社畜よ、武器を持て【未払い残業代請求裁判ブログ】

未払い残業代請求と解雇無効確認の裁判中の元社畜によるリアルタイム奮闘記! 今まさにブラック企業で働いている方、これからブラック企業と闘わんとしているあなたへのバイブルにも!

第78話 電話の相手は

はてなブログを始めて1年になりました。

累計PVは現在18000ちょっとです。多くの方が見て下さり時々応援コメントも頂戴したりありがたいです。
このブログが何かしらのきっかけや参考になればと思います。




では記事に移りたいと思います。↓


平成30年が始まり見慣れない番号から不在着信がありました。
誰か分からないのでちょっと緊張しながら折り返すと、男性の声。声の感じでは年齢は40代か50代ぐらい?


俺:もしもし、俺と申しますが。お電話をいただいたようなので折り返しました。


相手:スズキケンジと申します。


俺:はい...?
(´-`).。o(スズキケンジ?そんな知り合いいたっけなぁ?間違い電話かぁ?)


スズキ:俺さんですよね?ケンジスズキです。


俺:え?はい?
(なにこの人ふざけてるの?なんで外国人みたいに氏名入れ換えてきたw)


スズキ:ああ、すいません、地方検察庁の検事の鈴木です。俺さんが告訴されてる件でお話があって。分かりますよね?


俺:ああ!分かります!分かります!失礼しました。どうもお世話になってます。
(わかりにくいわw初めからそう名乗ってくれよ)


鈴木検事:お待たせしておりましたが、社長と部長の聴取終わりましたので連絡しました。


俺:ありがとうございます。


鈴木検事:今後、示談する予定とか、告訴取り下げる予定は無いですよね?


俺:ありません。


鈴木検事:では、処罰を強く希望ということでいいですね。


俺:はい。


鈴木検事:では、ちょっと証拠になっている日報の中で分からない略語とか用語があるので確認したいのですが。


-いろいろ聞かれて、説明-


鈴木検事:口頭とかで代表者から直接残業指示されたことはありますか?


俺:証明できる材料はないですが、あったと認識してますし、残業中に頑張れよとか言って、パンや飲みものを差し入れしてくることもあったので代表者にも残業させている認識もあったはずですよ。


鈴木検事:分かりました。ありがとうございます。


俺:で、どうなんですか?起訴出来そうですか?


鈴木検事:罰金は取ろうと思います。そういう方針で進めています。


俺:法人、代表者、部長?


鈴木検事:起訴するなら全員で考えてますが、せの中で難しい方がいれば、その方だけ起訴猶予とかってことはありえなくはないですが、みんな罰金取る方向で進めてます。
まだもう少し時間いただきますが、処分決定については俺さんに通知がいくので確認していただければと思います。


俺:分かりました。引き続きよろしくお願い致します。




おおー!まだ不確定だけど、全員起訴して罰金取ってくれるみたいだ。
あんまり期待していなかったし、起訴猶予になったら検察審査会に申し立てしたりいろいろしないとと思ってたから、全員起訴する方針というのを聞けたのは本当に嬉しい。


検察グッジョブ!ありがとう!



ちゃんと結果が来たらまたお伝えします。



つづく

第77話 終わりが見えない

12月下旬。2017年最後の期日。

この日も前回同様に代理人に任せ、出席はしなかった。後日、代理人からメールで以下の報告が来ました。




本日の期日についてご報告させていただきます。

○出席者
裁判官
書記官
被告代理人
原告代理人


○和解について
前回期日において、俺氏、松田氏、磯野氏の和解を拒否し判決を求めましたが、他の2名ついても判決を求めることになりました。



○次回期日について
3月◯日と指定されました。


○ワンオペ日を全期間特定するのに足りていない日報とタイムカードについて
被告が平成30年1月末日までに任意開示することになりました。
さらに、被告は、ワンオペ日についてまとめた表も提出することになりました。
それに対し、原告が精査の上、2月末日までに、裁判所と被告に回答することになりました。
なお、裁判官から、原告と被告が、協議の上、ワンオペ日についてまとめた一覧表を作成し、合意書面として裁判所に提出するように指示がありました(合意できない場合には、裁判官が判断します)


○陳述書について
尋問を見据えて、原告、被告とも陳述書の作成に取り掛かることになりました。
可能であれば次回期日までに提出するようにとのことです。

○今後
被告代理人から資料が送付されてきましたら、精査をしたいと思います。
その上で、被告代理人と協議の上、ワンオペ日についての合意書面をまとめたいと思います。
陳述書も作成の必要がありますが、こちらは、今までの準備書面をまとめる作業となりますので、進めてまいります。

以上

おいおい、次回期日遠すぎるだろ( º言º)
なぜそうなる。行かないとこれだから。当初想定していたよりかなり時間がかかっている。
弁護士も裁判官もそんな意識は無いかもしれないが、法律家同士の馴れ合いですぐ後ろに延ばされる。
遅延金は増えるかもしれないけど、さっさと解決して平穏な日々を取り戻し、本当の意味での再スタートを早くきりたいのに。





第76話 見え透いたポーズ

11月中旬、突如被告から未払い残業代の和解の申し入れが届いた。



被告は紛争早期解決のため和解案を提示します。

労働日数554日×1.5時間×基礎時給1500円×割増1.25=1,558,125円

以上

約500万弱の請求に対して、ここにきて155万で和解してくれとは(苦笑)1.5時間はどっから出てきたか分からないけど舐めてるなぁ(-_- )
当然拒否。

これはおそらく被告も応じてもらえるとは思っておらず、解決に向けた柔軟な姿勢を見せましたというポーズなんだろう。


そして、次の期日の日が来ましたが、今回は代理人弁護士に任せ出席しませんでした。
もう主要な争点については議論が出尽くしていますし、ここから先はあまり出席しても意味がないかなと思っています。裁判所から和解するようにプレッシャーをかけられたり強要されても嫌ですしね。
証人尋問はもちろん行きますし行かないといけないですが。



期日後、代理人からきた報告

【出席者】

裁判官<o:p></o:p>

書記官<o:p></o:p>

被告代理人

原告代理人

 

今後の流れ<o:p></o:p>

ワンオペ日ついて特定するために必要な資料を被告から原告に対して任意開示し、原告側が正しいワンオペ日を確認精査する。

 

和解<o:p></o:p>

俺、磯野、松田は和解せず、尋問→判決

先の2名については、まだ和解可能性が僅かにあるため交渉し和解可否結論を次回までに。

 

次回期日

12月下旬


以上


裁判官は俺と磯野、松田さんの和解についてはもう完全に諦めたようだ。

判決になることがほぼ確定的になった。楽しみだ。



つづく


第75話 送検後どうなったか地方検察庁に聞いてみた。

労働基準法32条と35条違反で告訴したのが2月、書類送検されたのが8月、その後全く音沙汰がない(-ω-;)


ちなみに書類送検という言葉は、マスコミが作った造語で、事件が警察から検察に送られることは、検察官送致とか単に書類送付というようです。
書類送検という言葉を関係当局に使うと、はぁ?って感じの反応で素人扱いされますのできっちり時々に合わせて使い分けましょう(笑)


11月、地方検察庁に電話をしてみました。

受付の方に告訴日と書類送付日、事件概要、被告訴人、告訴人氏名を伝え、担当検事から折り返してもらうことに。

数時間後、電話がきました。


検事:担当検事の〇〇です。

俺:告訴人の俺と申します。8月に労基署から書類送付されているはずなんですが、告訴人として現在どういう状況か差し支えなければ教えていただきたいんですが。

検事:なるほど、そうですね、たしか労基法違反事件ですよね。今事件が非常に多くて順番に処理してますので...


俺:つまり何も進んで無いということですね!


検事:あ、えーっと、もちろん書類は確認させていただいて、俺さん達にも1度お越しいただいて話を聞ければなぁなんて考えていたところです。


俺:そうですか。きちんと順番通りにやっていただけるなら待つのでいいです。ちょっと家をしばらく空ける予定があったのでその間に処分の決定通知が来たら対応出来ないので聞いただけですので。引き続きよろしくお願いしますね。


検事:それはまだまだ先になりそうなので大丈夫ですよ。では失礼します。ガチャ。


その後、現在まで全く音沙汰ありません(笑)


いやぁ、時間かかかるものですね。
書類送検なので、逮捕され身柄拘束されてる方より後回しになるのは理解できます。
事件の大小で他の書類送検事件より後回しや、放置されているとしたらちょっと嫌ですね。

書類送検から起訴まで半年かかることもあるとは聞いていたので気長に待ちますが、仮に本当に半年かかってしまった場合は、告訴してから起訴か不起訴かの決定までにちょうど1年ということになります。


告訴を検討している方はお早めに。


なお、今回仮に不起訴になった場合には、検察審査会に不服申し立てし、それでもダメだった場合は、今度は37条違反(時間外賃金の不払い)で再度告訴しようと思います。


民事が確定していれば、その結果がそのまま刑事の証拠になるはずです。
そこでもう一度起訴猶予で不起訴とかになったらもう打つ手は無いですが、さすがにそれは甘すぎるので無いと信じたいです。

とにかく最後まで徹底的に追求し会社にこれまでの杜撰な労務管理を後悔させたいと思います。


つづく。

第74話 手待ち時間

どうもモチベーションが上がらずブログの更新が停滞してしまいましたm(_ _)m

ちゃんと裁判終わるまで書こうと思っているので、たまに更新止まるけどたまにのぞいてやって下さい。
長い目で見てもらえると幸いです。



では前回のつづき。


10月の裁判期日。なにやら今回はいつもと様子が違う。


書記官によると今回は司法修習生が見学するらしい。
司法修習生とは最難関の司法試験に合格後、弁護士や検事、裁判官の資格を得るために研修中の人達だ。

先生の話では、最近は司法修習生の中で労働裁判を勉強したい人が増えているとのこと。
過払い金請求バブルが終焉を迎えつつあり、電〇などの事件もあったりで、これから増えてくるであろう労働事件に注目が集まっていて、争点が明確で書証も多い俺達の裁判は、司法修習生の教材にぴったりのようだ。


裁判官のあとに続いて10人弱の司法修習生が入室してくる。さながら白い巨塔の教授回診みたいだ。

裁判官「今日は司法修習生が見学しますが、気にしないで下さい」

いつもどおり提出書類の確認が淡々と進む。

裁判官「この裁判に向けて書類を読み返していたら提出されている準備書面がいくつか陳述になっていないものがありました、本日陳述したことにさせていただいていいですか?」

毎回読み合わせてるのに何故^^;

結構こういう事務的なミスが起きるので、当ブログ読者の中で裁判をしている方は期日毎に調書を閲覧謄写することをオススメしておきます。


この期日ではワンオペが主なテーマになりました。

ワンオペについてもう一度おさらい。

労働基準法第34条第3項は休憩時間について、休憩時間自由利用の原則を定めており、裁判例及び通達も、休憩時間について、自由利用の原則を述べ、労働からの解放を保障している。
原告は、モデルハウスにおいて、一人で業務をおこなうことがあり(以下「ワンオペ」という。)、ワンオペの日においては、来場者(顧客、業者の営業者、宅配業者、保守維持管理のための業者及び総合展示場関係者等)や電話への対応を義務付けられており、外出等も許されず、休憩時間を自由に利用することができなかった。

この実労働はしていないものの対応するための待機時間を「手待ち時間」といい、労働から完全に解放されている訳ではないので労働時間として賃金が発生するという裁判例が多数存在します。


ワンオペで休憩が取れなかったのでその時間は業務時間として残業代を払うように主張していますが、ワンオペの日の特定を後回しにしていたためまだ請求額に含んでいませんでした。

そろそろワンオペの日と金額を特定した上で請求に乗せなければいけないと裁判官から指摘されました。

判決に向かう場合に元本が分からないと判決書けないですからね^^;



裁判官:実際にモデルハウスで休憩がとれないいわゆるワンオペになる頻度はどれくらいあるんですか?

俺:月に2回ぐらいですね。4人グループでそれぞれが隔週週休2日隔週週休1日で交代してシフトを火曜日水曜日を埋めていたので隔週で1人出勤の日があるということになります。

裁判官:被告もそういうことでいいですか?

被告代理人:平日はお客さんはほとんど来ないのでどこかの時間で休憩はとれますけどねぇ。トイレにも自由にいけます。

裁判官:被告としては休憩は取れるという主張でしょうから、それはそれとして事実として1人待機になる日は実際にあるんですよね。

被告代理人:それはありますよ...。

裁判官:ワンオペですよね。

被告代理人:それをワンオペというのならワンオペということにはなりますがねぇ、はい。


裁判官:このワンオペの日の残業代は訴状の請求額にはまだ含まれてないということですが、どうしたら乗せられますか。


俺:日報等からワンオペの日を特定できなくはないんですが、それぞれの社員のタイムカードを突き合わせて整合をとったほうがより確実で間違いないと思っていましたので。被告には以前からワンオペの日を特定できる資料を求釈明してますけど、全然出してもらえないので。


裁判官:被告代理人そこは出してもらえませんか?


被告代理人:会社に確認して出すようにします。
ワンオペについてはこちらとしても主張をもう少し詰めたいところもあります。


裁判官:次回期日ももう少しワンオペについて話しましょう。



ということで期日終了。


月2時間、2年間で48時間そこら。正直たいした金額ではなくて多分10万も増えない。
このことで裁判が長引いてだらだら時間を浪費するならワンオペの主張請求自体捨てようかなとも思えた。
しかし、無茶苦茶な労働体系を強いられてきたこと、杜撰な労務管理はやはり咎めておきたい。
そこに答えを出さないと後悔するかもしれない。
時間はかかってもやらなくてはいけないのだ。

つづく。

第73話 積み上げる証拠

次回の裁判に向けて新しい証拠が何かないか探していた。


争点の事業場外みなし労働のポイントは外回り中は労働時間を算定し難い時にあたるかどうかだ。

携帯を貸与されていて会社側はいつでもこちらの状況把握が出来たことはすでに主張しているが、事故や急病などの際の緊急用や対お客様や業者への連絡用に持たせており、業務指示や労働把握のためでは無いと言い張っている。

貸与された携帯電話はすでに返してしまって手元に無い。あれば電話の履歴やメールの履歴か出せるのだが。

しかし、会社から携帯を貸与されたのは途中からで、貸与される前は自分の携帯を使用していた。
もしかしたらそこに会社からの業務指示ややりとりが残っているかも!

これは前からやろうと思っていたが面倒なので避けていた。
昔使っていたどこにいったか分からない画面の割れたiPhone4を探さなければならないからw

と思ったが案外すぐ見つかった…。

そして、いいメールが残っていた。

携帯が貸与された後もこうした連絡のやりとりがあったと推定するには充分だ。


他にもタイムレコーダー(タイムカードの打刻機)が他の社員の大半から見える位置にあり不正打刻が出来ずタイムカードの打刻時刻が信頼できることを示すため本社内の配置図も作成。
モデルハウスは事業場じゃないと会社が言いはるので、事務所機能を持っていた(それぞれの席が個別に割り当てかあり、複合機や固定電話がある)ことを示す証拠として、事務所内部の配置図面も作成、提出する。


次回期日はすぐだ。


つづく。

第72話 争点整理期日

争点整理の期日がきた。いよいよ裁判も後半戦といったところか。

野球で言えば6回表ぐらい?

裁判官:争点整理メモの提出ありがとうございました。これで争点は大分絞れてはっきりしてきましたね。やはり事業場外みなし労働時間制が一番の争点になりそうですね。

俺:(´-`).。oO(最初から見えてますけどね、見えて無かったの?ああ、見てなかったのか。)

裁判官:これをベースに今後進めていきます。原告から出されている証拠書類の中で、営業設計部義務標準書と〇〇ハウスルールというのは結構重要な証拠になってくると捉えています。これは社内でどういう位置付けのものですか?


俺:業務標準書というのは、部内の業務の進め方が書かれているものでいわゆる業務、行動マニュアルです。〇〇ハウスルールというのは就業規則を補充する細目が書かれているものです。直行直帰は原則禁止であるとか喫煙ルールとかそういったことが書かれています。


裁判官:他にルールやマニュアルで文書かされたものはありますか?


俺:原告側で持っているものでは特にありません。いろいろがんじがらめの会社なので細かくはたくさんあったと思いますが提出できるものが無いので。不文律みたいなものもありますし。


裁判官:原告側からはたくさん証拠が出ていますが、被告側は主張に対して証拠の分量が足りないですね。今後出てきますか?


被告代理人:会社に確認し、出せるもの必要なものがあれば出したいと思います。


裁判官:争点整理メモも分量を抑えてもらうようにはお願いしましたが、ちょっと簡潔すぎです。


被告代理人:補充しますが、どの辺でしょうか。


裁判官:原告側のこれまでの主張や、争点整理メモから、ここで認否をきちんとしていただきたいですね。どちらかというと認めるところ、争わないところ、一致しているところを明確にしてください。否認するところは否認するでいいんですが、認めるところは認めて大事な部分を重点的に争った方がいいと思いますよ。


被告代理人:なるべく認否を出すようにします。


裁判官:では次回は、被告からの認否を出していただくということで日程を決めましょう。


俺:その前に少しいいですか?先回、解雇の件について和解しましたが、被告が和解条項を守らず債務不履行、履行遅延になっています。具体的には従業員数を偽り、朝礼の...


裁判官:ちょっと待って下さい!和解後のこと?もうこの裁判においては和解調書作成した時点で完結してますので、この裁判には関係ありません。和解後のことは当裁判所としては関与しませんので、当事者同士で解決して下さい。


俺:被告の規範意識の欠如とか悪質性を言いたかったのですが。それは関係あると思いますが、そうですか、分かりました。


裁判官:では次回の日程を、



日程を決めて終了。



おそらく和解条項の不履行に関しては執行の部署に言ってくれという意味なんだろうけど、解雇の件の和解前はあれだけ必死に強引に和解を勧奨しながら、事が済めばもう関係無いってなんて無責任なんだ。梯子外された感。
まあ想定内、ああ、そう、そうですよね、日本の司法はそういうところですよね、分かってましたよ。

もう絶対なにがあっても残業代の方は和解してやらないからな。さらさらありません、擦り寄ってきても排除致します(`・ω・´)


今後戦われる皆さん、和解する時は慎重にね。