ高いのですか。

俺:同業他社がどの程度かわかりませんが、私自身の認識としては、そんなに高いということはないと思います。

原告代理人:「営業の結果、契約締結に至ればその受注額に応じて成果報酬が年2回支給されると説明した。」とありますがこのような説明自体ありましたか。

俺:ないです。成果報酬というより、賞与が年2回あるという話は聞いたような気がします。

原告代理人:成果報酬は実際に支払われていましたか。

俺:支払われたことはありません。

原告代理人:賞与はどれぐらいでていたのですか。

俺:一月の賃金ぐらいだったと思います。

原告代理人:年2回、それぞれ、一月の賃金程度ということですか。

俺:会社の業績によって、多少の上下はあったと思いますが、大体それぐらいだったと思います。

原告代理人:出社してからの流れをお聞きします。陳述書によりますと、平日は本社に出社していたようですね。

俺:そうです。はい。

原告代理人:なぜ本社に一度出社する必要があったんですか。

俺:これは会社ルールで本社に出社するように決まっていたからと、あと、業務標準書でも決まってたんじゃないかと思います。

原告代理人:甲34号証示します。会社ルールの5ページ「直行・直帰について」というところ。
こちらですね。

俺:はい、間違いないです。

原告代理人:直行直帰については「全社員、禁止とする。」とありますね。

俺:はい。逆説的に言えば、全員本社に出社するということになると思います。

原告代理人:甲第8号証示します。業務標準書2ページ目、「一日のルーティンワーク」「出社」、こちらも本社に出社することが前提となってるわけですね。

俺:はい、そういう認識です。


原告代理人:俺さんの陳述書によると、始業時間9時のようですが、月曜日には全体朝礼のため8時15分、木曜日には部の朝礼のため8時45分に出社していたとのことですね。

俺:はい、そうです。

原告代理人:月曜日の全体朝礼は何をするんですか。

俺:全体の重要な、、、いろんな部の重要なスケジュールの報告確認と個人の予定の発表、会社ルールの読み上を毎週1ページずつ、あとは基本動作訓練といって、「気を付け」とか、「やすめ」とかそういう動作の訓練とか、社長の話であったりそういうことが行われていました。

原告代理人:大体何分ぐらいありました?

俺:大体30分ぐらいだったと思います。

原告代理人:そうすると全体朝礼8時15分から8時45分ぐらいまでということですね。

俺:そうですね。

原告代理人:朝礼の議事録はとっていたんですか。

俺:毎週、当番で議事録をとっていると思います。

原告代理人:朝礼のあと、何をしていたんですか。

俺:朝礼のあとは、社内、社外、近隣の掃除をするように指示されていました。

原告代理人:木曜日の部の朝礼は何をしていたんですか。

俺:木曜日については、後藤部長が作成した行動指針を皆で唱和したり、あとは各個人の予定を発表して、共有したりしてました。

原告代理人:木曜日の部の朝礼は決められていたことですか。

俺:決めらていました。

原告代理人:甲8号証、業務標準書の3ページ目、「3.朝礼」というところに「木曜日8:45部門朝礼(本社)」とありますけど、こちらでよろしいですか。

俺:はい、間違いありません。



今回はこの辺で。



さぁ、始まりました!俺の尋問編。




淡々と答えていってる感じですが、内心凄く緊張してました。自分の想定ではもっと普通にやれるものだと思っていただけに、マジかよ俺!?と余計に焦った感じ。
心臓ばくばくして頭がぽわーっとして。答えていくうちに徐々に落ち着いていくんですが、まだこの記事中では全然緊張おさまってません。


今回の内容的な補足。

前段、
入社時に労働条件通知書の交付も、雇用契約書も無かったわけなんですが、なんか被告がぐちゃぐちゃ言っているので、具体的な説明はなんにもなかったですよーってことの確認です。
本来、労働時間管理をする義務が被告にあるにも関わらず、労働時間管理は労働者にお任せでしたというかなりズレた主張をしている上(こうこうこういう理由があって現実的に労働時間管理は不可能でしたなら分かるが)、実際にはガチガチに管理されていたことの立証です。

後段、始業前の朝礼についても残業代を請求しているので、会社からの指示があったこと、指揮監督下にあったこと、参加するしないの裁量がないことの立証です。
被告の前に勤めていた会社でも当たり前のように始業前に毎日朝礼していたので、こういう会社はまだまだ結構多いのでは?あなたの職場はどうですか?
皆さんそれ本来賃金貰うべきものですよ!
ってまあなかなか請求しにくいですよね…。

では、また続き頑張ります。






第94話 部長への尋問編終結!裁判官尋問と補足尋問

反対尋問が終わり、裁判官の尋問タイムとなります。


裁判官がこの事件について何を重要視しているか、何に興味を持っているか、何の主張立証が足りていないかを知る数少ない機会です。



裁判官:裁判所からいくつか質問させていただきます。住宅展示場にはどのくらいの頻度で証人は行かれていたのでしょうか。

後藤部長:頻度というと?

裁判官:1ヶ月にどれくらいとか、一週間にどれくらいとか。

後藤部長:一週間5日出社したとするなら、3日以上は行ったかとは思います。顔出したりとか。

裁判官:滞在時間はどのぐらいですか。

後藤部長:行けば図面を書いたりでずっといることもありますし、外へ出るまでって感覚でおりますので、私の用事によってまちまちです。

裁判官:今日証言されるにあたって、刑事事件で供述された内容は改めて確認はされましたか。

後藤部長:改めて?

裁判官:読み直されたかってことなんですけども。

後藤部長:正直、そんなしっかりと読み直してはいませんけども。

裁判官:ニュアンスが若干というお話をされてましたけども、事実関係については特に違うという部分はありますか。

後藤部長:サインしている書類ですから、思いとしては私の言葉で語ったつもりですけど、最後に読み合わせしてサインしてますので、それは事実だと思うんですけど、今読み返せばという正直な気持ちはあります。

裁判官:原告が5人おりますけども、それぞれで働き方の違いというのはありますか。

後藤部長:前職の経験も違いますし、考え方も違うと思いますのであったと思います。

このあとも2、3質問が続きますが、他の原告の個人的な内容に触れますので割愛します。


裁判官からの質問が終わり、被告代理人の補足尋問に移ります。基本的には証人が反対尋問や裁判官からの質問に対してまずいこと言ってしまったのを修正したりごまかしたりする最後の機会です。

被告代理人:先ほどの回答の中で、営業の人が会社戻ってから日報を後藤さんにメールで送ってからも、目の前だから仕事していることは自分も知っていたというお話がありましたよね。

後藤部長:はい。

被告代理人:日報を出して、普通はそこで仕事は終わるように思うんですが、その後例えば図面を書いたり、1時間も2時間も仕事するような状態であれば日報の終業予定時刻をもっと後ろに書けばいいわけで、退社ってメールしてその後1時間も2時間も仕事するっていうのは日報からするとおかしい感じするんですけども。

後藤部長:はい。

被告代理人:そんなこと現実にあったんですか。

後藤部長:いや、そんなことはないと思います。

被告代理人:だからメールで日報を出したってことはそこで終わったよって後藤さんは受けとったんじゃないですか。

後藤部長:もちろんそうです。

被告代理人:営業社員さんが全員帰るまで後藤さんは残っている感じだったんですか。

後藤部長:いえ、先に帰ることももちろんありました。別にずっと最後までいなきゃいけないこともありませんので。

被告代理人:営業社員が一人もいなくなってから、消灯して帰るとかそんなことは全く無いんですよね。

後藤部長:そんな決まりは一切ありません。

被告代理人:後藤さんは自分の仕事が終われば帰ると。

後藤部長:(うなずく)

被告代理人:メールなんかは後で確認出来るんですか、翌日でも確認できればいいわけですかね。

後藤部長:当然お客様あっての仕事ですので、お客様の関係で遅くなれば、日報はべつに次の日でもいいっていう話はしてました。

まだ2、3質問が続きますが、原告の個人的な事情に触れる質問があるので割愛します。

これで後藤部長の証人尋問編終了です。

最後はなりふり構わずのごりごりの誘導尋問で無理くり発言内容を修正してきましたね。


次回からはいよいよ俺の出番です。
また長くなると思いますが、頑張って書いていくのでお付き合いください。

第93話 部長への反対尋問終盤戦!もしかしてグロッキー?

原告代理人:甲第61号証示します。このリーフレットは見覚えありますか。


後藤部長:もちろんです。

原告代理人:訪問先が不在の場合には、このリーフレットを近隣の家に投函するように指示していましたか。

後藤部長:はい、私も一人の営業マンとして現在も働いておりますので、当然私も訪問したりします。例えば市内といえど、片道動いても30分以上かかりますので、30分かけて行ってお客様が不在だったりするとやっぱりちょっとがっかりして、せっかく時間かけてきたのに戻れば都合1時間以上かかってしまうということで、せっかく行ったのなら、そのリーフレットを会社で用意しますので、近隣の人に、少し古めの家なんかに投函してもいいんじゃないかって意味合いでアドバイスはしていました。

原告代理人:具体的にはリーフレットは近隣何軒に配るよう指示していましたか。

後藤部長:10軒程度かと思います。

原告代理人:それは、1回の訪問で、不在だったら近隣に10軒程度投函するということですね。

後藤部長:はい。

原告代理人:週最低何枚投函するようにという指示はしていましたか。

後藤部長:.....。当時目標値みたいなものは設定してたかもしれません。

原告代理人:週最低50枚投函するように指示されていたと原告は言っているんですけど間違いないですか。

後藤部長:そういうこともあったかもしれません。正直、記憶に薄いです。

原告代理人:社員は会社支給の携帯を持っていたということですね。

後藤部長:はい。

原告代理人:そうすると、社員が本社にいない時でも、社員に指示を出したり、報告を受けることはあったわけですか。

後藤部長:基本的にはありません。

原告代理人:甲第51号証を示します。こちら後藤部長と俺さんの携帯電話のやりとりということで間違いないですか。

後藤部長:私の名前ですから、そうでしょうね。

原告代理人:これら携帯電話の記録を見ますと、俺さんに対して仕事の指示を出したりとか、報告を受けるということがされていたようですけども、それで間違いないですか。

後藤部長:はい。連絡があれば返していたって認識です。

原告代理人:実際に指示を出すことや報告を受けること、これはもちろん可能ではあったわけですよね。

後藤部長:と思います。

原告代理人:後藤部長も展示場業務や訪問営業後に本社に帰社してくるわけですね。

後藤部長:はい。

原告代理人:原告らも、帰社してから、同じ本社の、同じ部の島で働いているわけですか。

後藤部長:はい。

原告代理人:そうすると原告らが帰社した後も仕事をしているというのは認識していましたよね。

後藤部長:目の前にいますから分かってたと思います。

原告代理人:原告らが日報を送信して、それから後も仕事している現場というのは当然見ていたわけですね。

後藤部長:はい。

原告代理人:そうすると、労働時間を把握すること自体は当然可能だったかと思うんですけども、違うんですか。

後藤部長:可能だったかと言われれば、それはそういうことだと思うんですけども、先ほども申し上げたように労働時間という、そもそもそういう概念を持ってないですから、目の前で何が行われていようと、余りそういうのを察知してないというのが実際でした。

原告代理人:実際に目の前で働いているわけですよね、見てたら分かりますよね。

後藤部長:はい、もちろん見ていれば分かります。ただ、労働時間ということに関してはそういう認識です。

原告代理人:後藤部長は大体何時頃に帰ることが多かったんですか。

後藤部長:それはまちまちですけど、6時とか7時とか、まあそんな程度だと思います。

原告代理人:それは本社に帰ってくる時間ですよね。

後藤部長:はい。

原告代理人:退勤時間は何時頃が多かったんですか。

後藤部長:これもまちまちですけど、8時9時、そんな程度だと思います。私の個人的な仕事が忙しくなければそんな感じだったと思います。

原告代理人:忙しい時はどれくらいだったんですか。

後藤部長:忙しいというのは個人的に資料を準備したりっていうところで、10時とかそれぐらいになったことは当然あります。

-中略-  (朝礼とかの話)


原告代理人:次にスキルアップのためのミーティングなんですけど、土日祝日。こちらは強制はしてなかったんですか。

後藤部長:はい。

原告代理人:出るようにという指示もしてなかったんですか。

後藤部長:出るといいという話はしてたと思います。

原告代理人:遅刻した場合にその社員を注意したり、叱責したりということは無かったんですか。

後藤部長:あんまりよく覚えていないですけども、そういうこともあったかもしれません。

原告代理人:タイムカードの時間と実際の仕事時間が一致しないというお話が先ほど主尋問でありましたけども、皆さん仕事が終わったらすぐにタイムカードを押す、そういう流れだったんじゃないですか。

後藤部長:違います。

原告代理人:タイムカードを押す前に、何か仕事じゃないことをしていたんですか。

後藤部長:そういうこともあったと認識しております。

原告代理人:具体的にはどういうことですか。

後藤部長:帰る前に仲の良い人間と屋外の喫煙所なんかで長話していたりとかそういうことも多々あったと思います。

原告代理人:それは仕事終わってから外で長話してて、それからタイムカードを押しに戻ってきてタイムカード押して退勤するということですか。

後藤部長:そうです。

原告代理人:本当にそんなことあったんですか。

後藤部長:と、認識しております。

原告代理人:どのくらいの頻度であったんですか。

後藤部長:今、頻度と聞かれても、正確にお答えすることは出来ないですね。

原告代理人:それは具体的には何回ぐらいあったんですか。

後藤部長:喫煙する人は毎日するでしょうし、どういう風に帰ったかというとこまで把握しておりません。

原告代理人:そうすると後藤部長としては、仕事が終わってから原告らが仕事をせずにいて、時間を潰してタイムカードを押していたというのは、具体的にどれくらいの日数あったか分からないわけですね。

後藤部長:何日という正確な日数聞かれれば、1年何百日もある中で正確なお話をお答えは出来ないと思うという意味合いです。しかしながら残業という概念がない中でやってますので、別に好きなようにやってんだなという風にしか見ておりません。

原告代理人:ワンオペについてお聞きします。来場者お客さん確かに少ないかもしれないです。しかし営業の業者だったり、配送屋さんとか、あそこの展示場の運営会社の担当の人が来るってことはあったんじゃないですか。

後藤部長:それは当然あったと思います。

原告代理人:そういう時に、原告らが不在にしていて対応出来なければ困るんじゃないですか。

後藤部長:しかし、宅急便が来ていなかったからってそれはすごい困るかっていったらそんなことはないんじゃないでしょうか。

原告代理人:後藤部長はワンオペでいた時あるんですか。

後藤部長:あります。

原告代理人:実際に鍵をかけて外に出掛けたことはあるんですか。

後藤部長:突然のお客様からの呼び出しとか何かそういうことがあれば、あったと思います。

原告代理人:そういうことが無ければ、通常はずっと展示場にいるということですね。

後藤部長:そういうことが無ければ当然のことです。

原告代理人:それはなぜですか。

後藤部長:当番だからです。

原告代理人:先ほどのお話では、入社の時の約束として、営業なので残業代は支払わない、自由に時間を使えばいいという話ですけども、会社にそのような規定はあるんですか。

後藤部長:私は個々に、社員全員の面接しているわけでは無いので、そこらへんの詳しいことは分かりません。

原告代理人:以上で、終わります。

反対尋問終了

長くなってすいません。前回、次で反対尋問書ききると言ってしまいましたからね( ̄▽ ̄;)

突っつかれては曖昧にして回避してきたものの、疲れてきたのか投げやりになったのか段々と綻びが。
部長自身、自分で何言っちゃってるのか分からなくなってるのかな。
なんかすごいこと言っちゃってますよね?

必死に否定してるつもりかもしれないけども、最後の方なんてこちらのワンオペの主張をただ強く肯定してしまってます。

反対尋問、割とうまくいったと思います。

この後は、裁判官からの質問と被告側の補足尋問となります。次回書きます。